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【働く人は知るべき】パワハラは権利と心への侵略行為


🔳自分達の思想や利益の為に暴力、恫喝などで一方的、持続的にネガティブコントロールをする




タイトルの侵略行為とは物騒で戦争と同列視し、いきなり誇大妄想的に感じるかもしれませんが

基本的に暴力性という意味では戦争もパワハラも共通しております。

物理的に攻撃しなかったとしても、『これが出来なければお前なんか首になるぞ』『次失敗したらどうなるか分かってるよな?』のように威圧的に

実力行使を仄めかす言動を繰り返し言うのも、論理的に教えることをせず、畏怖させて自分の利益追求や考え通りに動かそうとする、無能な管理者でも会社内の手柄を取る為に行う愚かで野蛮な行為は

やってることは国の権力者だろうが上司だろうが同じで、人類にとって害悪です。

人間というのは動物と違い、脳の進化の過程で本能を司る大脳辺縁から理性と論理的思考を司る前頭皮質が発達して行きました。

それはどのような事かと言うと、人間は動物のように本能だけでは数を増やすことが最適では無いからで

原始のまま、本能のままに腕力が強い個体が自分よりも弱い個体を攻撃し続けて減らし続けたらどうなるでしょうか?

気や力の弱い人の中で、絵が上手いなど他に能力のある人、頭の回転の良い人がいた場合に、その人たちのは腕力がない、競争に勝つ能力が少ない為に残りづらい事になります。

仮に喧嘩や口喧嘩が強い人間ばかりが集団に残っても、集団を安定的に維持して行く上で偏りがあり過ぎます。

絵や音楽で人を幸せにする人

弱った人を助ける人だって集団の中では欠かせない存在で、その人たちだから体感的に分かる事で意志決定出来る良策もあります。

競争に勝つ能力以外にも集団を維持する上で必要な要素となる様々な個人の能力の集合体があり、その人その人で適材適所で大切な持ち場がある人財である。

その大切な人材を奴隷のように力で屈服させ、自分の意のままにボロ雑巾のように使い捨てることも厭わない修羅の心が

憎しみが憎しみを生むようにパワハラがパワハラを生む増悪の根源となり、独裁政権のような偏狭で物騒で窮屈で

一部の人しか幸せになれない集団を強固にするのです。そして

そもそも論、恐怖で人を従わせるのは効率が良くありません。

Googleなどでは社員の心理的安全性を確保し、離職率を下げ、生産性を上げ、新しいアイディアを生む為の環境づくりに取り組んでいます。

なので、当然のことながらマネジメントにおいて心理的安全性を確保する為に人に対する言葉選びは重要になっており、それすらしないで

己のアンガーマネジメントやホルモンバランス体調管理の未熟さから、感情的に弱い立場の者へ言いたい事をぶつける、パワハラをする上司がいるとすれば

それは集団内、個人の心理的安全性を破壊する行為となり、健全に生産性を上げる組織作りの害にもなります。

ではなぜGoogleのような大企業が心理的安全性に着目し、恐怖で人を動かさないのか?については、良い精神状態で仕事をする方が互いに効率が良いからです。

そして、ここで科学的な知見から書いて行きますが、アメリカの心理学者アーヴィング・ジャニスのコネチカット高校200人の生徒を対象にした実験で

学生に虫歯や口腔についての恐怖心の煽り方、高度、中度、最小限の3種類の講義を15分行い、どの講義が効果的だったか?を統計をとった所

案の定、高度、すなわち虫歯を放置するとこうなりますよ~と恐怖心を植え付けた高度講義が口内環境に対して心配を持った生徒の割合が70%を越えました。しかし

講義の通り歯磨きの仕方を改めようと思った生徒は高度がなぜか28%で一番低く、次に低いのが中度44%、そして恐怖心の一番マイルドな最小限が50%だったという結果になりました。

恐怖心から心配になる人は多かったけど、改めるに至らなかった理由は恐怖心が強いが為に自己防衛本能的に正常バイアスが働いたモノだと考えます。

火事の警報が鳴ったとしても、周囲に異常が見当たらなかったら『これは誤報だ』と認識したり、医師からタバコを止めるように言われても

『〇〇さんはタバコを吸っていても元気だから俺も大丈夫だ』と勝手に認識を変えてしまう。

これがマネジメントにおいては、上司が部下に日常的に起こってしまうと『あの上司はいつも怒ってるから大した問題じゃない』と部下から認識されてしまい

それを察した上司が効果を上げる為にどんどん攻撃(口調、態度)がきつくなり、エスカレートして行き、その結果、部下の正常性バイアスの働く臨界点を越えてしまうパワハラを上司が繰り返すようになり

それが蓄積された部下がストレスホルモンのコルチゾール値が高い状態が戻らなくなるうつ病などになり、精神が壊れてしまうという

そして、ある程度の恐怖心は防衛本能が働き判断能力を高める研究もありますが、アメリカのジョージタウン大学のクリスティーン・バラス氏の研究によると

暴言を直接的に言われた人は脳の処理能力が61%、創造性が58%落ち、自分の所属しているグループの誰かが暴言を言われている所を目撃しても

処理能力が33%、創造性が25%下がるという研究データがあるほど、恐怖に対して反応速度は上がるとは言え、脳の機能低下を招きかねない

もし、これを知らずにパワハラやキツイ言葉を放つ管理者がいたとすれば、わざわざ部下の能力低下を招いたり自身が訴えられる危険性がある、不利になることをしてる自覚のない途方もない無能という事になります。



◆リベンジリスクの少ない、又は全くない自分よりも弱い者を対象にする


小心者で未熟な人ほど自分の立場を守ろうと、自分よりも弱い、何かをしても直接的や間接的な仕返しをしてこない相手を選んで自分に従わせようとし

そして、従わせてる姿を他の人たちにも誇示し、俺は強いんだぞ!偉いんだぞ!というアピールをしたがります。

これは実力でみんなを認めさせる、何があってもドンと構えてられるような器量がなく、自分に自信がない表れで、ニワトリやニホンザルにも同様の現象が見られます。例えば

ニワトリ小屋に新しいニワトリが入ってきた時に、そのニワトリに真っ先に攻撃をして自分の立場を誇示しようとする単体が、そのニワトリ小屋で一番カーストの低いニワトリである確率が高いという

これは、自分より立場の弱い者を作る行為であると共に、自分が他の単体に強く出てるところを他のニワトリに見せつけて、これ以上いじめられないようにするのが本能的に働いている

そしてサルにも群れがあり、その群れの下位にいる個体は自分の立場がギリギリがゆえに、同じような畜生のする浅ましいことをしてしまいます。野生で生きるには仕方がないことなのかも知れません。

しかし、人はどうでしょうか?ニワトリやサルに比べて脳の質量や部位は多いですよね?

ということは、このような単純なメカニズムの中で生きてる訳はなく、更に複雑化した社会構造の中で生きているはずです。

それは弱肉強食、適者生存ではなく、力や立場の弱い人でも必要最低限の生活と人権が確保されるように社会が作られているように

組織の中でも弱い立場の者が守られるように労働基準法が制定されています。(国なら強い国が小さな国の領土を侵略しないように国際法があります)

そして、個人個人でも個の侵害やその人の価値観や人格否定をすることは良しとしないように、動物たちとは違う段階を生きているはずなのですが

自分よりも立場の弱い者をいじめたり、、マウント取ったりする方がいるとすれば、前世が最下位のニワトリ辺りで、その名残りが現世の人間社会でも抜け切れていないのかも知れません。



▢集団の中での結束を強める為に共通の敵を作る、見せしめをする



集団内のーダーの能力不足や人事の流動性がなく第三者の意見やチェックが及ばない閉鎖的な組織内で陥る集団での心理を集団浅慮しゅうだんせんりょと言います。

社会学者のアーヴィング・ジャニス氏が真珠湾攻撃やキューバ侵攻の失敗から、リスクを過小評価した集団心理を元に考案した心理で

人はその集団内にいる人間によって自分の認知、思考が大きく影響を受ける場合があり

それがパワハラ、更には職場内でのいじめに発展することもあります。

特にブラック企業のような集団が過度のストレスに晒されているような状況だと、トラブル対処へのストレスから早く解放されたいが為に、問題が起こった場合の解決法について

様々な観点を元にしっかり吟味されにくく、リスクを過小評価してしまいがちです。

普通だったら、法律や道徳、倫理に照らし合わせて自分が同僚や部下にいじめやパワハラことをすることによって起きうるリスクを認識して

それが起きない為の人間関係の構築、教育を行って、生産性を向上させていくことを考えて行くことが必要とされます。

それを蔑ろにして、『コイツはみんなから酷い扱いを受けても仕方がない。』『コイツには何も出来ないから大丈夫だ』と加害者側が楽観的に考えている場合や

人事やパワハラを行っている上司の上司に相談しても『それぐらい仕方がない』と起きてる問題を軽視してしまい、問題が大きくなり過ぎて、誰かが傷ついて、又は最悪の事態に陥って

第三者が介入さぜる得ない状態になるまで放置されてしまう事も大企業でさえもあります。

そして閉鎖的、過度のストレスと集団内でもう一つの条件が揃うと、誰か敵を作って自分たちを結束させる集団行動が加速します。

それは集団内での利害に認識が一致した時です。

この人が足を引っ張るから、この人の能力の伸びが遅いから自分たちは大変な思いをしている。という共通認識が働くと罪悪感は一切なくなり、更に

そのいじめやパワハラを行う集団外にも認知的バランス理論で、自分が好きな者を他人も好きになって欲しい。自分が嫌いな者を他人も嫌いになって欲しい心理効果が働き

そこから、いじめる対象を心よく思ってない人間が仲間を増やすために、いじめの対象のネガティブキャンペーンを行い、より一人を孤立させる事態に陥りかねません。そして

ここまで来ると、いじめ、パワハラは自分たちの意のままに動かない共通の敵への攻撃で、シャーデンフロイデといういじめの対象の不幸への喜びすら加害者側は感じるようになって行きます。どのようなことかと言うと

例えば(間違った)教育で良いことをしている感があったり、罰を与えるべきだと思ってる相手に罰が起きると脳内で快楽物質のドーパミンが分泌されて気分がすっきりする

この感覚を集団内で共有することによって、これをやったら罰せられる。罰の認識と、(間違った)成功体験から結束力が固ます。それと過度のストレスからのストレス発散効果(ガス抜き効果)があるが故に

政治的にも政権の支持率を上げて国民を結束させるのに、仮想敵国を作って不満や怒りを外に向かわせ、国民も政権と共に一緒に戦っている感を演出する行為もこれと同じと言えるでしょう。

国がやるとナチスのように物騒で野蛮な洗脳行為に感じますが、会社の上司が誰か特定の人を敵視していじめていて、その空気を周囲に広めていても

そこまで大げさに感じないかも知れません。しかし仕組みからやってることまで規模に差があるだけで変わりません。

理性で相手の立場を考え、その人たちにあった最適な教育、仕組みづくりをするのが管理者の役目です。学校じゃないからいちいち教えるか!と

馬鹿なことを言う上司もいると思いますが、懇切丁寧にノートにとって毎日何時間も教える学校と、せいぜい小一時間程度、その人が仕事を覚えたら教えなくとも良くなり、その結果自分も周りも助かる仕事の

物事を教える行為を全く同様に思ってる0、100思考の上司の脳みそのスペックは初期のファミコン並で、一面的にしか物事を映し出すことが出来ず

何かあるとすぐにバグってしまうので、プレステ5とは見てる世界観が違う人なんだと諦めましょう。



🔳放置すれば、良いように権利を踏みにじられる

やられたらやり返す!は一見野蛮で短絡的な思考に思えるかも知れませんが、抑止力になるのは間違いありません。

平和主義者的に『話せば分かる』と言葉で伝えて分かるならば、その人が2,30年間、又はそれ以上生きてきた中で誰からも話して説明されて来なかったからでしょうか?

それとも理解出来る能力が不足しているから?

誰からも説明されて来なかったのなら、順序立てて話せば理解してくれると思います。しかし理解する能力が不足していてどんなにかみ砕いて説明しても理解できないなら無駄です。

そして過去の体験から自分が力によって他者(親や上司から踏みにじられた)経験がある人ほど、自分がされたことを正当化する為に自分も他人に同じことをしてしまう同一化現象という心理効果が働きやすく

自分がされてきた事がこの世の正解なのだと、言葉ではなく威圧、恐怖で相手をコントロールしようとしてくるので、そうなっていた場合に言葉でいくら説得しようとしても無駄の極みです。

なぜなら、やってくる人にとっての正解は、相手の為でも、お互いに折り合いをつけることでも無く、自分のやってること、人生の正当化と野蛮で短絡的な

力で相手を屈服させる身勝手な偽りの勝利しか考えておりません。

なので、こっちがいくら話し合って互いに納得行くように持って行こうとしても。むこうとこちらの正解が違う限り

自分の考えれることの範囲外の意見を言う度に、攻撃されてると誤認識して、感情的になり、怒りを持って勝ってこようとするので

論理的に話し合いをすることが難しく、かと言って立場が上で、ことを荒立てたくないから、相手の良いように全て唯々諾々に受け入れ、サンドバッグ状態を続ければ

日本で法律の下に保障された働く人間の権利を当たり前のように侵害され続ける恐れがあります。

まず、労働者には身体の安全、名誉、プライバシー、行動の自由。良好な職業環境、自由な人間関係、知識、経験、能力においての適正で相応しい処遇を受ける権利が労働基準法であり

立場の強い者が立場の弱い者を業務の適正範囲を超えて精神的、肉体的苦痛を与えるパワハラは

使用者責任、又は会社ぐるみだと不法行為責任に辺り、パワハラが横行する職場を作った会社側は職場環境配慮義務を果たさなかった

債務不履行責任に基づく損害賠償義務を負う可能性あります。

そして過度の労働も安全配慮義務違反で人権侵害に辺り、無視も持続的であれば人間関係の切り離しでパワハラに辺ります。

この法律は日本で仕事をする上での労働者の権利を守る為に制定された法律ですが、自分が黙って証拠も残さずうやむやにし続けてしまうと

これらが守られていない状態があたかも当たり前な空気感を職場に作り出してしまい、自分の権利がどんどん侵害されるだけではなく

その後、入社して来た人間がその上司から権利を侵害されてしまう可能性もあります。

なので、話が通じない相手には実力行使をするのが物騒なようでいて平和への道でもあるので、証拠を残して上に通報するなり、労基、弁護士に相談するなりして毅然とした態度で対応する必要があります。

しかし、もう精神的にギリギリで具合が悪く、そんな事をする余力もないのならば、精神科に行って不調を訴えて下さい。(症状について嘘はついてはなりません)

そして休職する為の診断書をもらって、それを会社に提出して、さっさと仕事を休んでしまえば、会社に復帰しても上司は病気になった”その人にだけ”パワハラを止めて、当たりが優しくなるでしょう。

それでもパワハラが酷いようなら、悪の化身に愈々いよいよ神罰を下す勢いで、天に剣を突き上げ疾風迅雷、戦いに向かう戦士の如く、問答無用で訴えて下さい(急に中二病)

人の権利と心に土足で踏み込んで来て、踏みにじってくる侵略者に容赦は要りません。

現代どの世界にもみんなが幸せで安全に生きる為の法律があり、それを個人の都合で破ってしまうと、立場と腕力の強いものしか生き残れない原始時代に逆戻りです。

だからこそ、時には立ち向かい。そして人を管理する立場の人間は自分の思考が偏狭になってないか?視野の確保と平衡感覚を保てるように

日々自分を客観的に考えて見て行く必要性があります。

もちろん上手く行くことばかりではありませんし、それでも時には衝突してしまうこともあるでしょうが

試行錯誤して働く者の心理的安全性を確保し、人生を楽しめる労働環境を目指して行く意識が集団内でも大事なのではないでしょうか。

そして私自身、ご覧の通り無駄にめんどくさい性格が故にパワハラを受けたこともしたこともありません。

…というわけでこの辺で終わりにしたいと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

そんな優しい真面目な皆さんがより豊かになりますように☆またね('ω')ノ



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