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看取り、さよならが言いたくて
4月29日、3回目の緊急事態宣言が発令した。ゴールデンウィークは外出しずらい空気になってしまった。まぁ、俺は金もないし余裕がないから特に何もないけどね。午前中に本業で作業した案件の請求書、税金関係の支払いを済ませ、午後、夜勤に向かう。8月からほとんど夜勤専従の形だけど、体には堪える。
夕方4時頃施設に到着。フロアにEさんの姿はない。早番、日勤帯のスタッフが慌ただしく、Eさんの居室に出入りしている
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
2月に発令した緊急事態宣言の延長が決まった。そして、麻生財務大臣が、持続化給付金などの給付政策に後ろ向きな発言をした。わずかばかり期待していた現金給付が消え、心がまた一つ折れた。
淡々とした毎日を送る。もはや介護の仕事以外今月は本業の仕事はない。来月にまたテレビの制作が入った。
でも今月はない。施設に行くと、入居者のおばあさん達が待っているのがせめてもの救いだ。本当はこんな仕事やりたくはないが、そ
やらされ感からの脱却
普段の仕事以外に、なんでこんなことを無給でやらなきゃいけないんだよ、それをやらせるなら別途でお金を出さないと
やってられない。会社は、都合よく社員を使いすぎだ。そんな気持ちになることはないだろうか?
確かにそのような考えになることは僕もある。
しかしちょっと待って欲しい。ここでそのような余計な作業なり、活動をあえて無給ですることにはあなたにとって
プラスの面もあるのだということを考えてほしい。
紫とうがらしの花が咲いた
ここのところ続いた暴風雨で、大切に育てていた野菜たちがメタメタにやられてしまったのだが、
ある朝ベランダに出ると思いも掛けない光景を目にした。
ぐにゃりと曲がっていた紫とうがらしの枝が少しずつまっすぐ上に向かって伸び始め、花が咲いているのだ。
それだけではない、折れた枝の付け根から新たな芽が出てきたのだ。
ひょうたんも必死に支柱にツルが巻きついて耐えきっていたのだ。
その時思った。うまくいか