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やらされ感からの脱却

 普段の仕事以外に、なんでこんなことを無給でやらなきゃいけないんだよ、それをやらせるなら別途でお金を出さないと
やってられない。会社は、都合よく社員を使いすぎだ。そんな気持ちになることはないだろうか?
確かにそのような考えになることは僕もある。
 しかしちょっと待って欲しい。ここでそのような余計な作業なり、活動をあえて無給ですることにはあなたにとって
プラスの面もあるのだということを考えてほしい。
日々のルーティンでやっていることに埋没していると、あなたから生み出されるものにマンネリ感はないだろうか。
会社なり組織からの新たな課題を受けることで、自分一人で思いついて始めることよりも、相手があることだから、途中で
放り出したりできず、結果、それなりにまとまったコンテンツなり、結果を出して、それにより、新たなあなたの
一面だったり、才能なりが見えてくる可能性があるのだ。
 確かに無給で余計な作業をさせられるのは腹も立つだろうが、あまりにひどければ、やんわりと断ればいい。
僕の場合でいうと、介護施設では畑があるのだ。そこに、ナス、キュウリなど様々な野菜が植えられている。それらの水やり、
草むしりなどのほか、畑なり野菜の写真を撮影して、それをプリントアウトし、施設内に張り出すのだ。
ただ張り出すのでは見栄えがよくないから、100均でクリアボードをベースにして、そこに色とりどりの野菜たちを切り貼りして、今月の野菜たち、みたいな文字を書き足してちょっとしたアートボードにしてみようと思う。
 今まで僕には、プラマイゼロセンサーが強く働いてきたことを痛感するようになってきた。
具体的にいうと、何か相手にギブをしたら、なるべく早い段階でそれに見合うテイクを求めようとしていたのだ。
自分でも無意識にそんなつもりじゃない、と思っていても周りからそう言われることが多く、自分でもなんとかしたいな、と
思ってはいた。思っていても相手がいることだから、今回畑の写真を撮影して写真を施設内に張り出して欲しい、という要望があったので、せっかくやるのであれば、ただ言われたことをそのまま受け取って処理をするのではなく、何か自分なりにプラスオンの形でアウトプットしたいな、と思ったのだ。
 それをする意味として、クライアントからの要望に何か処理した以上のものを提供したい。
それは自分のビジネスに役に立つと思ったからだ。
施設のみんなに喜んでもらえる写真アートを作りたいと思う。

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