マガジンのカバー画像

批評&書評&音楽批評&散文

39
どこまでも善良な文章を集めました。読んで心地よい気持ちになってもらえたら嬉しく思います。
運営しているクリエイター

2023年9月の記事一覧

コーンポタージュを押せば

コーンポタージュを押せば

 云うて、他人となんて、てきとうに付き合っていればいいのである。云うて、親友など少年+学生時代を通して1人としていなかった記憶。少なくとも大人になっても付き合いのある小中高の友達は、1人もいない。私が歓迎されない人間だったわけではない。そりゃ遊び仲間はいた。なんというか、私から裏切ったりバイバイをしてきたんだと思う。無敵の人ではないが、私には冷酷な一面がある。
 高校時代に一番印象に残っている出来

もっとみる
自撮りおぢさん

自撮りおぢさん

ネット活動を2016年に始めたわけだけれども、一貫して自撮りおぢさんをやってきた。

自撮りするおじさんは世にたくさんいる。
けれども「自撮りおぢさん」は私だけだろう。

22歳で結婚して23歳で娘ができたので今年娘は32歳になる。独り立ちしてかなりなる。

私は来月55歳になるわけだ。で、私は2016年に48歳だったわけで、22歳の愛人がいた。

それについて様々な質問を受ける。金ですよね?浮気

もっとみる
私は詩人ではない

私は詩人ではない

 また皆んなが輪になっている。そして詩人をやっている。詩人同士という仲間関係。私はそれをどうしても生理的に受付ない。ところでもうTwitter(現X)で情報を発信することを私はやめた。以前から気になっていたのだけど、あの場所はバーチャルを提供してくれていてSNSな人々はバーチャルな自己を味わって心地よくなって噂話にしけこむ。会社における給湯室みたいにね。なになにさん、あなたのその気持ちわっかるー的

もっとみる
黙れない人々

黙れない人々

 営業職の私はかなりの頻度で人に謝っている。すみません、すみませんと。おそらく、人間がほんとに出来ている人は、そう簡単に謝ったりしない。本当に自分に非があると、認めるに至らない限り、簡単に頭を下げてはいけない。そんなことはわかっている。本当は私だってそういう生き様を望んでいた。でもね、人間って複合的に複雑にいろんな流れにのまれながら組成を含んでいるから、「こうするんだ、こういう生き様を貫くんだ」と

もっとみる
観念を信じてない

観念を信じてない

善意はいつも無自覚だね。善意らしき(いや当人は善意と決めている)言動は思考停止と紙一重なところにあって、悪意は自覚からしか発せられない。病理的に悪魔でなければ。私は元来、表情が無いと幼少期からずっと言われ続けていて、毎月のお給料を獲得するために一生懸命に笑顔をマスターした。その笑顔に善意は無い。当たり前だよね。私は笑顔をマスターすることは出来たけれども、善意が自然に湧き出る人間性は習得出来なかった

もっとみる
感情を信じてる

感情を信じてる

 つまるところ、私の到達点は詩集本を出したいでも、入選したいでもなかった。詩をもしも書いてしまったら、海に捨てて消してしまうということ。文学極道に初めて投稿したあの時、あの人に「文章を舐めないでください」と言われ覚えていること。

permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20160903_276_9074p
より熊谷氏のコメント以下引用

三浦さん、初めまし

もっとみる