このままいくと2050年には「おひとり様世帯」が全体の44.3%になるという推計が出ています。その半数が「身寄りがない」1人暮らしの高齢者といいますから、住まい方が激変するでしょうね!
こんにちは、DJムッチーです。
国立社会保障・人口問題研究所が、2050年までの世帯の数や種類などについて推計をまとめて発表しました。
このままいくと平均の世帯の人数は、2020年の「2.21人」から減少を続け、2033年に初めて2人を下回り「1.99人」になるということです。全ての世帯に占める「1人暮らし」の割合は、2020年の38.0%から2050年には6.3ポイント増えて、44.3%となるそうです。
かく言う私も単身世帯で、暮らしは気ままですが、寂寞の思いには悩まされることがありますね・・・そのせいでしょうか、以前にもまして陽気によく話して、人懐っこくなったような気がします。
明石家さんま師匠状態ですね(笑)
身寄りのない一人暮らしが増える
65歳以上の高齢者が1人で暮らす割合は、
男性は、2020年が16.4%だったのが 2050年には26.1%になります。
女性は、2020年が23.6%だったのが 2050年には29.3%となります。
特に男性の一人暮らしが増えるということですね。
問題は次で
65歳以上で結婚をしたことがない割合が、2020年から2050年で、
男性は、2020年が33.7%だったのが 2050年には59.7%になり、
女性は、2020年が11.9%だったのが 2050年には30.2%となります。
身寄りのない高齢者が急増するということです。
推計した国立社会保障・人口問題研究所は、「地域に日常生活の支援が必要な高齢者が増えるため、支える仕組みを早急に考える必要がある」と指摘しています。
住まい方、暮らし方が30年で激変する
この推計は、このまま行けばという仮定に立っています。
人口トレンドに敏感で少子高齢化を他国に先んじて抜け出しそうな日本人のことだから、新しい住まい方や暮らし方を見つけ出すはずです。
それは、日本の行政が模索する福井モデルのような人を都市に集める手法ではないような気がしてなりません。
柳田邦夫は、「日本には社会はないが、世間がある」と言っています。
これまでの日本は西洋的な社会に憧れて模索して来ましたが、人口が減って一人暮らしが増えるようなことになると、旧来の世間の復活が効果的なのかもしれないと感じます。
間違いなく現在のような個々の家や部屋で一人暮らしにはならずに、集団で暮らすスタイルを模索するでしょう。その時、世間が利いてきます。都市で一人より、地方で一人の方が世間があって安心だから、移る人が増えるかもしれない。
日本人は、コミュニティーなんて高邁な概念は苦手ですからね。
高齢者に対する考え方を早く変える必要がありますね
現代の高齢者が一番困るのが、年寄り扱いされること。まだまだ働ける、社会に参加できるのに、高齢者と一括りにされてしまっているのです。
僕は、必死に抗っていますよ・・・仕事的にもそれが可能ですから!
例えば、単身の高齢者は賃貸住宅を借りにくい状況です。理由は、孤独死の危険性があると思われているからです。しかし、孤独死するのは40代~50代が中心と言うデータが出ています。全くの誤認識なんです。
また、リタイヤ後に仕事に就こうとしても、かなり豊富な経験と知恵があるにも関わらず、少なくなった体力を使う肉体労働系の限られた職種しかありません。
高齢者イコールおじいちゃん、おばあちゃんではない、という考え方を定着させることが急務だと思います。
人生百年と煽るのなら、60歳定年なんてありえないことであることは、自明です。働けなくなったらリタイヤでいいのではないでしょうかね??
仕事へのチャンスや危機に対する直感は、AIよりも高齢者の方が鋭いですよ・・・まあ、人に寄りますが(笑)
それでは今日はこの辺で失礼します。
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