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ぼくのPoetry gallery

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かつて野に棲んだ詩鬼の残骸をここに記すという悪い趣味です。
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#電子詩集

【宣伝】第四 電子詩集『ミステリー』販売中

【宣伝】第四 電子詩集『ミステリー』販売中

6/7に Amazon Kindleで四冊目の電子詩集がリリースされました。
これまで同様、書いてきた詩を選別して組み合わせた詩集です。
タイトルは『ミステリー』、と言っても推理系や怪奇系の類ではありません。
表題詩は今回はありません。
相変わらずの10篇以下、7篇収めた小さな電子詩集です。
「知覚とその断片」「文学ラグナロク 序」という攻め過ぎた詩、表題タイトルをフォローするであろう「恐怖の谷」

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【御礼報告】電子詩集『天使』について

【御礼報告】電子詩集『天使』について

7netの詩・詩集の売筋ランキングで、3月リリースの電子詩集『天使』が2位を走ってます!!

ちなみに1月リリースの電子詩集『端正なる狂気』は、申請の都合より7netでの取り扱いが出来ておりません。
私としても悔やまれる状態ですが、2月リリースの電子詩集『Not』同様にこちらも結果を残すことが出来てとても嬉しいです。
ご購入いただけた皆様の支えがあっての結果です。ありがとうございます。

そして

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【宣伝】電子詩集リリースのお知らせ

【宣伝】電子詩集リリースのお知らせ

一月より三ヶ月連続で電子詩集をリリースしました。
一冊あたり十篇も満たない小さな詩集です(世にある既存の三十篇近く入る詩集には食傷気味だったので、電子の利点を生かしてコンパクトなものを目指しました。)
このnoteにも掲載している作品から厳選した詩集となっております。

1月30日リリース『端正なる狂気』
https://amzn.asia/d/06eJh7n

2月22日リリース『Not』
ht

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かつての詩集1(冊子)

2010年から2018年の間で世に出した私の詩集がPDFフォーマットの電子書籍として無償ダウンロードすることができます。
中にはヤフオク!に460円で売りに出された『一千四百の緑野』も。
このnoteに公開している作品ばかりではありますが、ダウンロードしていただけると、かなり嬉しくて着ているタンクトップを引きちぎるかもしれません。
リンクの都合、見られないものがあれば御勘弁を。

①『IDENTI

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かつての詩47「文学ラグナロク 序」

「文学ラグナロク 序」

文学が死んだ
なんて数字の上の話だろ? 
生かすも殺すもそれを利用している市場の理屈があくまであって
悪魔が棲んでる伏魔殿の魔窟なんてあざとい奸計で成り立っている
熟成出来ない積み重ねたクソみたいな塾生程度のエンターテイメント
出版不況で本が売れなくて
不協和音が鳴り響き
布教活動は仏頂面さ
誰がこいつのケツを拭く? 

書く奴がいなくたって読む奴がいる限り
一度生まれた

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かつての詩43「静かなる水」

「静かなる水」

横たわる鏡面に映るは光
皺くちゃに歪み映えるを世の姿として
奥の奥で見えず
絶えずくるくる回り続けるものが
人の心とするのならば
水滴が落ちて広がる波紋や
風にそよいで小刻みに波立つのは
我が動揺かもしれない
自惚れるつもりはないが神秘なんて大袈裟だった
どんな質問にも答えちゃくれないし
斧を投げればヘルメスが拾って出て来るものでもない
寓話の世界で済まされない以上は
「その鏡に

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