その17:万年筆の機械化
日本が世界に誇る万年筆メーカーのひとつ、セーラー万年筆にはロボット機器事業部がある。
この部署は、万年筆やボールペン等のプラスチック形成部品を生産する工程を改善すべく立ち上げられ、そこから組立装置や検査装置を経て、筆記具を超えて医療用具、食品容器等の工程機の設計と製造までも行っている。
あくまで生産工程の機械化である。決して万年筆のロボット化を図る訳ではないのだが、今やアナログ製品でもある万年筆がロボット化されたり、メカニックな構造を果たす未来も面白いことだろう。
機械式筆記