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英語の話

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#私の仕事

実在しない理想の顔をもとめて美容整形を繰り返していいものだろうか

実在しない理想の顔をもとめて美容整形を繰り返していいものだろうか

他人と話す場面が多くなってきた。私にとって、それはとっても嬉しいことだ。私は、人と話して、そして心から笑う瞬間がなにより幸せだからだ。

今は複数の学校で英語の授業をしている。生徒とも話すし、とうぜん上司や同僚とも話す。プライベートの時間には、スケボーパークでいろんな人と話す。

そのとき、「正しさ」をどれくらい追求するのがいいのかな?と考えるようになった。

たとえば授業でいうなら、いちおう台本

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kindle版「英語がわからない理由」を出しました

kindle版「英語がわからない理由」を出しました

「英語がわからない理由 : Why you don’t get Engllish」のkindle版を出しました。

いろんな学校で英語を教えながら、「何がわからないか、わからない」と苦しむ人に向けて書いたものです。

内容をざっくり紹介すると、こんな感じです。

ようするに、勉強してる側の人間がずれた理解をしながら、それを育ててるんだよっていう話ですね。

じゃあどうすればいいのか?ということも、

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学年末テストを終えて/彼ら自身が自由を嫌う

学年末テストを終えて/彼ら自身が自由を嫌う

ようやく学年末試験の採点を終えた。

2学期よりは平均点が上がった・・・のだが、正直あんまり変わっていない。

🍘

テストの内容は、前半が教科書の再現、後半が自己表現という形だ。

これによって、もくもくとデスクワークをするのが得意な生徒とそうでない生徒がどちらもそこそこの点数を取れるようにするのが狙いだった。

🍘

しかし、この「自己表現」というのが、ほとんどの生徒にとって「何を書けばい

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どうしてもズレる英語の教科書

どうしてもズレる英語の教科書

英語を教えていると、どうしても翻訳の壁にぶつかってしまう。

たとえば「絵を描くのが好きです」という意味の英文をつくるために、そのなかで正しい単語を正しい順番に並べましょう、なんて課題がある。

すると、「I like drawing.」になるのだろうか。しかしこのとき「絵」にあたる単語が存在しないのだ。

でも、ほとんどの教科書や、勉強用の本はこんなふうに書かれている。

ほかには「誇りに思う」

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私は残された高校生に対して、「さっき彼女が教えてくれたこと、テスト当日に思い出せそう?」とたずねた。

私は残された高校生に対して、「さっき彼女が教えてくれたこと、テスト当日に思い出せそう?」とたずねた。

ある高校生が私に、英語の問題集を見せてくれた。

彼はそのなかの4択問題について、「正解と不正解の違いがわからない。問題集の解説欄にもくわしい説明がない」と、困っていた。

私はその問題を見せてもらい、説明した。

📺

その途中で、別の人が現れて、私より詳しく説明した。彼女は大学生で、教員を志望しているのだとか。

ただ、彼女の話があまりにも早口で、まとまりがなかったので、なんだかいまいちよく

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