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2022年10月の記事一覧

そのとき教師は、自分自身こそがまったくの無知であったことに気づくだろう。

そのとき教師は、自分自身こそがまったくの無知であったことに気づくだろう。

中学と高校で英語を教えることになった。

まだ欠員のピンチヒッターに過ぎないが、教師の経験を積む第一歩としてはむしろちょうどいい。

🥖

大学では「教職課程」というコースを受けた。そこで教員免許を取る。

しかし実際のところ、ものを教えるためのコツとか、そのための実践を積むことはほぼない。

なぜなら、先輩や上司もまた教育のテクニックなど学んでいないからだ。

🥖

じゃあどうやって教師は教

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そういう価値観のもとでは、何もしないことはとても悪いことのように思える。

そういう価値観のもとでは、何もしないことはとても悪いことのように思える。

仕事してないことを「何もしてない」と言うことがある。

ニートの人に対して、「あの人は何もしてない」というふうに使う。

本当はいろんなことをやっていると思う。ただ、たぶん生産的なこととか、社会のためになることをやってないんだよ、みたいな意味で「何もしてない」と言うのだろう。

👞

初対面の人に対して「何やってるんですか」と尋ねたら、それはほとんどの場合、職業が何なのかを質問されてることになる

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彼らはヘタすると、「正社員」という立場のために、倒れるか倒れないかギリギリまで走らされているのではないか。

彼らはヘタすると、「正社員」という立場のために、倒れるか倒れないかギリギリまで走らされているのではないか。

ちかごろの正社員というのは、より少ないお金でどれだけ多く働いてもらうか、ということを追求されているような気がする。

私の友人が、会社内のポジションを変えられたり、いろいろと忙しかったりして、それで精神的にも肉体的にもつぶれそうになってしまった。

それも一人ではない。いろんなところでいろんな友人がそんな状態になっているから、たまらない。

彼らはヘタすると、「正社員」という立場のために、倒れるか

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自忙殺に気をつけろ

自忙殺に気をつけろ

つらいことを忘れるために仕事を増やしたり、副業をはじめたりすることがある。

私はたまたま、そういう人たちに連続して会った。

それは男性と女性で、どらちもひどい失恋のあとに転職したり、副業を足したりした。

男性のほうはいま、とても長い時間働いている。いわく、好きな仕事だから休みがなくても楽しいそうだ。

女性のほうは、夜の仕事を追加した。飲食店で働くそうだ。料理が得意だなんて、知らなかった。

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