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【メモ 書きかけ】『行動の構造』メルロ=ポンティ[木田訳]
序文 両義性の哲学
ハイデガーという心身の二元論、即自と対自という[世界-内-存在]では説明できない、人間の在り方があるという。ハイデガーの論だと、先に"気分"というのがあるから、ある事象について「嫌だ」とか「嬉しい」とか思うのだと。しかし、メルロ=ポンティ曰く、サルトルの言うように、「痛い」というのは意識を超えて直感的に、形而上学的に存在するのではないかという。
〈意識〉と〈認識〉との同一視
ポンペイ前提 Pompeii premise
ポンペイ前提とは、考古資料(遺跡や遺物など)が、過去に機能していた状態をすべてとどめている、とする素朴な考え方をいう(Schiffer 1985)。