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「ボランティアやってます」という人の特徴

ボランティアをやっているということを公の場でいう人間の心理について考えてみよう。 自己紹介などでボランティアで〜をやっているという時、それがボランティアか、そうでないかというよりも、何をやっているかということの方が聞き手には重要な情報である。しかし、発言者はこのボランティアという部分をあえていうことで何かを期待しているのである。それは何か。 それはつまり、「私のような人間が本来ならやらなくてもいいボランティアをあえて世の中にしてあげているんだ」ということだ。 ボランティアとい

    • [執筆中]『タイミングの科学』乾信之著

      第1章 練習の科学  2つの視覚経路 ・視覚情報は、前頭前野のワーキングメモリーに記憶されるまでに2つの経路をたどる。一つは「どこ」経路で視覚野→頭頂葉→前頭前野を経る。これは対象物が外部環境においてどのような空間的位置関係にあるかに関わる。 もう一つは「何」経路で視覚野→側頭葉→前頭前野を経る。これは対象物の形や色といった認知に関わる。

      • 世界の解釈は気分が決める

        中指を立てる人  通りすがりの人があなたの目の前で何度も中指を立てたとしよう。あなたはその人物に嫌がらせを受けたと解釈し、嫌な気分になることだろう。ここに哲学的な問題が隠されている。果たしてあなたが嫌になったのはその人の行為を目の当たりにしたからだと本当に言えるのだろうか。つまり、その人の行為は絶対悪なのだろうか。  では、あなたがトゥレット症の中には自分の意思に反して汚行をしてしまうチックの症例があることを知っていたらどうだろうか。その人の行為における解釈は別のものになる可

        • 【メモ 書きかけ】『行動の構造』メルロ=ポンティ[木田訳]

          序文  両義性の哲学 ハイデガーという心身の二元論、即自と対自という[世界-内-存在]では説明できない、人間の在り方があるという。ハイデガーの論だと、先に"気分"というのがあるから、ある事象について「嫌だ」とか「嬉しい」とか思うのだと。しかし、メルロ=ポンティ曰く、サルトルの言うように、「痛い」というのは意識を超えて直感的に、形而上学的に存在するのではないかという。 〈意識〉と〈認識〉との同一視は現象学的には支持できないということになる。 序論

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          くだらない話はなぜくだらないのか

          くだらない話 「別れた元彼のことが忘れられなくて…」。という人に元彼のどこが好きなのかと聞くとイケメンだからなどといった調子で自慢げに語る場合が多数。重要なのは、このようなことを異性、つまり私という男に向けてあえて言うということである。人は誰しも本当に意味のない行動はしないと考えた方が心理学的には正しくて、このような発言をする意図は私に対する単なるお悩み相談ではない。お悩み相談に見せかけた、彼女の自己顕示欲や自己承認欲求、優位性の確立、つまりニーチェのいう権力への意志なので

          くだらない話はなぜくだらないのか

          過去の存在論

           私は常々、「過去」とは何であるかと考えてしまう。ある出来事が起こってから時間を経るにつれて、 私のなかで過去の出来事は様々に変容していく。それはもう事実ではない。    部活動の監督に殴られたのは私を見込んでくれているからだと良い方向に受け取るか、 ただの暴力だと受け取るかで過去の解釈が二極化する。そして当事者の救いになるのは前者であり、境地に追い込まれているほど、被害者は自分を洗脳させることに成功する。彼らは社会人になっても監督に恩義を感じているという。とても幸福そうに見

          [雑感]キム・ステレルニー『進化の弟子』勁草書房

          キム・ステレルニー(田中泉吏・中尾 央・源河 亨・菅原裕輝 共訳)2013『進化の弟子ーヒトは学んで人になったー』勁草書房 キム・ステレルニーは、1950年オーストラリア・ニューサウスウェールズ州で生まれ、1977年シドニー大学Ph.D.取得。オーストラリア国立大学社会科学研究所およびヴィクトリア大学ウィリントン校の教授を兼任している。主著にSex and Death(Uuiversity of chicago Press,1990)〔『セックス・アンド・デス』太田紘史・大

          [雑感]キム・ステレルニー『進化の弟子』勁草書房

          エロティシズム

          ある人が言った「浮気が子孫を残すためのDNAに刻まれたものというなら、なんで避妊具を使用するのだ」と。 ここに性の本質がある。

          心の鏡

          同じものは誰にでも同じものとして視覚的に像を結ぶ。しかし、取り込んだ情報をどのように解釈するかは全てあなたの精神が決定している。 例えば、あたなが他人から気にされていると考えることは、あなたも他人に気にしていることなのである。他人に見られていると思うことは、あなたもそのように他人を見ているのである。全ては裏返しである。 AさんがBさんに「Bさんは自信過剰だ」と言ったとする。それはAさんにとっての最近のトピックだからで、何も気にしない人はそのようなことは言わない。 Aさんが「B

          ボールの行方

          私が相手に望むことが叶おうが叶わまいが私には関係のないことである。 あなたが投げたボールはあなたから離れたらもうあなたのボールではない。たとえあなたが投げたボールが返ってこなくても、自分を責めたり、卑下することはできない。投げられたボールの運命は人間の予測をはるかに凌駕した次元の範疇にある。あなたは一度手から離れたボールをコントロールすることはできないだろう。あなたの投げ方は左右するかもしれないが、それには練習が必要である。だからあなたはまたボールを投げればよい。投げ続けるこ

          「弱さ=強さ」ということ

          ・赤子は親の時間と空間を拘束する力がある。 ・病人は毎日お見舞いに来る恋人の心と身体を操る力がある。 ・女は男よりも守られるべきという力がある。 だから何だというわけではないがこういう弱さを意図的に利用する人間がいないわけではない。弱きものは守られたり、救われたりすることが当然であるという平等精神がこの社会にはある。 だからこそ弱き人も強き人も身の振り方に気をつけないといけないと私は思うというそれだけのことです。

          「弱さ=強さ」ということ

          失恋して理解できたこと

          ・「私はあなたが好きだから大嫌いです。」という一見矛盾したことがすんなりと理解できるようになりました。 ・過去のトラウマや病気などという一見、ハンデに見えるという弱さという武器を利用して相手をコントロールする卑怯な人種がいるということを理解しました。 ・性格が良くても悪くても、頭が良くても悪くても、こだわりがあろうとなかろうと、LGBTでもフェミニストでも、結局自己のことを気にかけて相手のために行動しない人と、付き合うと不幸になることを理解しました。

          失恋して理解できたこと

          価値観を「認める」とは何ですか

          コード パターン1: →/ パターン2: →← パターン3: →→ パターン1: 相手の価値観を一応尊重しているが、特に反発も同意もせず、関係を断つ。 パターン2:相手の価値観に反発する。本人に直接反発する場合。 パターン3:相手の価値観に同意し、受け入れる。 私は何が正しいのか分からない。一般に価値観の多様性を認めることが良いというような風潮があるが、認めるとはどういうことなのか、私には分からない。 すべて相手の価値観に合わせることは自己の価値観を尊重できていない。か

          価値観を「認める」とは何ですか

          ふるふられ

          私は振られるのを待っていたのか。彼女は振るのを強制されたのか。 私は彼女を振らないといった。だが、彼女の嫌なところを伝えた。彼女はそれを受け入れられずに私を振った。しかし、その前に私から付き合うメリットがないと言った。それで完全に相手は私から引いていった。でも、私は別れるつもりなどなかった。しかし、彼女は私が別れたくても別れられないのではないかと考えていた。だから私のために決断をしたのかもしれない。けれども私は全くそのつもりはなく、深傷を負ってしまった。しかし、すべては準備

          IAN HODDER 1982 Symbols in action

          3 Maintaining the boundaris In this chapter the distributions of pottery, stools and hearths are examined in order to show how they reinforce ethnic distinctions and act to make the ethnic competition and negative reciprocity acceptable wit

          IAN HODDER 1982 Symbols in action

          失敗事例

          0.ある人は昔から卵アレルギーがあり、かなりの食品を食べることができなかった。だから卵は見るだけでも嫌だと言った。けれどもその人は食品表示に卵を使っているかいないかを瞬時に見分けることができることを得意げに話した。 1.ある人は昔から走るのが遅く、体育の時間が苦痛だったと言った。 2.ある人は母親が病気をしていた。だから、その人は母親の代わりに家事をしていると話した。 3.彼女は中学から周りの女の子達が思春期になり、男性に興味を持ち出すことに嫌悪感があった。 4.ある