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ポストモダン


ヘーゲルの理想国家や絶対精神、弁証法などにはじまる西洋近代主義的な思想は、人間は反省的に成長することによって、更なる高次へ至ることができ、進歩することができると言った肯定的なものだった。
しかし、20世紀末期から21世紀現在に至り、絶対的なものはなく、集団の文化や伝統に規定されたルール、枠組みでしかないという、これまで心の支えであった理想が取り払われ、近代的な価値観や物事を批判的に乗り越えようという風潮、動きがあらゆる分野で行われてきた。そう言った流れを「大きな物語の終焉」といい、ポストモダンと位置付けた。そのため、ある一義的な思想を指しているわけではない。

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