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社会運動・実相・虚妄

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主に現在進行形の社会運動について考えるための記録やデータなど素材と考察です。独自調査や聞き取りを含みます。あえて対立構造をつくりったり声の大きさでやった気になる運動は害悪でしかな…
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#山本太郎

風評と怒りの伝道者 山本太郎研究

風評と怒りの伝道者 山本太郎研究

── 第3回 ──
コラム編

加藤文宏

 原稿を書き終えようとしていたとき、岸田総理大臣が和歌山市の漁港で爆発物を投げつけられる事件が発生した。この事件を重ね合わせながら当記事を読んでいただければ幸いだ。これはテロへの衝動と賛美にも通じる問題である。

宮下公園再開発をめぐるツイートから 今回は、山本太郎と高学歴で上位階級への帰属意識が強い左派層(いわゆるバラモン左翼)が、衆愚政治・扇動政治・

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鼻血デマから考える情報災害を拡大した報道災害/首都圏からの自主避難者研究

鼻血デマから考える情報災害を拡大した報道災害/首都圏からの自主避難者研究

いまだにALPS処理水を汚染水と呼ぶなど、虚像をもとにした情報操作が行われているため風評被害が長期化しています。マスメディアや活動家が生み出した虚像は風評加害そのものです。目に見えない放射線の、存在しない被害を、虚像で可視化したはじまりは「鼻血」報道でした。この問題はマスメディアが社会的にも、政治的にも異論の者を沈黙させ、一地域を抑圧できる権力であることと、報道やコンテンツが暴力そのものであること

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参政党とインフルエンサー選挙 その結果と行く末 【短信】

参政党とインフルエンサー選挙 その結果と行く末 【短信】

参政党とは何か、支持者はどこから、なぜやってきたのか。支持率が2%台から0.5%まで下落して、何が支持されているのかはっきりしてきました。参政党はインフルエンサーとして選挙を戦い、インフルエンサーとして感情を過剰で過激に増幅して社会にぶつけるところが評価されているようです。

構成・タイトル写真
加藤文

いま参政党はどうなっているのか 参院選前から参政党と支持者の動向見守ってきた。前回9月3日の

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参政党は彼らにとって次の10年間の居場所になる──短信

参政党は彼らにとって次の10年間の居場所になる──短信

参政党を知るには支持者の言葉に耳を傾ける必要がある。彼らは彼らなりの真剣な理由で同党を支持している。彼らは損ばかりさせられてきた人々であり、左派やリベラルが目を向け手を差し伸べるべき人々だったのだ。
(文末に追記/2022.7.11/2022.7.7)

●最新

加藤文宏(Kヒロ)

損ばかりさせられてきた恨み 5月初旬に参政党の正体について記事を書いてから、参政党支持者と周辺から話を聞く機会を

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