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上司と部下

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#上司と部下

叱りとフォロー

意欲のあまり、私の知らないところで他部署からも仕事を引き受けていた後輩。

いつの間にか私の知らない作業をしていて、私が
「それは何の仕事してるんですか」
と聞くと
「〇さんから、それくらいなら俺がやりますよって引き受けたんです」
と答えが返ってくる事しばしば。

ちょっとの時間であれば。本来の仕事はこなしているようだし、本人の経験にもなるだろうしと見逃してはいた。

しかし今回はその本来とは違う

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部下の勘違い?

部下には仕事に主体的に取り組んで欲しいので、ある程度、安全が確保出来る事なら自分でやるべき事を考えてやりたいようにやってもらうようにしている。

「俺は自由にやらせてもらってるし、何かあっても責任は月猫さんがとってくれるから俺はノンストレス、仕事が充実してるし、働いた感があります」

と部下が言った。

「私が指示した作業ならそれでいい。あなたが勝手にやった事によるミスに関しては、私も見れていなか

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ドゥフドゥフ🎵

いつもと違う状態を発見し後輩の前で

「故障かな?」

と話すと、

「俺行ってきますよ!」

と言うので

「こうかもしれないからこうしてみてもらえますか」

と指示。

作業してもらってる時間に検証していると異常ではないとわかった。

帰ってきた後輩に

「異常ではなかったみたいですごめんなさい」

と詫びた。すると

「いえ!いざという時の作業のシュミレーションもできたし、真摯に仕事に向き合

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自覚しよう。

上司と部下が雑談をする場合。

本当に仲がいい場合もあるが、たいていは上司に話しかけられたら立場上無視できないから応えてるのである。

自分が上司になった時、部下が笑顔で話してくれるから自分が好かれてるとは思ってはいけない。

仲が良いかを見極める方法は、

部下の方から雑談で話しかけてくれることはあるか?

ということだと思う。

嫌われてる場合は、相手も必要でない事以外は話したくないのである。

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マウント対策

「俺は間違っていない。文句を言われる奴が悪い」と、絶対自分は正しいマンの上司。

そして周囲を常に見下す。

「お前はクソ人間だな」と言われた時は、「そうですね、私はクソ人間です」と穏やかな口調で言ったら去っていった事があった。

「ここにいる人間は経験が少ないやつらばかりだから使えない」と皆の前で大声出していたので「そうですね、私は使えない人間なので少しでも使える人になるように経験積みたいです」

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注意する難しさ

後輩が、もうすぐ勤務が終わる時間になるとデスクを離れてフラフラすることが気になっていた。

仕事終わりにロッカー室に二人になったところで思い切って言った。

月猫「ウザイ事言いますね。」

後輩「はい、なんでしょう」

月猫「いつも就業時間終わり間際になると席を立つ事が気になっています。就業時間いっぱいまでは仕事なので、席について作業して欲しいです」

後輩「え?なんのことですか?(キレ気味)」

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気を使える人でありたい

例えば上司が皆にお菓子を買ってきて振る舞う。

そしてその空き箱を上司自身が片付ければ良いが、誰かがそれとなく片付けてくれたとする。

上司がその誰かに気づいてお礼を言えるか言えないか。

それだけでだいぶ違う。

お礼を言える人は、なんの仕事でも気配りができる人だと思う。自分がやった事で他の人が動いてくれたという事に気づく事ができ、それについてお詫びと感謝の気持ちを表す事ができる人。

誰かがや

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見えない部分の評価

『時間内に3つの物を作れる人が1つしか作らない事はサボりである』

『一生懸命やって1個しか作れない人はそれで良い』

ここまではまぁ分かる。

『その2者の評価は等しい』

『頼んでも出来ないだろう人には頼まない。できる人にはサボらせちゃいけないからどんどん仕事を頼む』

これがわからない。

「1しかできない人は、そういう対応をされるとわかった時点で、それでも同じ給料貰えるならおいしいと感じ、

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働くということ

会社員であれば、労働力を提供して給料をいただくという契約。

うちの職場は働かなくても良い。というのか、働かなくてもその人を叱ることが上司にとって不利ならば黙認されて、その人への教育は諦めて、やってくれそうな人に全て押し付けて良しとする社風。

他の部署から異動してきた人はベテランだが、うちの部署の仕事は未経験。しかし、その人を指導すると「トゲがある」と指導するこちらが非難され、上司はその人の肩を

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良い叱り方、悪い叱り方

叱り方について持論を少し。

叱り方の良し悪しはその目的にあると思う。

良い叱り方は、なぜ叱るのか、何がいけないのか、その理由をちゃんと伝え、改善策を伝え、相手を正しい方向に向かわせたり目的を達成することを目的としている。例えば「これはこうだからいけないことだ、こういうようにしていきましょう」相手の個人攻撃はしない。仕事のため、相手のためを思ってすること。

悪い叱り方は、相手の人格を否定して侮

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消せない承認欲求

誰の仕事でもない仕事があり、誰もやらないからひとりで5年くらい続けてきた。

後輩が「やりたい」と言うので同じようにやらせてみた。

すると上司が

「〇〇さんがやってくれてるんでしょ!ありがとう!やっぱり〇〇さんは違うな!」

と後輩を褒めた。

俺は1回もお礼を言われたこともない。

褒められようとか評価されようとかではなく、ひたすら仕事の目的のために、自分が動けばいいと思って貢献してきたつも

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のびのび育てる

本人が自由に振る舞える機会と場を与える。

部下が「こうしたい」と言った時、それが安全面や今後に与える影響で問題なければ、できるだけやらせるようにしている。

部下は自分に責任を感じながら、自分で判断をし、積極的に勉強し、自分に足りないと感じるものを補い、自分がやりたいと思っていることを行動する。

イキイキしているように見える。

逆に自由な機会と場を与えると何もしない人も出てくる。何をしたらい

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肯定感の大切さ

世間の目に触れない仕事。

人事評価をする人の目にも触れない仕事。

「誰にも見られない」「評価されていないのでは?」「自分は何の仕事の成果もあげてない」

爆発したように愚痴り、落ち込む部下。

悲しかった。

「あなたの事は私が見ている」「こないだはあんな事やってくれていたじゃないか」「あなたのやっている事は私が上に報告している」「この仕事は世間にとって有って当たり前の仕事。成果や売上があるわ

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突き放してみる。

次の班の後輩が、今日1人で大仕事をする。

今日休みのその子の班長から私に

「きちんと教えたし、わかったような感じだったから」

と言付けがあったが。

その子はいつも仕事をナメていい加減なので、あまり信用できなくなっていた。

今朝の引き継ぎの時に向こうから質問があれば念押しで教えようとも思ったが、質問もないのでそのまま帰った。

その後輩の事は上司に何度か伝えていて「雇ってるのは会社の責任な

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