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ボンクラはみんな生きている

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主に少年時代のしょうもない考え、情けない話、エッチな妄想、本来なら蓋をして忘れておきたい話題など。
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#コラム

全員戦隊キレンジャー

「空想科学読本」という本があった。シリーズになった。

 いわゆる「謎本ブーム」の中で出た本だったんだけど、どうも本文パートが対象に対する愛が欠けている印象で、あまり好きではなかった。

 自分では買わなかったんだけど、知り合いから借りて読んではいた。イラストパートは結構好きなものもあった。その中の1冊に出ていたネタに、イラストパートだけのネタだったのかもしれないけれど、「全員戦隊キレンジャー」と

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缶コーヒーの印象はもっと違うものだったはずだ

 その昔、ダイドーのCMで、コーヒー豆の入った袋を頭に載せた農園の人達の姿を映し出し、♪ジャ〜マ〜イカン ジャ〜マ〜イカン という歌が流れるものがあった。楽しそうに見えた。バカな友人と、枕を頭に載せて真似した事もあった。

 これなどエキゾチックなものだが、その後、ポッカで柴田恭兵が出てくるものがあった。缶コーヒーにはカッコいい印象もあった。
 あと、ネスカフェが缶コーヒーを出した後、明石家さんま

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どんぶり鉢ゃ浮いた浮いた

 私は随分長い事日清の「どん兵衛」を食べている。何しろ山本寛斎のどんベストに応募した位である。

 先日旧ツイッターでどん兵衛のCMの話題が出ていた。以前、ある女優さんが出ていたバージョンが、「男の夢」という感じで気に入らないという事であった。「男の夢」がついて行けないものであるというのは非常によく分かる話である。
 しかし、その女優さんの出ていたCMを観ると、キツネの妖怪が家に訪ねてくるというも

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知識がないと楽しめない?

 自分も、生まれていきなり「DD54が」とか言っていた訳ではない。

 そして、ある程度の年齢になって、最初に図鑑のページをめくる時にしても先行する「知識」は無い。

 あるのは「興味」、「好奇心」である。

「ブラタモリ」を観て、「タモリは予備知識があるから楽しめるのだ」という人がいるが、それはおそらく違う。

 これは「ブラタモリ」をちゃんと観ていれば気付く事であり、タモリ自身が度々同じような

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飲み会需要はなぜ戻らないか

 諸々の状態から「明けた」とされる昨今であるが、飲食店には客が以前程には戻っていないらしい。なぜなのか、無責任に考えてみた。

1.店が無くなった、あるいは業態転換した

 これはかなり大きい。「飲み食いに行く」のではなく、「よく行っていた店に行く」なのである。無くなったり、テイクアウト専門に変わっていたら行かない事は充分考えられる。
 仕方がないからファミレスでミラノ風ドリアに流れる事もあり得る

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「かしこい」とは言われたくない

「かしこい」という言葉は嫌いだ。「かしこい」と聞いて最初に思い浮かべるのはテレビに出る「かしこいワンちゃん」だ。

「かしこい」という言葉は優れていると認めている相手に対しては使われない。常に見下した相手に対して使われる。

 やはり「かしこい」でも「アホか」でもなく、「バカ」を目指すべきだと思う。

たけしの話題が回ってきたので

 前にタモリ(タモさんではない)について書いたが、今度はビートたけしについて。この人も「たけしさん」「北野武監督」とは呼びたくない。以下「たけし」で通させてもらう。

 基本的にこの人がトークで言う言葉は、そのまま受け取ってはいけないと思っている。「苦節何十年なんてそんなのやめちまえ」みたいなね。無駄な事はやめて別の事やれやみたいな、そういう話をするよね。そりゃ一見合理的に思えるけど、私は「何くそ

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君らの知らない世界「ただしゃべりに来る人」

 前回の同人誌ネタが好評だったみたいなので、また1つ。

 同人作家になるには耐えなければならない事が、どうもいくつもあるようだ。

 ツイッターで流れてきた話で、女性同人作家や女性売り子の人の所に、ただしゃべりに来る人というのがいるのだそうだ。実はこれ、困った事に女性に限らないのだ。

 男性同人作家でも、ただしゃべりたいだけの人が来るんだよ。しかも情報を教えてくれる訳じゃなく、ただ持論を語りた

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追悼ノストラダムス

 五島勉が死んだそうだ。90歳だとか。まあ悪人には違いない奴で、冥福は絶対に祈りたくない。地獄の業火で焼かれるがいい。

 自分たちより少し下の世代だと、そこそこ評価があるようだ。ただそれはやはり、そこに「突っ込み」を入れる文化が生まれたあとだからなのではないだろうか。

 私は実際の所、五島勉のノストラダムス解釈は信じなかった。バカバカしい。焼かれようが殺されようが絶滅しないから人類は忌まわしい

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読書感想文対策

 読書感想文は私も苦手である。しかし最近色々、なぜ読書感想文が書けないのかについて書かれた文章が色々回ってきた。少しその謎について解明できそうである。

1.どこかの何者かになってみる

 感想文が書けない理由の一つは「感想がないから」だ。なぜ感想がないのか。それはまだあなたがどこの誰でもないからだ。
 どこの誰でもないというのは別に馬鹿にした言い方ではない。ニュートラルだから誰にでもなれる可能性

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君らの知らない世界「コピー同人誌」

 私の知り合いが「A3サイズの中とじができるホチキスがダイソーで売っている」とツイッターで書いたところかなりウケた。
 それはあくまで「同人誌を作っている人たち」に対してであるが。
 で、なんかまとめられたりしていた。

http://blog.esuteru.com/archives/9541516.html

 で、これにぶら下がっているコメントがアホらしくて笑ってしまう。「コピーなんて100

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また忠臣蔵の話が

 たまにツイッターで若い人が少し前まであったコンテンツを知らないという話が出てくる。
 で、また出ていて、忠臣蔵の話だ。忠臣蔵、よく年末になるとドラマでやっていたし、今もたまに映画とかである。

 今回は「泉岳寺」と聞いて赤穂浪士が出てこないという話題だが、これはまあ致し方ないように思う。ドラマの忠臣蔵って、討ち入り終わって引き上げていく所までが印象に残るように作られているような感じだ。

 それ

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チーズはどこに消えたとかいう本が

 昔、「チーズはどこに消えた」とかいう本がバカみたいに流行った。
 前にいた会社で、この本と一緒に中途退職を募る書類が回覧されてきた。
 内容を「チーズは会社の中には無い、外に行け」と受けとるのは致し方ないよね。他に解釈できる? という話で。

 そもそも自然の状態で、自然界にチーズは無いし、洞窟の中にチーズはあるはずがない。それを作った人間、持ち込む計画を立てた人間、実際に持ち込んだ人間といった

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演歌をめぐるアレソレ

 また、知ったような適当な話である。

 台湾の知り合いが「北酒場」や「浪花節だよ人生は」が好きなんだそうだ。日本が(相対的に)凄かった時代の曲というのもあるようなのだが、これらの曲は歌詞は完全に演歌なのにも関わらず、メロディーはポップスなのである。

 この事を感じさせるエピソードがある。
 別の会社に行った私の先輩の上司が、二次会のカラオケで若手がアン・ルイスで盛り上がるのをうらやましがり、「

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