どんぶり鉢ゃ浮いた浮いた

 私は随分長い事日清の「どん兵衛」を食べている。何しろ山本寛斎のどんベストに応募した位である。

 先日旧ツイッターでどん兵衛のCMの話題が出ていた。以前、ある女優さんが出ていたバージョンが、「男の夢」という感じで気に入らないという事であった。「男の夢」がついて行けないものであるというのは非常によく分かる話である。
 しかし、その女優さんの出ていたCMを観ると、キツネの妖怪が家に訪ねてくるというものだった。「男の夢」というより、妖怪マニアの夢であろう。

 今はアンミラとかいう人が出ているらしい。アンミラというのは、レストランで、何だかかわいらしい制服で注目された所である。繋がりがよく分からない。

 やっぱり山城新伍と川谷拓三が出てくるヤツが良いという話があったが、大賛成である。
 個人的には年末に借金取りが来て、ネコの鳴き真似をして逃げるとか、中華鍋とお玉でBSを観ようとするヤツが良かった。
 しかしもはや、そういう時代ではないらしい。

 で、よくよく考えると、私も以前程にはどん兵衛を食べていない。これは別に山の山頂がどうとか、創業者が即席麺の歴史についてウソをついたとか、そういう問題ではない。

 私は縮れ麺が好きだったのだが、どん兵衛は止めてしまったのだ。

 こういうのはよくある。日清では「謎肉」もそうである。

 他の人に言われたが「UFO」の麺も以前の方が良かった。ペヤングもだ。

 とはいえ、これらの問題は、いずれどうでも良くなると思われる。人生とはそういうものだ。


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