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ボンクラはみんな生きている

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主に少年時代のしょうもない考え、情けない話、エッチな妄想、本来なら蓋をして忘れておきたい話題など。
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記事一覧

ラーマ奥さまインタビュー

 司会者としてテレビに出ていた押阪忍が亡くなったそうだ。こじゃれた「エムシー」なんかじゃない「司会者」。そういう感じだった。

 押阪忍の代表作と言えば「ラーマ奥さまインタビュー」である。主に関西のショッピングセンターに出向き、多分平均より上っぽい暮らしをしている人に「ラーマのお味」をインタビューする。

 バターと比べて味が落ちるという話もあったマーガリンの地位向上に役立った。のかもしれない。

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となりのトナラー

 旧ツイッターで「トナラー」と呼ばれる人が話題になっていた。列車の中が空いているのに、わざわざ隣に来る人である。

 うっかりバロー兵衛さんがこれについて、

〈トナラーって空きが見えてないんです。で、人とか車とか「目印」が見えるとその横を「空き」と初めて認識するんですよ。飯食い行って決めらんないのに誰かが決めると「俺もそれで」ってのと同じやつ。〉

 と言っていた。

 これは自分も心当たりがあ

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日本人の知っている西洋ファンタジー

 以前このテーマ関連の話は2度程やっている。

 これは俺個人の話である。

 しかし、中には過去の日本人が西洋ファンタジー全般に親しみが無かったように書いている人もいて、それはどうなんだと想う所がある。

 まあ、自分も「指輪物語」とか読んでないのだが。

 日本人が西洋ファンタジー全てに親しみがないかと言うと、そんな事ないよねと思うのだ。

 青い鳥、エルマーのぼうけん、ガリバー旅行記、ジャッ

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コミックシンガーは低く見られる?

 かなり前、20年以上前の話だったと思うのだが、知り合いが、コミケで売っているような、バンドを扱った同人誌に対して怒っていた。

 そこで、そのバンド以外に好きなミュージシャンをアンケートで答えさせていたのだが、あのねのねやザ・ドリフターズを挙げている人に対して批判していて、それに対して怒っていたのである。

 その時は自分は、「これはアイドルのファン的な捉え方をする人たちで、そういう人から見ると

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ゴルフアニメの役割?

 BSで夜中にゴルフを題材にしたアニメをやっていて(「オーイ!とんぼ」の事)、うちのオヤジが「これでは子供がゴルフを始めるきっかけにならない」と言っていた。

 プロスポーツの世界はどこも人材の引っ張り合いになっていて、ゴルフも頂点を競っているのは小学生で始めた選手たちらしい。

 しかし、この作品は「大都市ローカル」と知り合いが言うテレビ東京系列で、土曜の朝に放送されているものなので、その地域(

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キダ・タローの思い出

「銭形金太郎」という番組で、作曲家志望の若い人と、キダ・タローが番組の主題歌を競作する企画があった。

 若い人の方は、番組のイメージを把握した、夢を追いかけてあきらめないような感じの、若々しい、しかし少々荒削りな所のあるメロディーを作ってきた。

 一方のキダ・タローは、関西で平日の昼過ぎに流れていそうな、穏やかな、割とどんな内容の番組でも使えるようなメロディーを作ってきた。キダ・タローが既に発

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謎の備前焼?

 旅行中、岡山県の日生(ひなせ)という所に立ち寄ったのだが、備前焼工房らしき所に謎の像があった。焼き物ではないかもしれない。

 よくわからない。

音声で検索してみた

 私は歌などはすごく苦手であるが、ちょっと、ザ・ドリフターズの「いい湯だな」の歌い出しを歌って音声検索してみた。
 当然(?)、上位に出てきたのだが、31%だそうな。うーむ。

 ほぼ同率である星野源の「ドラえもん」はイントロが「ババンババンバンバン」に聞こえなくはない。
 からだ☆ダンダンとかいうのはよく分からない。

 今回ちょっと面白いと思ったのは「トム・ドゥーリー」という曲。これ、イントロ

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赤穂御崎へ

赤穂御崎へ

 岡山、兵庫のあちこちを回る旅に出たが、1箇所行ってみたい場所があった。
 それが赤穂御崎である。

 赤穂市内には、面白そうな店もある。
 しかし、赤穂御崎はそこからは結構離れていて、バスに乗った方が良い。

 こんな店もある。

 知っている人が旧ツイッターで写真を出していたが、この景色が良い。
 特に日が沈まんとしている時刻は最高だ。

 きらきら坂という所がある。赤穂っぽくない名前かもしれ

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福崎に思う

福崎に思う

 町興しに「妖怪」をという自治体はあちこちにある。鳥取県境港市は漫画家水木しげるの出身地である。最初はブロンズ像があちこちにあるという感じだったが、現在ではかなりの規模になっていると聞く。
 広島県三次市は、稲生平太郎という少年が不思議な体験をしたという地である。色々な意味で興味深い展示があると聞く。

 岩手県遠野市には「カッパ淵」等があり、数々の民話を収集した佐々木喜善がいた。
 宮沢賢治の「

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自分が生まれる10年前の曲

 自分が20歳になった時に、30年前の曲、すなわち自分が生まれる10年前の曲を聞いていただろうかという話題が出た。「昔のヒット曲」を若者に話してもピンとこないという、繰り返し話された話題であり、定番とも言える。

 PUFFYの「これが私の生きる道」(1996)が、もうそれくらいであると知って、軽く驚いている。

 自分の場合はどうだったか、1959年前後の曲という事になる。流石に橋幸夫の「潮来笠

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ゲームは苦手

 自分は苦手な事が多い。チームプレー全般が苦手である。よく仕事なんかできるなとは思うが、仕事は「終わり」があるし、「休み」があるし、自分のやりたい事を仕事にしていないので、衝突が起きない。色々「マニュアル化」されている等の要因はあるのだろう。

 球技全般が苦手である。あと、高い所は絶対駄目である。歩道橋の上から路面電車の撮影をするとか、かなり無理がある。

 自分より下の世代が、クラスの友達の家

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「いなかはいいねえ」はいつ頃からあるのか

 都会の人の「いなかはいいねえ」はいつ頃からあるのか考えてみた。

 NHKのテレビ番組「新日本紀行」は1963年に始まっている。1969年頃には現在の「新日本風土記」「小さな旅」の「いなかの(あるいは昔ながらの)人たちはいいねえ」という路線になっているようである。

 1966年、NHKのテレビドラマ「太陽の丘」が放送される。静岡県の伊豆にある架空のユースホステル(今で言えば民泊に近い?)の親父

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俺はどんな「お話」を読んでいたのか

 児童文学の話があった。児童文学、あまり読んでないか、読んでも忘れてるな。

 幼稚園の頃に読み聞かせがあって、「エルマーのぼうけん」を知った。これが面白くて続編の「エルマーとりゅう」とともに買ってもらった。
 絵本の「きかんしゃやえもん」もあった。「レールバス」という単語が説明なく出てくるのだが、問題なかった。そういうものである。後で史実ではモデルになった機関車は、戦前に既に価値を見出されて博物

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