君らの知らない世界「コピー同人誌」

 私の知り合いが「A3サイズの中とじができるホチキスがダイソーで売っている」とツイッターで書いたところかなりウケた。
 それはあくまで「同人誌を作っている人たち」に対してであるが。
 で、なんかまとめられたりしていた。


http://blog.esuteru.com/archives/9541516.html

 で、これにぶら下がっているコメントがアホらしくて笑ってしまう。「コピーなんて100部が限界だぞ、オフセットでやれ」とか、それに対して「数十という需要もある」とか。
 ああ、君ら、人気サークルしか見に行ってないだろ、ボケが。という感じにしかならない。

 100なんて大部数は論外として、数十、まあ最終的に50冊も売れる見込みがあったらオフセットなんだと思う。でも「数冊」だったら? 具体的には「1回のイベントで2~3冊、あるいは5冊か、売れてまあ10冊、最終的に1つの本が20冊以下しか売れない」場合は? この部数をオフセットで発注するのはバカバカしい。でも「お店屋さんごっこ」がしたい。

 この「お店屋さんごっこがしたい」の需要に答えていてくれたのが同人誌イベントだった。
 イベントで売れる同人誌の部数に関しては、コミティアのカタログに毎回載っているので見てほしい。どうだ、ウソじゃないだろ。みんな売れてないだろ。いかにネットで話題になるのがプロや「大手」か分かるだろ。そんなものなのである。

 もう1つ、コピー屋の綴じ付きコピーサービスは確かに便利だが、何しろ表紙も同じ紙になってしまう。ここは一考必要で、見栄えを考えて表紙にも本文にも使える紙となると、紙も持ち込みになってしまう。
 ページ順に作る所まで行ったけど、見栄えを考えると、左端のホチキスというのはどうもビジネス書類みたいでなんとかしたいというのもある。
 中綴じの為のレイアウトにするのは、どっちにしろ手間だけどね。

 ダイソーでわざわざ買うというのは、「イベントの為に上京している時に本が作りたくなった時」に便利だ。盆暮れ正月5月の連休となると、開いている大きな文房具屋の情報もすぐには分からない。
 500円ならあまり使わなくても損にはならない。

 具体的な使い方としては、家で中綴じのレイアウトまで組んで、同人誌数冊分をプリンターで出力(カラーでも良い!)、イベント前にホチキスで綴じるという所だろう。

 十分使えると思う。

 あとはイベントの復活なんだが。

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