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図書室のネヴァジスタについて
※2022/10/2 追記・編集
◇はじめにこんにちは、見ていただきありがとうございます!本記事は、同人ノベルゲーム「図書室のネヴァジスタ」の布教用まとめになります。たくさん書いてしまったので、少々お時間をいただきます🙏
「図書室のネヴァジスタ」とは、同人サークル「TARHS Entertainment(タース・エンターテインメント)」による女性向けノベルゲームです!
「アイドリッシュセブン
生命体はなぜ眠るのか
「生命体はなぜ眠るのか」
この問いをもってピノコニーの開拓クエストははじまり、この問いへの答えをもって終わる。最後まできちんと一本の軸で話が通っていて、本当に素晴らしかった。それゆえに、私も、ただ物語を読むだけで終わりたくないと思った。
というわけで、ひさびさに、読み終えた物語について自分の言葉でまとめるということをやってみたいなと思う。こういうことをするのはかなり、ずいぶん、久しぶりなので
習作⑥「創作は僕を救わない」
7月24日 天気:くもり、蒸し暑い
本を読み、感想を言葉にすることは僕が人生において大切にしていることだ。しかし、どんなにインプットとアウトプットを繰り返したところで、いつも心の中にぐちゃぐちゃになった何かがそのまま残っていて、僕の心の中がちっとも満たされない感じがする。
自分のことを自分の言葉で、自分のこととして表現することがこわい、こわいというか、許されないことだと思っていた。
僕
2021年読書記録(13タイトル)
※手元のノートにある感想があまりに個人的すぎるため詳細は割愛。
「BANANA FISH ANOTHER STORY」
吉田秋生著
2021/02/27
・借りたもの。かなり良い。光の庭を読むことで向き合わなければならないものが増える。が、奥村英二の解像度がかなり上がる。
「ナイン・ストーリーズ」
J.D.サリンジャー著 野崎孝訳
2021/03/12
・サリンジャーを好きになってしまった本。
習作④-6「橋間④」
昨夜、別れる前に、橋間が言っていたことを思い出す。
「俺は生きるのが怖いけど、君は死ぬのが怖い。だから俺たち2人とも不幸だろ、それじゃ、生きるのも死ぬのも怖くなくなったら、幸福になれると思うんだ」
そのときは思わず橋間の顔を見たけれど、彼はいたって真面目な顔をしていた。今自分の言ったことが真理であると言わんばかりだった。
私はそんな安直な考え方に不覚にも、なるほど、と思った。世間の幸
習作④-5「橋間③」
「君の気持ちはわからないけど、ある意味ではわかるかもしれない」
ある夏の日の夕方、橋間はチューブのシャーベットを吸いながら足をぶらぶらさせていた。
「死ぬのが怖いのと死にたくないってことは違うんだろ」
私はうなずいた。あまり実感の伴わないうなずきだった。
「俺たちはみんな人生に終わりがあるからまともに生きようと思えるんだよ、終わりがなきゃ、何したって構わなくなるからさ」
俺は怖い、と橋間はぽ
「BANANA FISH」私は救われなくていい
◇はじめに 本記事はBANANA FISHという作品に出会った筆者が、最終話視聴から3ヶ月経った今、どうにかして気持ちを整理したいと思い立って書き始めたものである。言語化が下手な奴が苦しみながらどうにかこうにかやっているんだなという気持ちで見守っていただければ幸いである。
また、どうしても作品についてはネタバレになってしまうと思うので、今見ているよ、とか、これから見るよ、という方は、くれぐれも
習作④-4『幽栖の夢』
『絶望とは憎むべき感情だろうかというのが、長らく私にとって最大の考察テーマだった。息苦しく、気がふれそうなほど苦しみに喘ぐ夜に、それでもその苦しみを愛せるかということが、この人生の行く先を決めると信じていた。』
手に取った本の冒頭には、そんなことが書いてあった。
「苦しみを愛せるか……」
難しいことを言っているなと思った。苦しみを愛せればそれはもう苦しみではないのではないか。
僕は、発作で絶
習作④-2「橋間②」
橋間に出会ったのは、私が仕事で手ひどく失敗した日のことだった。帰り道はめそめそしていたけれど、だんだんやけくそになって、コンビニに突入してお酒を買い込み、その足で公園に向かった。
ベンチよりブランコの方がきれいだったのでブランコに座った。そのまま黙々とビールを喉に流しこんでいるとだんだん気が大きくなってきて、私はおもむろに靴を脱ぎ、靴下も脱ぎ、ブランコを漕ぎ始めた。ブランコに乗ったのは久しぶり