「流浪の月」

凪良ゆう著
2020/04/13

本屋大賞受賞作、そしてどうやら、犯罪の話を扱っているらしいと聞いて、本屋に飛んでいって買いました。 自分の近くにいる人の笑顔や泣き顔が、違うものに見えてくるような感覚に襲われてしまって、読後は涙が一滴も出ず、ただひたすら空虚な想いで満たされているような気持ちです。 文章はきれいに整えられていて非常に読みやすく、作品のテーマとして通されている思想も極めて現代的だと感じました。読んで損は無いと思います。 自分とは違うものに出会ったときに、自分のものさしだけで考える前に、少しだけ、立ち止まって欲しい。

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