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日本一周海沿い一人旅8 【アクアマリンふくしま】


水族館シリーズ第4段。
“アクアマリンふくしま”です。

今までの記録はこちらから∇

実はずっとずっとアクアマリンふくしまに
行くことを夢見ていました。
 
それは、あるアザラシに会うこと。
 
現在世界中ここでしか飼育展示していない一頭です。
それも、気温の都合上冬しか展示しない。
気温が低くなってきたら展示開始という具合ですが
この時、展示情報がなく行ってみないとわからない状態でした。


 
そして直前に調べてわかったのがバショウカジキの展示。
 
外洋を泳ぎ回るこの魚を飼育することはとても難しく
現在この魚を飼育している水族館はありません。 

アクアマリンふくしまでは2009年世界初の展示に
成功して以来11年ぶりのバショウカジキの展示です。
(2020年11月訪問)

 
前回の展示は2ヶ月程という短い期間。
果たして無事に会えるのか。
 
 
そんなどきどきを胸にいってきました。


  
 
 

どきどきしすぎて入り口までの通路がとても長く感じます。
 
途中にはもこもこ冬毛のたぬきやアナグマ、
カヤネズミが出迎えてくれました。
 
そして通路の先には、“カワウソのふち”
 

カワウソのふち
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

魚が泳ぐ大きな水槽の奥に川が流れる林がある設備。
 
最初はカワウソが見えなくて
この小さな魚の展示かと思っていると
なにやら林の中を動いているものがいる。
 
次の瞬間、
それが水に飛び込んできて悠々と泳ぎ始めた。

カワウソだ!
 
他の水族館で見るカワウソはだいたい
彼らにとって気持ち良さそうなベッドの上で寝てる。
 
そんなカワウソが元気に自由に泳いでいる姿を
見るだけで私は感激してしまいました。
 
、、カワウソはこんなふうに泳ぐんだ。
 
しばらく見ていると林の中で楽しそうに走り回って
カワウソ同士がじゃれあい遊んでいる姿も 
見ることができました。
 
本当に楽しそう。
 

さらに観察していると、
勢いよく水中に突っ込んでくるものが。

え、まさか?

あのオレンジと綺麗な青。
そんなことあるのかな。

でもやっぱり間違いない。
 
それは、魚めがけて水中に飛び込む野生のカワセミでした。
 
ガラス越しに弾丸の如く水に飛び込むカワセミ
を見ることが出来るなんて、、


 
なんかここ、すごいことになっているぞ!?
 
 
 

そう、すごいのです。
ここは2018年エンリッチメント大賞
を受賞した設備なのです。

環境エンリッチメントとは、、
動物福祉の立場から、飼育動物の“幸せな暮らし”を実現するための具体的な方策、生活設備を整えること。
 
飼育設備の狭さ等、生き物の飼育環境が
あまり良いとは言われない日本。
大切な取り組みです。

 ここのカワウソ達は本当に楽しそうでした。
 
昔、豊橋ののんほいパークでかばが泳いでいる姿や
シマウマが走っているところを見て感動した時の
気持ちを思い出しました。
普段のかばの動きから想像すると、
泳ぎは瞬間移動かと思う程速い。
 
 
 
 
 

もうカワウソの時点で満足している私。
そう、まだ本館にも入っていない。
 
 
 
カワウソへの熱を振りほどき
ようやく着きました、本館入り口!

スタイリッシュでとてつもなくかっこいい。
 

 
まずは深海コーナーから。
 
ここにも世界中にここにしかない展示が!!!
 
それは、2種類のシーラカンスの標本展示。
 
アフリカシーラカンスとインドネシアシーラカンスです。

外見の違いはよくわかりませんでした。
 
この展示は期間限定???なのかどうか
今も展示されているのかはわかりません。

 
大好きなビクニンやダンゴウオにも会えました。
 
 
 

 
川のコーナーには綺麗なゼニタナゴ


そして大きな回遊魚達が泳ぐ “潮目の海”
 
ここにバショウカジキがいるはず、、
なんだけど見当たらない。
   
しばらく見ているとこれかな???の固体が。

背鰭が似てる感じなんだけど、あれ?

全然見つけられなかった理由は、、

1
思ったより小さかった。
3mにもなるバショウカジキ、大きな魚を
想像していましたが、展示されているのは
70cm程度の幼体だった。下調べ不足です。

2
これ(吻)がなかった。

 水槽にぶつかって折れてしまったそう。
 バショウカジキの体は傷つきやすく脆いのです。

 
バショウカジキの飼育はやはり難しいのですね。
今回の展示も2ヶ月弱で終わってしまったそうです。
 

 

三角の右側斜め上にいるのがバショウカジキ。
 
このバショウカジキなどについて
面白い記事があったのでリンクを貼っておきます。


 
 
 

 
カジキを探している間
ずっと「ヴオ~」と声がしていました。
なにかはわからないけれど、これは明かに鰭脚類の誰かの声。
ということは、あのアザラシが近くに!?
 

 
、、いました!!!!!

クラカケアザラシのくらまるくん。
 
冒頭でもお話しましたが現在クラカケアザラシの展示は
世界中を探してもここ アクアマリンふくしまだけ!!!

おたる水族館でも飼育はしていますが現在展示はしていません。
 

この柄、すごすぎます。
どうしてこんな柄の身体になる必要があったのか。
神秘。尊い。
 

他の生き物がご飯前でそわそわする中、
くらまるくんは一人うとうと。
(ヴオ~の声は大興奮のトドでした。)

ご飯をもらうのも大興奮大暴れのトド達とは違い
口の前まで持ってきてもらって、パクっもぐもぐもぐ。 
 
なんだろ老アザラシ感がすごい。
それともめんどくさがりやなのかな。

どっちにしても可愛い。
ひたすらに可愛い。
 
興奮冷めやらぬトド達もそれはそれで可愛いけれど。
 
 

もうアクアマリンふくしま きゅん が多すぎて
無理なので、この他のことは簡単に写真で。
 

有名な映えスポット。
真ん中に人が入る写真をsnsでたくさん見ますが、
自撮りする勇気がなかったので断念。
 

美しい。
 

相変わらずクラゲに夢中。





これはクリオネ。



魚達。


向かい合っちゃって可愛い。
 

この日の私の日記。
自分の感動がただひたすらに伝わりました。

そして後から知った事だけどこの日記にもあるように
3.11東日本大震災は水族館にも
大きな被害をもたらしていたことを知りました。

生き物の餌、水槽を管理する発電機の燃料が
確保できなくなった事による生き物の死。

今は綺麗になり、展示の仕方も意欲的で 
楽しい面白い の感動しかないけれど、
当時の生き物、スタッフの事を考えると
胸が痛くなりました。
どんなに辛かったんだろう。
一人一人のストーリーを紐解けば
言葉に現れていない苦しみもあるはず。

そして各水族館の協力体制の素晴らしさ。
被災地からの急な受け入れ作業は
ものすごく大変だったと思います。
 
本当にすごいこと。

当然だけど世界では自分が知らない
すごいことが日々起こってた。
 
津波大変だ とテレビ画面を見て毎日思っていたけれど
その裏ですごいことをしている人達がたくさんいた。
 
そんな当然の事を感じました。
 
 
これからもいろんな事を感じながら
旅をしていきたいと思います。



 
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