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私という地平線に浮かんでくるもの、沈んでゆくもの。

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日々いろいろなことがある。いろいろな人に合う。いろいろな思いが浮かんでくる。受け取って私の中に沈みゆくものがある。大きなものも小さなものも、確かなことも不確かなことも、ここに記し…
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記事一覧

不安は、〝感じ〟ても、〝取り組まない〟。~絵日記学を学んで私ができるようになったこと⑱~

不安は、〝感じ〟ても、〝取り組まない〟。~絵日記学を学んで私ができるようになったこと⑱~

まだ、できるようになったとは言い難いのだけれど、そもそもこう思えたということが、ひとつ成長だと思う。

これまで漠然とした不安がつきまとっていて、
物事(特に仕事)に全力を尽くすのを阻んできたように思う。
やるべきことはわかっているのだけれど、
「もしうまくいかなかったらどうしよう」という不安が頭をもたげ、
「こういう状況になったらこう対処しなきゃいけないから、そのためにはこれを準備しておかなきゃ

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運命を変えたあの夏の一本。

運命を変えたあの夏の一本。

〝好きな炭酸〟と目にして真っ先に思い浮かんだのはビール。

とにかくビール党の私。
週末、黄金色の液体をもこもこの泡を立たせながらグラスに注ぐ瞬間、頑張るスイッチがオフになる。
この夏は異常なほど暑いけれど、冷えたビールがいっそうおいしく感じられるのだけは嬉しいことかもしれない。

留学していたドイツでも、この大好きな炭酸飲料を満喫した。
まず、スーパーに並ぶ種類の多さにワクワク。
今では日本でも

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古本とわたし

古本とわたし

5/25(土)に開催された『静岡一箱古本市』に合わせてヒガクレ荘が発行するzineに寄稿した文章です。

📖📖📖📖📖📖📖📖📖

今やヒガクレ荘で古本を購入したり自分も棚借り店主Mochiyaとして古本を販売したりしている身だけれど、一時の私は〝古本〟にあまり良いイメージを持っていなかった。
遡ること中学生の頃、B〇OK 〇FF(ほぼ伏字にならない!)でコミックを売った時の経験に起

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満ちるからあふれ出る。

満ちるからあふれ出る。

少し前にたまたま見た『tiny desk concerts JAPAN』。藤井風とメンバーによるパフォーマンスが言うまでもなく素晴らしかったことと並んで私の心に残ったのは、MCを全編英語で通す中、『満ちてゆく』の英語紹介が〝Overflowing”という語だったこと。
個人的にこの語のイメージは「あふれ出す」とか「氾濫する」で、外側からの目線による表現として捉えていて(無意識に)、
一方、日本語の

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コーヒー牛乳、それはお守りのような。

コーヒー牛乳、それはお守りのような。

基本、コーヒーはブラック派。

朝、出社してまずすることは、会社に常備されているドリップバッグのコーヒーを淹れること。それで気合いを入れる。数少ないルーティーンのひとつ。午後もデスクワークが続くようなら、3~4時頃にもう一杯欲しくなる。やはりブラックで。
でも少し体も心も緩めたいと感じる時は〝牛乳入り〟にすることが多い。外回りが続く日、アポイントの隙間があればコンビニでカフェラテを買って小休憩。そ

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新年度、リセット、リスタート!

明日から、新年度。
何だかいろいろと手につかなかったここ2ヶ月を良くも悪くもリセットし、新しくスタートを切ることにする。
少し前に読みおあわった『クジラアタマの王様』のクライマックス、たたみかけるような主人公の言葉を自分に突き刺して喝を入れたいと思います。

言わずもがな、情報は大事。そして夢見る力や想像力も。
(「イメージできることは実現する」とも言われるし、そういった経験は私自身にもある)

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2024年のテーマ

2024年のテーマ

というか心構えを3つ、決めました。

1つ目は「行き当たり、ばっちり。」
いつも行き当たりばったりな自分なのですが、その反面、計画的に物事を進められない自分にがっかりしたり、「次こそ!」と毎回のように思って来ました。でも昨年、とある本でこの言葉に出逢い(何の本だったかは忘れました。こんなところも行き当たりばったり笑)、自分にピッタリだと思ったのです。思い返せばこれまでも、なんだかんだ最後の踏ん張り

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12年目のはじまり。

12年目のはじまり。

11年目は、その直前に入社した社員を筆頭に今年4月入社の新卒2人を含め5人の仲間が増えました。
10年以上在籍し、ある程度、仕事を把握しているがゆえにマンネリ化してる部分があるのを否めない自分にとって、
『すろーかる』の読者から社員になってくれたメンバーの、フレッシュでポジティブな働きぶりと短期間での成長ぶりは
とても嬉しく、頼もしく、ありがたい。

そしてもう一つ大きかった出来事。
昨年11月に

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非日常/日常

非日常/日常

お気に入りの喫茶店が、火曜日限定、メニューも限られたものだけを提供する形で、夜営業を始めた。

ふだんは18:00閉店だから、平日に寄るのは難しく、行くならだいたい休日。
仕事中心の日常からのリフレッシュ目的が大きいと言える。
でも今回は平日の仕事終わりのこと。

そこで実感。

気分転換には「非日常」も必要だけど、
こういうちょっとした「日常」と「非日常」の間みたいな場もとても重要だなということ

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「積読パラドックス」by Mochiya

「積読パラドックス」by Mochiya

ふだん2~3冊を並行して読む。1冊だけ読んでいると、例えば悲しい物語に息が詰まり過ぎたり、難しい人文書に脳が疲れ過ぎたり、すごくハマったものだとすぐに読み終わりたくなかったり(笑)するからだ。さて、こういう読み方だと、2~3冊をほぼ同じタイミングで読了してしまうことがある。すると何が起こるか……「読む本がなくなってしまう!」という焦燥感に襲われる。そして、読み終わったのと同じ、あるいはそれ以上の数

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10/16の絵日記~抽象を抽象のまま描いたら~

10/16の絵日記~抽象を抽象のまま描いたら~

とってもイラっとすることがあったこの日。
人に吐き出したりして一旦は収めたものの、1日の終わり頃に怒りが再燃。怒りの根元に突き止めようと心の内を見つめてみても見えてくるのはこんな〝ザワザワ〟ばかり↓

テレビの砂嵐(もはや死語?)のような状況で、見続けていると余計に気分が悪くなりそうで、脳内で閑話休題。

別のことを考え始めたら、あら不思議。
気分が晴れ、イラっとしていたことに対しても、考え方を切

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明日が来るのが怖い。

それが数年前の私の状態。

毎日、何かしらの不安や苦しさ、しんどさがあって。一日一日を何とか過ごしているような感覚で。家に帰ると、どっとやって来る疲れと同時に明日もまたこんなじゃないかという漠然とした不安に襲われて。そんな明日から逃げたくて、なかなか眠ることができなかった。

寝ても寝なくても変わらず明日は来るのに。遅くまで起きてても、翌日変わらずに出社するわけだから、余計にしんどくなるだけなのに

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自信についての考察 その2

単独のものとしてもいいくらい、前回から時間が経ってしまった(笑)

書く書く詐欺だと言われても仕方のないくらい、書こうと宣言していながら全然書けず…。まあ、誰も気にもかけていないかもしれないけれど、当の本人としては常にこのテーマが頭の中にあって、「あ!そういうことか」と〝感覚的に〟は掴めるものがあったのだけれど、なかなか言葉や文章に出来ずじまいが続いていたのだ。改めて、抽象的な事柄を言語化すること

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「やさしい」の理由~絵日記学を学んで私ができるようになったこと 番外編~

「やさしい」の理由~絵日記学を学んで私ができるようになったこと 番外編~

ここ数か月、人から「やさしい」と言われることが何度かあって、自分的にちょっと印象に残っている。
元々、人にやさしくありたいという気持ちは持っていたので、そう言ってもらえることは願ったり叶ったりではあるのだけれど、自分では全然そんなつもりがないから(笑)驚いている。

だって、人にやさしくありたいと強く意識していた頃、
自分としては人のためを思って行動していても、全然「やさしい」って言われなくて。

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