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クラシック音楽が好きすぎる。

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クラシック音楽(主にピアノ)に関する記述のあるエッセイを集めました。
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2024年3月の記事一覧

ちゃんと自分に積み重なっていくから

ちゃんと自分に積み重なっていくから

ある一日。

9時までぐっすり寝て、いい目覚め。

顔を洗って、昨日の夜浴室乾燥しておいた洗濯物を取り込む。その間、朝パック。

朝ごはんを食べる。食器を洗う。キッチンのシンクのネットを変えて、ついでに漂白。お風呂を軽く洗う。掃除機をかける。今シーズン一度も着なかった冬服をまとめて紙袋へ。あとで売ろう。

まだ10時。

近くのスーパーで、足りていなかった日用品を買う。メルカリで本を出品して、発送

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メンデルスゾーンみたいな季節がやってきた

メンデルスゾーンみたいな季節がやってきた

あたたかい。

メンデルスゾーンみたいな季節がやってきた。

うーん、「モーツァルトみたいな季節」もあり。今が似合う。それからフォーレも。

でもやっぱり、桜の色とか、ぽかぽかな天気とかを思い浮かべて1番しっくりくるのは、わたしはメンデルスゾーンだと思っている。

今年はお花見やピクニックの予定がないのだけれど、この週末に家の最寄り駅が同じな後輩の提案により川沿いを散歩したので、ちゃんと春を感じら

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当たり前ではないことを重々承知で

当たり前ではないことを重々承知で

わたしはおそらくずっとピアノを弾き続けるのだと思う。だって、現にもう20年以上弾き続けているわけだし、ピアノを弾いていない自分を想像するとか無理だし。何より純粋に、ピアノを弾くことが大好きだから。

今の所そう思っているけれど、ひとの気持ちは変わりゆくもの。いつ嫌いになるかなんて、分かりません。

(と小学生の頃から思い続けて、嫌いにならないまま社会人になってますけどね)

ピアノに盲目で、「ラブ

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ランナーズハイを迎えた

ランナーズハイを迎えた

挫折という言葉は使わない!と決めて

地道に地道に練習しているスクリャービンのファンタジー。

ついに、ついについに、弾くことがしんどくなくなってきた。楽しくなってきた。

🥺!!♡♡

中学の時、部活の顧問に教えてもらって、以来、結構意識している「ランナーズハイ」という言葉。

とうとうこの曲でも、それを迎えたようだ。

勉強でもなんでもそうだけれど、一定期間しぶとく続けた後、ある時「あれ楽し

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2023年度ピアノまとめ

ピアノを弾いたあとって、意識が自分の内面の奥底に行く感覚がある。

自分との会話が止まらなくなるというか。できれば誰とも話したくない時間が一定あるというか。

何を言っているの、スピリチュアルな話?と思うかもしれないけれど…

仕事なんかの100倍くらい一瞬に集中して、心も身体も超繊細になる感覚、なんか病みつきになるんだよなあ。

サウナの「整う」とかもこういう感じなのかしら。

*

振り返ると

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ノクターンが弾きたいかもしれない

ノクターンが弾きたいかもしれない

先日の演奏会で、ショパンのノクターンを聴いた。最も有名と思われるop9-2。

いいなあ。

9-2、名曲として知られているのに、正直魅力があまりわからなかったんだけど…。それにどちらかといえば9-1の方が好きだと思っていたのだけど…。

気持ちのこもった演奏を聴いたら、おお、とても素敵な曲だなあと思って、なんだかわたしもレパートリーにしたくなってしまいました。

というわけで、昨日の夜、早速譜読

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