みずたま

オチのない話を語りたいだけの人です。

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目に見えるものしか信じない

当たり前といえば当たり前なのかもしれない。 子供の頃、 どんなに願っても祈っても 天国の父は帰ってこなかったし、 お城みたいな家には住めなかった。 私は占いやら風…

みずたま
8か月前

ほら、またこれだ。

ほったらかしの数年間。 ほらね、こういうとこだよ。 なにやってんだよ、 ちゃんとしなよ。 去年までのわたしなは きっとこう思ってしまっていただろう。 何事も継続出…

みずたま
11か月前
3

「動」へのあこがれ。

同級生夫婦が それぞれの道を歩むことに決めた。 前向きな方向の二人なのに、 「離婚」という言葉にまとめるのは なんとなく気が乗らないのだけど。 どちらも昔から知る…

みずたま
2年前
2

誰にも内緒の幸せ

海へ行った。 ずっと行きたかったビーチカフェ。 その存在を知ってからもう何年も思い焦がれていた。 なかなか行けなかったのは、 誰と行けば楽しいのか、わからなかった…

みずたま
4年前
6

wishしすぎないlist

先日、誕生日を迎えた。 ついこの間まで女の子だったはずなのに、 もう立派なおばちゃんである年齢に がっかりはするけれど、 節目の歳ということもあって 背筋がピンとす…

みずたま
4年前
12

ホウキを買うだけのこと

職場の色々なイベントが出来なくなって 返ってきた積立金で ホウキを買った。 雑貨好きの間では定番ともいえる REDECKERの赤いあのホウキだ。 半年くらい、ホウキを買う…

みずたま
4年前
11

のこすもの

瀧波ユカリさんの、実家終いの話を読んだ。 半年程前、 母方の祖母が住居型のホームに入居したのをきっかけに 実家終いをした。 正確に言えば、 母の弟である叔父が業…

みずたま
4年前
7

きらいなわたし④

なんでだろう。 どん底を抜け出したのに 私はいつまで経っても 生活に慣れない。 いろんな人に助けてもらいながら どん底から少し這い上がってきたわたしはナゼか ○日ま…

みずたま
4年前
15

きらいなわたし③

それからわたしは 少しずつ立ち直った。 「関わらなきゃいけない人」以外の人とも 頑張らずに付き合えるようになった。 周りをちゃんと見たら、 優しい人がたくさんいた。…

みずたま
4年前
15

きらいなわたし②

サボってもいい… サボっても…いい? https://note.com/mizutama2525/n/n6700332fe307 程なくして彼女は私を 夜の街に誘ってくれた。 久しぶりの夜のお出かけ。 お気に…

みずたま
4年前
13

きらいなわたし①

この人生をスキになりたい。 そう思うようになった。 6.7年程前、わたしはどん底にいた。 心身共にボロボロ。 家のことなど、とても出来る状態じゃなかった。 思考停止状…

みずたま
4年前
17

わたしというひと。

わたしはこういう者です‼︎ というものが特にないということに気付いたのは 割と最近のこと。 家事はあまり得意じゃないし、 バリバリのキャリアワーママでもない。 映え…

みずたま
4年前
14
目に見えるものしか信じない

目に見えるものしか信じない

当たり前といえば当たり前なのかもしれない。

子供の頃、
どんなに願っても祈っても
天国の父は帰ってこなかったし、
お城みたいな家には住めなかった。

私は占いやら風水やら
スピリチュアル的なものは苦手だ。

二十歳くらいの頃だろうか。
デパートの催事に来ていた占いに
行ったことがある。

今思えばソレ系だったのかもしれないけれど、
印鑑の色をズバリ言われて
その色だからダメだね‼︎
とバッサリ切

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ほら、またこれだ。

ほら、またこれだ。

ほったらかしの数年間。

ほらね、こういうとこだよ。
なにやってんだよ、
ちゃんとしなよ。

去年までのわたしなは
きっとこう思ってしまっていただろう。

何事も継続出来なくて
思いもコロコロ変わる。

こどものライフステージが変われば
親もその通りに動く事になるんだもの、
変わるよね、そりゃ。

とはいえ、
長男が車の免許を取ったので
本当に色々と楽になりました。

反抗期も終わり、社会に揉まれ

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「動」へのあこがれ。

「動」へのあこがれ。

同級生夫婦が
それぞれの道を歩むことに決めた。

前向きな方向の二人なのに、
「離婚」という言葉にまとめるのは
なんとなく気が乗らないのだけど。

どちらも昔から知る存在とはいえ、
夫婦のことは知る由もないので
二人とも楽しく進めーーー!!
という思いなんだけど、

さてさて、ふむふむ。

色々動き出す年齢にきたんだな、と思う。

わたしが今動き出すとしたら、
なんだろう。
気持ちだけは悶々として

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誰にも内緒の幸せ

誰にも内緒の幸せ

海へ行った。

ずっと行きたかったビーチカフェ。
その存在を知ってからもう何年も思い焦がれていた。

なかなか行けなかったのは、
誰と行けば楽しいのか、わからなかったから。
落ちていた数年の間に、一人行動が主になっていたから。

それでも今年はどうしても行きたかった。
外出もままならない今だけど、
このモヤモヤを来年までは引っ張りたくなかった。

そこに行くのには自分の中でそこそこ勇気がいることだ

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wishしすぎないlist

wishしすぎないlist

先日、誕生日を迎えた。

ついこの間まで女の子だったはずなのに、
もう立派なおばちゃんである年齢に
がっかりはするけれど、
節目の歳ということもあって
背筋がピンとするような、したいような、
そんなところ。

思えば、いつだって憧れはあるのに、
その憧れに近付く努力は全くしてこなかった。
自分磨いてない、自分見つけてない。

なんのためにうまれて
なにをして生きるのか
わからないままおわる…

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ホウキを買うだけのこと

ホウキを買うだけのこと

職場の色々なイベントが出来なくなって
返ってきた積立金で
ホウキを買った。

雑貨好きの間では定番ともいえる
REDECKERの赤いあのホウキだ。

半年くらい、ホウキを買うのを迷っていた。
ホームセンターで買ったごく普通のホウキを使っていて
見た目もシンプルで良くも悪くも本当に普通なのだけど、
何かもう一つ、ときめくモノが欲しかった。

ホウキを求めて…というわけではないが、
とある仕事帰りに

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のこすもの

のこすもの

瀧波ユカリさんの、実家終いの話を読んだ。

半年程前、

母方の祖母が住居型のホームに入居したのをきっかけに

実家終いをした。

正確に言えば、

母の弟である叔父が業者の力を借りて

ほぼ処分してくれた。

母が亡くなるまで、その家には

祖母と母とわたしの三人で住んでいた。

母は入院していたので、

その家にはほとんどいなかったし、

わたしは遠方に嫁いだので、

ほぼ、祖母の一人暮らしだ

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きらいなわたし④

きらいなわたし④

なんでだろう。

どん底を抜け出したのに
私はいつまで経っても
生活に慣れない。

いろんな人に助けてもらいながら
どん底から少し這い上がってきたわたしはナゼか
○日までにしなければならない、
と、期日に追われることが苦手になっていた。
そのクセ、
あれをやらねば!これをするべき!
と、いつも何かに追われている。

今の言葉でいう「ワンオペ」なので
本当に時間に追われている日も
少なからずあるのだ

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きらいなわたし③

きらいなわたし③

それからわたしは
少しずつ立ち直った。

「関わらなきゃいけない人」以外の人とも
頑張らずに付き合えるようになった。
周りをちゃんと見たら、
優しい人がたくさんいた。
本当に忙しい時期だったけれど、
楽しいこともたくさんあった。

砂粒ほどに砕け散っていた自己肯定感が
少し大きくなった気がした。

それは今もまだ上手ではないけれど、
全否定されている気がした自分の存在は、
実はそうではなかったと知

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きらいなわたし②

きらいなわたし②

サボってもいい…
サボっても…いい?

https://note.com/mizutama2525/n/n6700332fe307

程なくして彼女は私を
夜の街に誘ってくれた。

久しぶりの夜のお出かけ。
お気に入りのイヤリングをつけて、
ご飯とお酒と他愛のないおしゃべり。

そういえばこんな楽しみ方もあったんだっけ?
あれ?人ってこんなに優しかったっけ?

「私ってすぐ感極まって泣いちゃうの。

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きらいなわたし①

きらいなわたし①

この人生をスキになりたい。
そう思うようになった。

6.7年程前、わたしはどん底にいた。
心身共にボロボロ。
家のことなど、とても出来る状態じゃなかった。

思考停止状態で、
仕事以外の時間はとにかく眠り続けたかった。
仕事中や人と会う時にニコニコするのが精一杯。
まだ子供が小さかったので
最低限の食事と
どうしてもやらなきゃいけない家事だけを
なんとかこなし、
他は何もしたくなかった。

家な

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わたしというひと。

わたしというひと。

わたしはこういう者です‼︎
というものが特にないということに気付いたのは
割と最近のこと。

家事はあまり得意じゃないし、
バリバリのキャリアワーママでもない。
映えるような暮らしもしていなければ、
これだけは‼︎という特技もない。
悲しいことはたくさん経験してきたけれど、
平穏な日々はどのくらいあったかな?

焦る、焦る。
わたしはなに?

人生も折り返しにくるんじゃないかというところまできて、

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