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オチのない話を語りたいだけの人です。

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目に見えるものしか信じない

当たり前といえば当たり前なのかもしれない。 子供の頃、 どんなに願っても祈っても 天国の父は帰ってこなかったし、 お城みたいな家には住めなかった。 私は占いやら風水やら スピリチュアル的なものは苦手だ。 二十歳くらいの頃だろうか。 デパートの催事に来ていた占いに 行ったことがある。 今思えばソレ系だったのかもしれないけれど、 印鑑の色をズバリ言われて その色だからダメだね‼︎ とバッサリ切り捨てられた。 もの知らぬ二十歳の娘は 自分の印鑑なんて見たこともないし、 そ

    • ほら、またこれだ。

      ほったらかしの数年間。 ほらね、こういうとこだよ。 なにやってんだよ、 ちゃんとしなよ。 去年までのわたしなは きっとこう思ってしまっていただろう。 何事も継続出来なくて 思いもコロコロ変わる。 こどものライフステージが変われば 親もその通りに動く事になるんだもの、 変わるよね、そりゃ。 とはいえ、 長男が車の免許を取ったので 本当に色々と楽になりました。 反抗期も終わり、社会に揉まれ、 まだまだ子供だけれど 優男に育ってくれたのをいいことに、 なんでもすぐに甘え

      • 「動」へのあこがれ。

        同級生夫婦が それぞれの道を歩むことに決めた。 前向きな方向の二人なのに、 「離婚」という言葉にまとめるのは なんとなく気が乗らないのだけど。 どちらも昔から知る存在とはいえ、 夫婦のことは知る由もないので 二人とも楽しく進めーーー!! という思いなんだけど、 さてさて、ふむふむ。 色々動き出す年齢にきたんだな、と思う。 わたしが今動き出すとしたら、 なんだろう。 気持ちだけは悶々としているのだけど、 これといってやり抜きたい事には 出会っていない。 出会おうとして

        • 誰にも内緒の幸せ

          海へ行った。 ずっと行きたかったビーチカフェ。 その存在を知ってからもう何年も思い焦がれていた。 なかなか行けなかったのは、 誰と行けば楽しいのか、わからなかったから。 落ちていた数年の間に、一人行動が主になっていたから。 それでも今年はどうしても行きたかった。 外出もままならない今だけど、 このモヤモヤを来年までは引っ張りたくなかった。 そこに行くのには自分の中でそこそこ勇気がいることだった。 でも、夏の間に、自分の小さな願いを叶えてあげたかった。 用事があって、

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        記事

          wishしすぎないlist

          先日、誕生日を迎えた。 ついこの間まで女の子だったはずなのに、 もう立派なおばちゃんである年齢に がっかりはするけれど、 節目の歳ということもあって 背筋がピンとするような、したいような、 そんなところ。 思えば、いつだって憧れはあるのに、 その憧れに近付く努力は全くしてこなかった。 自分磨いてない、自分見つけてない。 なんのためにうまれて なにをして生きるのか わからないままおわる… アンパンマンの歌が心にチクッと刺さる。 毎年、年始に手帳に書いているwish l

          wishしすぎないlist

          ホウキを買うだけのこと

          職場の色々なイベントが出来なくなって 返ってきた積立金で ホウキを買った。 雑貨好きの間では定番ともいえる REDECKERの赤いあのホウキだ。 半年くらい、ホウキを買うのを迷っていた。 ホームセンターで買ったごく普通のホウキを使っていて 見た目もシンプルで良くも悪くも本当に普通なのだけど、 何かもう一つ、ときめくモノが欲しかった。 ホウキを求めて…というわけではないが、 とある仕事帰りに まだ行ったことのなかった 国道沿いにある雑貨屋さんに寄ってみた。 シンプルな雑

          ホウキを買うだけのこと

          のこすもの

          瀧波ユカリさんの、実家終いの話を読んだ。 半年程前、 母方の祖母が住居型のホームに入居したのをきっかけに 実家終いをした。 正確に言えば、 母の弟である叔父が業者の力を借りて ほぼ処分してくれた。 母が亡くなるまで、その家には 祖母と母とわたしの三人で住んでいた。 母は入院していたので、 その家にはほとんどいなかったし、 わたしは遠方に嫁いだので、 ほぼ、祖母の一人暮らしだったけれど。 実家を片付けた後、 祖母はわたしに言った。 「ばあちゃんの物

          のこすもの

          きらいなわたし④

          なんでだろう。 どん底を抜け出したのに 私はいつまで経っても 生活に慣れない。 いろんな人に助けてもらいながら どん底から少し這い上がってきたわたしはナゼか ○日までにしなければならない、 と、期日に追われることが苦手になっていた。 そのクセ、 あれをやらねば!これをするべき! と、いつも何かに追われている。 今の言葉でいう「ワンオペ」なので 本当に時間に追われている日も 少なからずあるのだけど、 そうではない日も なんとなく何かに追われている。 わたしを追いかけてい

          きらいなわたし④

          きらいなわたし③

          それからわたしは 少しずつ立ち直った。 「関わらなきゃいけない人」以外の人とも 頑張らずに付き合えるようになった。 周りをちゃんと見たら、 優しい人がたくさんいた。 本当に忙しい時期だったけれど、 楽しいこともたくさんあった。 砂粒ほどに砕け散っていた自己肯定感が 少し大きくなった気がした。 それは今もまだ上手ではないけれど、 全否定されている気がした自分の存在は、 実はそうではなかったと知った。 この時わたしの周りにいてくれた人たちのことを 心から尊敬しているし、

          きらいなわたし③

          きらいなわたし②

          サボってもいい… サボっても…いい? https://note.com/mizutama2525/n/n6700332fe307 程なくして彼女は私を 夜の街に誘ってくれた。 久しぶりの夜のお出かけ。 お気に入りのイヤリングをつけて、 ご飯とお酒と他愛のないおしゃべり。 そういえばこんな楽しみ方もあったんだっけ? あれ?人ってこんなに優しかったっけ? 「私ってすぐ感極まって泣いちゃうの。 感情が前面に出やすいから、 嫌われる率も高い高い!」 大きな口を開けて笑いな

          きらいなわたし②

          きらいなわたし①

          この人生をスキになりたい。 そう思うようになった。 6.7年程前、わたしはどん底にいた。 心身共にボロボロ。 家のことなど、とても出来る状態じゃなかった。 思考停止状態で、 仕事以外の時間はとにかく眠り続けたかった。 仕事中や人と会う時にニコニコするのが精一杯。 まだ子供が小さかったので 最低限の食事と どうしてもやらなきゃいけない家事だけを なんとかこなし、 他は何もしたくなかった。 家なんて大嫌い。 みんな大嫌い。 わたしなんて大嫌い!! 頑張らなくていいの?一昨

          きらいなわたし①

          わたしというひと。

          わたしはこういう者です‼︎ というものが特にないということに気付いたのは 割と最近のこと。 家事はあまり得意じゃないし、 バリバリのキャリアワーママでもない。 映えるような暮らしもしていなければ、 これだけは‼︎という特技もない。 悲しいことはたくさん経験してきたけれど、 平穏な日々はどのくらいあったかな? 焦る、焦る。 わたしはなに? 人生も折り返しにくるんじゃないかというところまできて、 このまま自分のことを好きになってあげられずに この生を終えることだけはしたくな

          わたしというひと。