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本音を言うのを我慢できる人は皆偉い

M1は敗者復活戦から1日がかりで見る。
どうも。瑞野蒼人です。

お笑いコンビ「ウエストランド」が昨年のM1グランプリで優勝した。順調に各メディアへ引っ張りだこ。やはりM1ドリームは健在だというのを象徴するかのような活躍ぶりである。やっぱりすげーわ。

これまでのお笑いのトレンドであった「人を傷つけないお笑い」の対極である「とにかく誰にでも噛み付く」芸風で、大混戦の決勝戦の中でも圧倒的なインパクトを見せていたウエストランド。

私もこの決勝戦をずっと生放送で見ていたのだが、正直、前からウエストランドは私は好きじゃなかった。前回M1決勝に上がった時も苦手な方の部類というか、今回決勝に上がってきた時にも「うわーウエストランド来たかぁ・・・」って感じでちょっとガッカリした感じはあった。(もし関係者の方が読んでいたら謝ります。すみません)

しかし、今回の決勝戦での戦い方を見て甚だ「これは参りました」と言わざるを得なかった。自らの味方であるべきだと思うMー1運営すら敵に回して、芸風である噛みつき漫才をストレートにぶつけていた。運を持っていた、と言う見方もできるが、それ以上に「本音を飲み込まずに食らいつく」姿勢と言うのが凄すぎて。ただただアホみたいに笑い転げていたのを思い出す。


本音。

やっぱり、作られたボケとかエピソードトークより何よりも破壊力があるのは「本音」以外にあり得ない気がする。「この人がこんなこと言っちゃっていいの!?」とか「そんなに攻めたこと言っていいの!?」みたいな意外性とか。本音は計算にはどうしても勝てないと思うのだ。

だって、誰かの本音はみんなが思ってる本音かもしれないし。もしかしたら、自分だけが思ってることかもしれないけれど口に出した瞬間それは「共感」という波に変わって聞き手をあーあるある!!っていう感情に染め上げてしまうかもしれないから。

そうなった瞬間もう聴衆ってのは爆笑ですよ。「あーやっぱ自分もそう思ってたんだな」ーってなったらもう笑いが止まんなくなっちゃう。そこまでできたら全部勝ちじゃないですか。

結局世の中は
誰かが言いたくても我慢している建前と
誰かが言いたくてしょうがなかった本音によって
均衡なバランスが保たれてるような気がする。


私も、このnoteですら言えない本音がある。

本当はもう一刻も早く誰かに聞いてほしい愚痴とか文句とか嫌なこととか、常に心の中に大きな一物を持って生きているような人間である。みんなが思うほどおとなしいとか真面目とかそう言う人間じゃないのだ。

でも、いろんなことを気にしながら生きてしまう。これからのこととか、デジタルタトゥーとして残ることとか、自分の未来を想像して残る影響のことを考えて、やっぱりなんとなく飲み込んでします。言いたくてしょうがないのだけど。なので、より苦しくなってしまう。辛い。


結局、本音は飲み込めば飲み込むほど
バカを見るだけなのかなとちょっと思った。
それをすぐ言えたら苦労はしないのだけど。

最近、朝起きると顎や奥歯がちょっと痛い。なんかフィーリングでしかないけれど、歯軋りがひどい気がする。本音を噛み殺して生きすぎたせいなのだろうか。早いこと歯医者に行って治さなければ・・・。

とりあえず今日のところは、おやすみなさい。



おしまい。



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