僕がジュンク堂書店で本を選ぶときに大切にしてること②
その①(前編)はこちらから⇩
こんにちは、瑞野蒼人です。
というわけで、本屋でのマイルール・後編です。
私が本を買う時に大切にしていること。
それは、『裏表紙のかっこいい作品を買う』です。
コロナの流行が本格的に始まったばかりで気軽に本屋へも行けない時期。瑞野はタブレット兼用のchromebookを購入したことをきっかけに、家にある大量の本をAmazon kindle(電子書籍)アプリに移行して、同時に家の断捨離を始めました。そしてその頃から、内容が気に入っていて本当に手放したくない本だけ家に並べるようにしているんです。つまり、今我が家に並んでいる本は、瑞野が厳選に厳選を重ねた「永久保存版」級の本たちってわけですね。
で、そうやって家の中の断捨離をしているときに、ふと表紙がボロボロになった愛読書に目が行きまして。「これ、カバー外して保存したら見栄えもよくなるんじゃないだろうか」って考えて外したときから、「裏表紙の美しさ」に瑞野は目覚めてしまったんです。
みなさんが本買う時って、カバーに惹かれてジャケ買いすることはあると思うんですけど、流石に裏表紙まで気にして買う人はあまりいないんじゃないですかね?私は本屋さんでも、さっとカバーを外してどんな裏表紙なのかしっかり見ます。では実際に、カバー裏の表紙がどんなものかを見ていただきましょう。
例えば、村上春樹「職業としての小説家」。
カバーは村上さんの写真が象徴的な、非常に目立つデザインですが、その裏は非常にシックで落ち着いたデザインになってます。こういう表のカバーとの対照的なデザインは好きですね。
あと、最近読んでいる手嶋龍一「鳴かずのカッコウ」。
表裏で絵がリンクしているんですね~。表にはタイトルが入っていて、裏は絵柄に合わせて英語訳でのタイトルがすこし小さめに書いてあります。こういうデザインもニクいですねぇ~好きです。
何より、私の大好きな神戸が!舞台に!なっている!作品なので!ポートタワーや明石海峡大橋などの風景がデフォルメされて描かれているんです。素敵やん?素敵やん?すすすす素敵やん?
どうです?裏表紙もなかなか素敵でしょ?
読んだら古本屋に売ってしまうような方は、なかなかカバーを捨てることは難しいでしょうけど、長年読んでいる愛読書があったりとか、そういう方なら思い切ってカバーを捨ててみることをおすすめします。表表紙はそのうちボロボロになっちゃうから見栄えも悪くなっちゃうし、なにより、シンプルなデザインに愛着が沸いてくること間違いなしですよ?
ちなみに、裏表紙が凝っている作品は、主にハードカバー系が多いです。文庫の場合、それぞれの出版社が決めているデザインで統一されているので、あまり変わり映えしません(文庫の裏表紙も好きっちゃ好きですけどね)。
みなさんも今度本屋さんに足を運ぶときには、ぜひ裏表紙もちょっと気にしてみてください。きっと素敵なデザインに巡り合えるかもしれません。
あ、でも裏表紙を見たらちゃんとカバーを元に戻してくださいね。
おしまい。