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旅と暮らしの交わるところ

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OLから転身し、写真の道へ。結婚・妊娠・出産を経て、女性がライフステージや環境に左右されずに(もしくは、変化に応じて自由自在に形をかえて)はたらくことや暮らすことについて考えてき… もっと読む
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#子育て

何の得にもならないことをしようと思う

何の得にもならないことをしようと思う

最近のこの状況になって、時間ができた。今まで、なんて余裕がなかったんだろうと思えるほどに。

そして、最近強く思うのは、どれだけいつも生産性を求めて生きていたか。

何をやるにも理由づけをしたり、これは後々役に立つからとか、時間を有意義に使わなくてはって思うあまりに休むことに罪悪感を抱いたり。どうせNetflix見るなら英語のにして勉強もしようとか、子供の感性を育てるために絵本を読み聞かせよう、と

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「子どもと旅する」のハードルを下げるには

「子どもと旅する」のハードルを下げるには

娘とふたりで、日本や海外を旅していると、「私も娘がもう少し大きくなったらふたりで旅したい!」というメッセージをいただくことがよくあります。

最近では友人知人からの「一緒に旅に行ってほしい」というオファーが本当に多くて。

それだけ、「母娘ふたり旅をしたい!でもできない…」と思ってる方が多いのだと思います。

できない理由は沢山あると思います。
でも、本当に旅してみたいなら、一刻も早く行ってみてほ

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母娘ふたりメルボルン旅

母娘ふたりメルボルン旅

娘とふたりで、約2週間メルボルンに行ってきました。最後はウルルにも足を伸ばして大満喫。

毎日ほんっとうによく歩いて、たくさんのものを見て、インスピレーションももらい、幸せすぎる日々を過ごしてきました。

母娘ふたりでの海外旅は、今回がはじめて。行き先をメルボルンにした理由は、友だちが住んでいるからでした。

たくさんのおススメを教えてもらったり、行きにくい場所に車で連れていってもらったり。友だち

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すきなものって。

すきなものって。

娘が突然、
「おいちゃんはねー。ぱんがすきなのー。あと、ぎゅうにゅうー。」
と言いだした。

おいちゃんというのは、私の兄のこと。
娘からすると、叔父にあたる。

「じゃあ、ばあばは何が好き?」
と聞くと、
「ばあばはー、やさい!あとふるーつ!」

ここで、ふむふむ、やっと飲み込めた。

どうやら娘にとって、
「よく食べているもの」=「好きなもの」
らしい。

ばあばは本当は卵

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えへへ。てへへ。で、のらりくらり。

えへへ。てへへ。で、のらりくらり。

今わたしが心がけてること。

脱・真面目!

(脱・真面目を心がけるなんて、どんだけ真面目なんだろ!!汗)

いっちばん脱・真面目を心がけてるのは、子育ての場面。「娘と向き合わなきゃいけない」を放棄した。

「りんごじゅーすちょーだい」
って言われて持ってったら、
「やーだ!ぎゅうにゅうがいい!」
なんて言われることも日常茶飯事。

それなら、私だって。
と思うわけです。

もう、ちびまる子ちゃん

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その時の気持ちを、その瞬間に処理すること

その時の気持ちを、その瞬間に処理すること

子どもと接していて感じること。

子どもって、なにか悲しいことが起きたときに、怒ったり泣いたり。
鬼の形相で(笑)泣きわめきます。

その感情を忘れさせてあげるのがいいのかなと、前は思っていました。
だから、気分を変えられるように、散歩に誘ったり、絵本を読もうとしたり。その結果、うまくなだめられなかったり、火に油を注いでしまうこともしばしば。じいじに「うるさい!」と一喝されて、ますます泣きじゃくる

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今この瞬間を。

今この瞬間を。

今この瞬間を味わいつくしているとき、心の底から喜びが湧いて、至福を感じることができます。

例えば、お風呂に浸かった瞬間。
例えば、ベッドに身を預けて、ひんやりとしたシーツの心地よさを感じた瞬間。

こういった心が満たされる瞬間を、もっと増やしていきたいなと思って心がけるようになったことを、メモしておこうかと思います。

①自然と触れ合い、五感をフル活用して過ごす

頬に当たる雨粒。髪を撫でるそよ

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決めたら叶う

決めたら叶う

私には個人的に叶えたい景色があります。
みんなにだって、あるでしょう?

でもいつか、いつかと先延ばしにして。
できない言い訳を探してる。

本当は、変わるのが怖いだけ。

前は「第二の人生」という言葉は、定年後を指していたけれど、
今はもう違う時代。
第二の人生も、第三の人生も、いつだって始められる幸運な時代。

心の声に従って、決める。
それはもう、パンが食べたいからパン屋さんに行く。
海が見

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力を抜いて、流れるように

力を抜いて、流れるように

いつもなんとなく幸せに泳いでいたはずなのに、気がついたら方角を見失い、ずいぶんと遠い沖まで来てしまっていた。そう思うことありませんか?

あの島まで行けたらいいのに、そう思って水面下で手足をバタバタさせてもがく。一生懸命、必死になって手足を動かしてみても、波にさらわれて、島にはちっともたどりつけない。

そんなときは、力を抜いてみて。

目指していた島へ行くことに固執せず、その想いを手放してみて。

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人と向き合うことは、自分と向き合うこと

人と向き合うことは、自分と向き合うこと

「もっと被写体の中に入り込んでいく写真を撮れ。」

深く深く自分と向き合っていたとき、そう言葉をかけてくれた方がいました。出来ていない自分を明るみに出されて、それはもう恥ずかしく辛かった。頬をピシャッと叩かれた気分。その痺れは長いこと引きませんでした。それほどに核心をついていたから。

上辺だけでなく、被写体の内面を現すような、私にしか撮れない写真って何だろう。ただキレイなだけでなく、なにかが

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レインコートのくれた自由

レインコートのくれた自由

撮影のとき、娘を一時保育や託児所で預かってもらっています。どこも自宅から距離があって、自転車で15〜20分くらい。雨の日には、バスで行ける場所はバスで行き、バスが通っていない場所のときは雨が降らないことを祈るのみ(!)でした。(これまでは持ち前のここぞと言うときの晴れ女パワー活かして、雨ゼロ!えっへん。)

でも、雨の日バスで送迎するの、すっごく大変でした。背中にはカメラやらレンズやらがずっしり詰

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一滴の愛が波紋となって

一滴の愛が波紋となって

この数ヶ月、私のテーマは愛でした。恋愛感情だけじゃなくて、もっと大きなあたたかいもの。理想の自分像(大切にしたい価値観)に愛が加わったものの、でもどうしたらいいのかは分からないままでした。

エゴばっかりの自分。劣等感を感じる自分。そんな私には、遠い道のりのように思えていました。それでも、反応しているということは、私の中に愛のタネがあるんだと思い、少しずつ見つめて、認めていきました。

私が意識し

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お客さんでいられないことを

お客さんでいられないことを

以前「自分をいかして生きたい!」の中でご紹介させていただいた、西村佳哲さんの「自分をいかして生きる」という本。自分らしくいられる働き方を探して、その入り口でうろうろしていた私に、大きく響いた考え方がもうひとつありました。

それが、「お客さんでいられないことを」です。

”どんなに映画が好きでも、ただそれを見ていれば幸せで、足りる人はお客さんだ。別に客でいることが悪いわけじゃない。(中略)でも「好

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負けるが勝ちよ

負けるが勝ちよ

先日、久しぶりにお会いした方がおっしゃっていました。
「負けるが勝ちよ」
って。

「一般的には負けは負けですよね。その勝ち負けの世界から降りることって負けではあるんですけど、実は勝ちなんですよね。」
というような、なんだか思考がぐるぐるする説明をしてくれました。

負けず嫌いが、私を今いる場所まで連れてきてくれた面もあります。特に写真の道に進んでからは、学校のコンペでグランプリをいただい

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