見出し画像

負けるが勝ちよ

先日、久しぶりにお会いした方がおっしゃっていました。
「負けるが勝ちよ」
って。

「一般的には負けは負けですよね。その勝ち負けの世界から降りることって負けではあるんですけど、実は勝ちなんですよね。」
というような、なんだか思考がぐるぐるする説明をしてくれました。

負けず嫌いが、私を今いる場所まで連れてきてくれた面もあります。特に写真の道に進んでからは、学校のコンペでグランプリをいただいたことで自信も得たし、「椅子取りゲームだ」という言葉を素直に受け取って、競争の世界にどっぷり浸かってきました。

でも、これ疲れるんですよね。
人といつも比較して、羨んだり、誇らしく思ったり。
基準の全てが他人(あるいは社会とか常識といった形のないもの)にあるから、自分の評価はいつでもゆらゆら。
頑張って手に入れても、もっともっと持ってる人がいる。
いつでも上(とみなしている人や事柄)を見ては劣等感を感じ、自信の持てない日々を過ごしていました。

仕事も、少しずつ理想に近づいているものの歩みは遅く、突き抜けることもなくそこそこ。初めての育児に疲労困憊し、家庭は最悪の状況。
行き詰まった私は、色々な本やネットにヒントを探し、講座やセミナーにも参加しました。

その中で出会った考え方が、
”優劣をつけている限り、優劣の世界から抜け出すことはできない。”
というものでした。

これを知って、私も優劣の世界から抜け出したいと思いました。
「私は、誰にも変わることのできない、大切な存在だよ」って自分に言いたい。

だから、自分がダメだと思い込んできた自分(弱音吐けない、我が強い、毒吐く、人のつまんない話聞くのが嫌い、感情の起伏が激しい…)にもマルをつけてあげることにしました。「そのまんまの自分でいいんだよ。」って。見せちゃいけないって思いこんでた自分を、人の前でも出していくことにしました。

そうしたら、少しずつ楽になっていったんです。
「私には私だけの道がある」
今はそう思えています。

今、人と比べてつらい人。
「負けるが勝ちよ。」
おいでおいでー。


このnoteは、何取り柄もなく平凡なOLだった私が「自分らしく生きたい!」と思い、自分の心にフィットする生き方を模索し続けている、日々の記録です。女性ならではのライフステージや環境の変化にぐらぐら振り回されてしまうのではなく、自分の心の声に従って自由自在に働きかたや暮らしを調整しながら生きたいと思っています。今では、大好きな写真を撮ったり文章を書いたりして、私にとっての”ちょうどいい”を大切に暮らしています。


お仕事の実績はこちらをご覧ください。
清水美由紀 portfolio site
http://www.miyukishimizu.com



いつも読んでくださって、ありがとうございます! いただいたサポートは、新しい働きかた&暮らしかたを模索する実験に使います。