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お客さんでいられないことを

以前「自分をいかして生きたい!」の中でご紹介させていただいた、西村佳哲さんの「自分をいかして生きる」という本。自分らしくいられる働き方を探して、その入り口でうろうろしていた私に、大きく響いた考え方がもうひとつありました。

それが、「お客さんでいられないことを」です。

”どんなに映画が好きでも、ただそれを見ていれば幸せで、足りる人はお客さんだ。別に客でいることが悪いわけじゃない。(中略)でも「好き」だけではすまない。今はお客さんの立場でも、ずっとそのままで居られるかというとそんなことはない。というか、そうありたくない。気持ちがザワザワする。落ち着かない。見たくない。悔しい。時にはその場から走り出したくさえなるような、本人にもわけのわからない、持て余す感覚の生起を感じている人は、そのことについて、ただお客さんではいられない人なんじゃないかと思う。” (本書より抜粋)

こういう気持ちになったことあるでしょうか。
もしあったとすれば、幸せだと思います。
そこに、自分をいかして生きるためのタネがあるのだから。

この本を読んでいた当時は、この「お客さんでいられない」という言葉を手掛かりにして、自分の働く道を探していましたが、今になるとこの感覚は仕事だけでなく、もっと生きること全般に応用できる考え方だなと思うようになりました。

嫉妬。妬み。羨ましさ。
SNSのフィードに上がってきた誰かの日常や、会話の中で芽生えた気持ち。
その中にザワザワするような、悔しい気持ちがあるのなら、それは自分のやりたいことをその誰かがしているから。
興味のないことだったら、そんな気持ちが浮かぶことはないんです。
やりたいと思っているのにできていないから、さらっとやっている誰かに羨ましい気持ちが湧き上がるんですよね。

だから、嫉妬や妬み・悔しさが湧き上がってきた時、その気持ちに蓋をするのはやめましょ。マイナスな感情だって決めつけて、なかったことにするんじゃなくて、「なるほどー!私って、こういうことに反応するんだ!このタネを持ってるんだ!」って思って、実際に行動に移したら、新しい世界が広がるはずだから。

嫉妬やザワザワする気持ちは、あなたの世界をつくってくれる大切なタネ。

このnoteは、何取り柄もなく平凡なOLだった私が「自分らしく生きたい!」と思い、自分の心にフィットする生き方を模索し続けている、日々の記録です。女性ならではのライフステージや環境の変化にぐらぐら振り回されてしまうのではなく、自分の心の声に従って自由自在に働きかたや暮らしを調整しながら生きたいと思っています。今では、大好きな写真を撮ったり文章を書いたりして、私にとっての”ちょうどいい”を大切に暮らしています。

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清水美由紀 portfolio site
http://www.miyukishimizu.com

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