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力を抜いて、流れるように

いつもなんとなく幸せに泳いでいたはずなのに、気がついたら方角を見失い、ずいぶんと遠い沖まで来てしまっていた。そう思うことありませんか?

あの島まで行けたらいいのに、そう思って水面下で手足をバタバタさせてもがく。一生懸命、必死になって手足を動かしてみても、波にさらわれて、島にはちっともたどりつけない。

そんなときは、力を抜いてみて。

目指していた島へ行くことに固執せず、その想いを手放してみて。

その島には本当は、ほしいものなんかなんにもないのかもしれない。ヘビがうじゃうじゃいるだけなのかもしれない。それは分からない。

海に漂う心地よさに身を任せてみたら、島とは反対方向に進むこともある。思ってる方向と別の道へ行くのは怖さを感じるかもしれない。

でも、大丈夫。

その時々の心地よさを全身で感じて、大いなる海の安心感に身を委ねて。ぷっかりと浮かぶ身体の軽さを、ゆるんでいく身体の感覚を。睫毛に降り注ぐ眩しい光を。頬をなでるそよ風を。水の柔らかなあたたかさを。水に溶けていくような一体感を。

気が付いたらきっと、自由と安心感は、もう自分のものになっているから。

最後に、よしもとばななさんの「なんくるない」から、大好きな文章を。

”雨のときは雨のときのことをして、晴れたら晴れたときの過ごし方をしよう…。もういいんだ、つらいところはもう終わった…私はそう確信した。
力を抜いて、きれいな水の中を流れて、流れて、ついたところがいちいち自分の場所だ。これからは、そういう人生にしよう。”


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このnoteは、何取り柄もなく平凡なOLだった私が「自分らしく生きたい!」と思い、自分の心にフィットする生き方を模索し続けている、日々の記録です。女性ならではのライフステージや環境の変化にぐらぐら振り回されてしまうのではなく、自分の心の声に従って自由自在に働きかたや暮らしを調整しながら生きたいと思っています。今では、大好きな写真を撮ったり文章を書いたりして、私にとっての”ちょうどいい”を大切に暮らしています。

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