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想い徒然(言の葉 彩々)/創作 時々リアル

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このひとひらにありったけの想いをこめて、 拙い言葉を綴りました。 小説であったりドラマであったり 時々リアルな、 その時感じたままを.。.:*♡とりどりに。 ★17歳から書き溜め…
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#詩

今日の日に 感謝

今日の日に 感謝

見ているに
自然の中に生息するものは 邪な心が一つもない

ただ自然に寄り添って 自然のままに
己と他とを比べるでもなく 己の居場所を守り
それ以上を望まず それ以下にもならない

凛と立つ その姿は
驕ることなく 卑する事なく
ただ在りのままに…

だが 人には
言葉があり 思考や感情があるから
一時の 怒りや
全てを己の意識だけで捉えて
想いのすれ違いや 醜い争いの心が芽生え

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真夏のシルエット

真夏のシルエット

人を愛することも
未来への夢を見ることも
知らなかった あの頃

夕暮れの砂浜で
君を見たんだ

目の端に残ったシルエット

すれ違いざま 突き抜けるインスピレーション

いつの間にか 微笑むことを覚え
いつの間にか
そこにいるのが当たり前になった

眠らない街の
騒めきに 背を向けて
いつも 二人
星降る浜辺にいたね

並んで歩く足跡すらも
残してはくれない
砂浜に寄せ来る 波と
遠く 雨

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あぁ…それは ね
とても
心地よい風が吹いたから
心の窓を
ほんの少し開けて
空を仰いでみただけ…
ただ
それだけなの

花びらを せいいっぱいに押し上げて あした咲く花


(過去作・再掲載)

ためいき

ためいき

夕闇が そこまで来て
私の影を伸ばしていた光が山に隠れた

フと呟くように 呼んでみたけど
返って来るのは
涙が心をつたう音

待っていたかのように降り始めた雨

洋服を選ぶことも 眉を引くことも
髪を気にすることも
爪を元気色に染めることも

もう ない

路面の水を蹴散らすような
タイヤの跡が
降りしきる雨に掻き消され

ヘッドライトの灯りさえ
待たなくなった

昨日も 今日も
一人には もう

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思川・思川橋

思川・思川橋

(おもいがわ・おもいがわはし)二人で夢を語る川
また会う約束 ゆびきりの橋
めぐる季節の春ごとに
遠きあなたを想う場所

人の数だけ あると言う
悲しい過去を捨てる川
振り向きもせず 涙こらえて渡る橋
それでも想いが募る場所

夏が来て ホタルが岸辺に集う川
行き交う橋に 人それぞれの
影を落として 陽が沈む
変わらぬ流れ 思い川

いつの日か必ず戻る 思い橋

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拝啓 優柔不断

拝啓 優柔不断

どんなに言葉を飾っても
やっぱり わたしは私でしかなくて
あなたも貴方でしかなくて

なのに 想いは ユラユラ揺れて
いつも同じじゃいられない

サヨウナラ は 言わないけれど
少し 離れて見ているわ

それくらいが ちょうどの
良い距離
……きっと、そう

…そのうち すっかり忘れるか
未練たらたら引き摺るか

さても南京玉すだれ🎶

みんなみんな幸せになれ

みんなみんな幸せになれ

今日も笑顔で居れたかな?
優しい言葉で話したかな?
穏やかな心で過ごせたかな?

おやすみの前に 少しだけ
いけない部分を反省して

夜明けと共に笑顔になって
明日も元気な心でいようね

君も君も
この空の下で
いつも一緒だよ♪

おやすみなさい⭐🌙
良い夢を.。.:*♡

あした天気になぁ〜れ💖

追憶

追憶

人という 一輪の花は

時を経て より美しく咲くものと聞く

私は あの時よりも 美しく咲いているだろうか

誰が決めたわけでも作ったわけでもない 時の中で

あなたと出会ったあの時から…

フと どこかに忘れて来たような想いのカケラ

昨日行った浜辺で見たよ。

波打ち際でキラキラ

それは まるで 生まれたての星のように

輝いていたんだ

僕の心の中にいる時には こんなに輝いていなかった。

僕は空を見上げた。

僕の心に あの明るい空が映ればいいなぁ

秋 憐

秋 憐

秋憐 (しゅうれん)

仄白き 月にあらがい
風を惑わす 雅やかなる 彩葉の波

いにしえの 光と影を纏いつつ
夢の間を
ユラリとも 揺らせたもうな水鏡

心 しばし留めて 見渡せば
閑かなる 宵の抱擁

時にためらい 想いに愁い

密やかに 幻(ゆめ)追う如く
空(くう)に揺蕩う舞姿

栄華の姿 覆い尽くさんと
色褪せぬまま
広がる波紋に 術(すべ)もなく
儚さを 重ねて寄り添う

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★我が街/秋の夕暮れ

夏の焼け付くようなそれとは違う

少しの灯りたちと

遠い山並みのシルエット

赤児を優しく包むように

静けさを纏って

昏れ落ちるサビ色の空

少し肌に冷たい空気を 彩る刻

手のひらに コロコロ

思わず笑顔になれる

幸せな気持ち 一つと二つ

三つ目の幸せが はみ出て転げた 秋の宵

忘れたはずの二つの涙の跡を

三つ目の涙が通る

通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの細道じゃ…