記事一覧
自分が考える批評の目的と手段とは何か
1. はじめに 前々回 https://note.com/mistforest/n/n471a2edfffc3 前回 https://note.com/mistforest/n/n8c7454f841c5 と批評をネタに書いてきたけど、ここまで書いて…
ラノベだろうと、批評の重要性を今一度説く
https://t.co/moOyCF4ySy?amp=1 へのレスポンスなんだけども、まず「批評が要らないというのではなく、批評家が要らない」という理屈は果たして成り立つのかという疑問が…
「総論賛成各論反対」の方がマシな話
https://togetter.com/li/1362700 から の流れの中でちょっと雑というか枝葉に流れた感があったので一度整理し直す。 そもそも論でいうと、まとめの中の、「世間や社会…
死が可視化されたら困る奴等
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200723/k10012529561000.html この話題と必ずセットになるのが安楽死なんだけども、自分としてはムダに長く生きたくはなく、ましてや…
結婚の需要の非対称性
こういうツイートが流れてきたが。 https://twitter.com/hideyosino/status/1281257916419325952 表向きの原因は一目瞭然で、ただ単に需給バランスが異様に偏っているから…
7年目の「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」評
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(以下俺妹)」の最後のシーンを完結から7年たって改めて考えてみると、別にあのシーンはインモラルの選択じゃなかったんだろうと思えるようになった。
冷静に俯瞰してみたら、寧ろ大がかりなママゴトとしてみると一番自然に思える。
兄に恋焦がれ兄と同一化どころから兄を通り越すところまで来ても、なお兄の挫折を知らなかった。
兄なら妹を愛するはずだという歪んだ性癖をどこかで正さ
ある怪談作家から見た「ひぐらしのなく頃に」
前にもいったけど、「ひぐらしのなく頃に」は前半で止めとけば傑作の「ホラー」だった。
作者の犯した最大の過ちは、「これは謎解きです」という嘘を最後まで吐き通せず、後半から本当に謎解きにしてしまったことだ。
謎は本当にあったかもしれないが、あんな風に解きがたいものを誰が用意しろと思っただろう。
作家にとっての誠実さの証明は嘘をつき通すことであり、間違っても途中で嘘から本当のことをいってはならない。
自分が考える批評の目的と手段とは何か
1. はじめに
前々回
https://note.com/mistforest/n/n471a2edfffc3
前回
https://note.com/mistforest/n/n8c7454f841c5
と批評をネタに書いてきたけど、ここまで書いてきて実は批評とはなにか、何を以て批評というのか、何のために批評をするのか、という命題が定まっていなかった気がする。
そもそも最初の記事に上げたと
ラノベだろうと、批評の重要性を今一度説く
https://t.co/moOyCF4ySy?amp=1
へのレスポンスなんだけども、まず「批評が要らないというのではなく、批評家が要らない」という理屈は果たして成り立つのかという疑問がある。
あるいは本当に挙げられている命題は、批評の場がいらない、ということなんだろうか。と、フォーカスしなければいけない点が少々分かりづらい。
批評そのものが不要とまで断定してないんだろうけど(それを言い出
創作者全てに問うが、読み手を一段下に見てないといえるか?
を全部見た。
非常にシンプルな原因だ。単純に書き手の数が読み手の数を大幅に上回っている。
それを示す兆候なんて20年以上前からあった。今は無くなった雑誌「海燕」の新人賞の応募数が当の雑誌の発行数を大幅に上回っていたそうだ。
何度も繰り返し言い続けてることなんだけど、創作指南の本は電器屋にすら置いている。
技術書とかの棚のゲーム関連を見ると、シナリオ指南術とかそんな感じで混じっている。
一方、批評
差別をやめる唯一の方法
結論からいうと、選別に移行することである。
シンプルな基準で主語の大きい集団を雑に区分けすることを差別と呼ぶのなら、選別とはその逆で一人ずつ手間隙かけて区分けすることである。
区分けも基準を様々なものを用意する。
学歴や信賞必罰、趣味特技、思想信条など。
選別の結果も詳細なものを用意する。
今の所差別に対抗しうるのは、これだけである。
実際差別が減ってきているのは人類が正義に目覚めたからなどではな
都条例のことについて正直なことをいうと、自由云々よりメンツの問題でした
フェミ界隈とのやり取りを繰り返してると、10年前の都条例のことを度々思い出す。
最近ようやく冷静に俯瞰して見れるような気になったので、当時のことを思い出すと、あの頃のモチベーションは表現の自由云々よりも、メンツの方が遥かに先行してたのが、正直なところだったと思う。
ここでいうメンツとは何か。
まず最初に断っておくと、文芸にとって最もムカつく評価とは、人畜無害扱いされることである。
あの当時、エロ
「総論賛成各論反対」の方がマシな話
https://togetter.com/li/1362700
から
の流れの中でちょっと雑というか枝葉に流れた感があったので一度整理し直す。
そもそも論でいうと、まとめの中の、「世間や社会から圧がかかる」というのは、それはここでするべき話じゃないよね? というもの。
「世間の圧」がどうとかは手段、手続き、運用の段階でする話であって、目的論の話がまとまってない、あるいは合意が取れていない時
死が可視化されたら困る奴等
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200723/k10012529561000.html
この話題と必ずセットになるのが安楽死なんだけども、自分としてはムダに長く生きたくはなく、ましてや若者に自分の糞の始末をさせるには忍びなく思っている。
これに対して毎回出てくる反論。
「難病や余命僅かな人間に圧がかかりが「自発的に」「本人の意思で」安楽死を選ばされる」と
結婚の需要の非対称性
こういうツイートが流れてきたが。
https://twitter.com/hideyosino/status/1281257916419325952
表向きの原因は一目瞭然で、ただ単に需給バランスが異様に偏っているからというのは分かる。
男の夢だけ未だに結婚に留まり、女の夢が自立に向かっていっているのは概ね明らかだが、結婚の需給バランスが取れていた時代は、男の夢と女の打算とがうまいバランスでこ
「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」を見てきた雑感
見るぞ見るぞといって延び延びになってた「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」を見た。以下雑感。
三島由紀夫曰く「天皇がもっとブルジョワジィだったなら革命はもっと容易だっただろう」と。
思えば当時よりずっと貧しくなってるのに革命のかの時も出てこない。
恐らく革命のモチベーションは貧富の格差であって貧しさその物じゃないんだろう。
自称リベラル連中にとって一番応えるのが貧者からの冷笑だというのは