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雑考:奇祭「平方のどろいんきょ」
イントロダクション埼玉県在住の知人から、おもしろい祭礼について教えていただいた。
「平方祇園祭 どろいんきょ行事」
平成23年 埼玉県指定無形民俗文化財に指定されたものだ。
関東大震災以降、この祭りは行われていなかったが、1970年代に復活し現在にいたる。この祭りが、どのように奇祭なのか?そして、その歴史について少しだけ雑考していきたいと思う。
※書き言葉とした際「どろいんきょ」「ドロインキョ」
なぜおにぎりは三角なのか?
イントロダクション鬼婆と鬼爺について、色々と考えるだけの人になってしまったうえに、その史料をひたすら収集、熟読、分析している日々を送っていたために、すっかりとnoteのことを忘れていた。
今これを書いている6月18日は、日本最古のおにぎりの化石がみつかった。ということで、「おにぎりの日」とのこと
では、すこしだけおにぎりについて話していこうじゃないか
おにぎり・おむすび論ちまたでは「おにぎり」と
鬼婆はいるのに、なぜ鬼爺はいないのか?Part5 【仏婆と鬼爺問題】
≪これまでの流れ≫
鬼婆はいるのに、なぜ鬼爺はいないのか? Part1
鬼婆はいるのに、なぜ鬼爺はいないのか? Part2
鬼婆はいるのに、なぜ鬼爺はいないのか? Part3
鬼婆はいるのに、なぜ鬼爺はいないのか? Part4 (善悪の両義性)
イントロダクション気づいたらこのシリーズも5回目となる。
そして、自分がこのノートを書き始めたために、Google検索等で「鬼婆 鬼爺」と調べると、上位
鬼婆はいるのに、なぜ鬼爺はいないのか? Part2
イントロダクション前回「鬼婆」という言葉は耳にするのに「鬼爺」という言葉は耳にしない。
それはなぜなのか?ということについて問題提起させていただきました。
その後いくつか調べてみてわかったことがあるので、今回はそれを簡単にまとめていきたいとおもう。
鬼爺という語彙はある前回「鬼婆」と「鬼爺」という言葉を、現代日本書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)を使って使用例をチェックしてみた。
すると、鬼婆は
鬼婆はいるのに、なぜ鬼爺はいないのか? Part1
イントロダクション昨日、「本当は恐ろしいグリム童話」にまつわる白雪姫シリーズの動画完結編を、無事にアップすることができた。
サムネイルをどうするか悩んだが、結局こうなった
インパクト重視のサムネというのはあまり好みではないが、ただ、このシリーズを始めるにあたっての一番の理由
「白雪姫の王子って死体愛好家なんでしょ?」
っていう話からスタートしているわけだから、ここはしっかりとそれをアピールしようと
白雪姫の「毒リンゴ」とはいったいなんなのか?
イントロダクション(2024/5/13 一部変更
新しい動画の編集作業に没頭していたら、すっかりノートを書くのを忘れてしまっていた……
しかし、動画を編集・推敲していると「あれ?これってどういうことだろう?」とか「これって、どこかでみたような?」というような発見を度々することがある。
今回も「あれ?これって?」って思ったことがあり、編集作業に疲れたら、そちらについての考察をして息抜きをしている。
グリム童話は、本当に恐ろしいのか?
イントロダクションこれまで掲載してきたものを見ていただければ「こいつ、本当に昔ばなし好きなんだな」と、感じ取っていただけるかと思いますが、こうした話。何かの集まりで初対面の人と「どんなことしてますか?」「趣味ってなんですか?」みたいなやり取りで触れると
「昔ばなしの研究とかしてるんですね!!昔ばなしって本当は怖いんでしょ?ほら、白雪姫ってお父さんと肉体関係を持っていたりとか、王子様って、実は、死
日常世界にも、他界は意外とすぐ近くにある
イントロダクションこれまでは、ただでさえ昔ばなしというニッチなジャンルを取り扱っているというのに、ニッチofニッチな「発端句」「結末句」について紹介させていただいた。
しかし、どんな物語でもそうだが、冒頭の書き出しや言い出し方というのは重要である。それこそ書店でタイトルに目を惹かれ、手に取り、そしてページを捲り、目に飛び込んできたたった数行で「あ、つまんなさそう」となるか「これは、良本かもしれない
現実と昔ばなしとの境界線(一次元性について)
イントロダクション発端句から始まり、2つの結末句についてこれまで紹介してきた。
一つは「むかしむかしあるところに」という発端句の悠久の時限性を、ある一定の位置に収束させる。という効果があった。
もう一つは「むかしむかしあるところに」という物語の信憑性を強調させる効果があると考えられる。
実は、結末句はこれだけではなく、もう一つ重要な役目を果たすものがある。今回はそれについての解説をしたいとおもう。
「さるかに合戦」の現実的信憑性
イントロダクション前回、2つの「結末句」を皆さんに提示、その一つの構造について解説させていただきました。
今回から初めて見ていただいているかたもいると思うので、簡単にどういう話だったかを記していくことにしたい。
まず「結末句」とはどういうものかを説明すると、日本には手紙を書くときのルールとして「拝啓」で書き始めたら「敬具」で終わるというルールがある。つまり「敬具」にあたるものが結末句である。一方
学問として昔ばなしを研究するもの
僕が、どういうことをしている人物かどうかを説明することは、簡単にできるとおもうが、では、なぜそれを好み、そして研究しているのか?については、これから書き記すことを読んでいただく方が早いかとおもう
「むかしむかし、あるところに」で始まるのが昔ばなしである。
これを耳にした聴き手、あるいは目にした読者は、直感的に「お爺さんと、お婆さんが住んでいたんだな。」と思い浮かべてしまうほど、この「むかしむかし