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ホテルオープン戦記

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【番外編】スニーカーなんてもってない!!!(泣)ヒール好きの私が島の住人になるまで。

【番外編】スニーカーなんてもってない!!!(泣)ヒール好きの私が島の住人になるまで。

もともとは東京だいすきだったわたし。
都会好き、ヒール好き、虫嫌い。スニーカーなんてもってない!!
ついでにいうと、Tシャツだってもってない!

イメージでいうと、、、

↓パーティーに参加☆

↓ウェスティンホテルでカフェ☆

↓シンガポールのホテルで☆

こんな感じ♡!笑笑

初めて島行った日なんて、
首にふわふわがついたコートで
行ってたからね。笑

材木所に行った時も、
真っ白のワンピース

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【07】愛しい愛しい、名前が決まった日。

【07】愛しい愛しい、名前が決まった日。

この宿は最初、名前を決めずに始めた。

名前を決めると、いい意味でも悪い意味でもその名前にふさわしい宿になっていく。

定義されることであり、縛られることでもある。

だから私たちは、最初名前を決めずに始めた。

「もっと島や福岡、九州のことを知って、お互いの価値観をぶつけあって、その時に名前を決めよう。」

だからこそ、プロジェクト開始から1ヶ月後に名前が決まったときは、ものすごく嬉しかった。

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【06】10000歩進んで、ダメになるかもしれなくても、 それでも歩き続きけることを選んだんだ。

【06】10000歩進んで、ダメになるかもしれなくても、 それでも歩き続きけることを選んだんだ。

ホテルづくりで私が決めていたことは、
「ホテルをオープンさせるためなら、なんでもやる。」
メンバーみんな優秀だもん。
てじはめちゃくちゃ突破力があるし、カイトは大切なことを見抜く力とブランディング、健太郎は大きな話をちゃんとまとめていくことができる。
ちっぽけな私ができることなんて、いくらでもやる。自分が得意とか好きとかそういうの無視して、とにかくなんでもやる。

だから、ちょうどこの時期に衛生管

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【05】この時期に一番大切にしていた、たった一つこのこと。

【05】この時期に一番大切にしていた、たった一つこのこと。

この時期に書いた日記を振り返って、
「これ大切にしてたなぁ」「これを大切にしてたから、前に進めたな」と思うこと・・・

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このプロジェクトで大事にしていること。

それは、
明日に持ち越さないこと。

今日決める
今日動く
今日作る
今日確認する
今日もう一歩でも進める

検討しよう、とか
後ほど確認、とか

もう大敵。笑

違ってたら、違ってた時に

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【04】ライバルがたくさんいるらしい。そして徐々に浮き上がる、特殊物件説。

【04】ライバルがたくさんいるらしい。そして徐々に浮き上がる、特殊物件説。

物件を見て、その大きさと廃墟感にヒヤヒヤしながらも、やったるでー!!とノリノリな私たち。

そんな私たちに、不動産会社さんから連絡が。

「この物件、他にも借りたいと、言っているひとたちがたくさんいるらしい。しかも、宿経験がある人だって。」

えぇー、そっか。そうだよね。他にも借りたいって人だっているよね。汗

どうしよう。汗
なんか手強そうだけど、、、
やるっきゃない。負けられない。

だってこ

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【03】物件を初めて内覧した日。それはまさに、ジャングルを目の前に身ひとつで走り出す気分。

【03】物件を初めて内覧した日。それはまさに、ジャングルを目の前に身ひとつで走り出す気分。



物件の問い合わせをしてから5日後、福岡の島へ向かう私たち!!

船ですいすい、ワクワク!!福岡の市内から30分でこんな自然満載の島に行けるなんて!!

どんな物件なんだろうと、ときめきながら島に到着。

そして、、、物件と初めてご対面。

(↓荒れ果てすぎてわかりにくいけど、この緑の塊の後ろに物件があります笑。ちなみに、この緑の塊もうちの土地です笑)

第一印象。

「でか、、、、、、くない!

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【02】忘れもしない、始まりの日。

【02】忘れもしない、始まりの日。

忘れもしない、始まりの日。

2017年1月19日

健太郎がいい物件見つけた!!!とカイト、てじい、私にメッセージをくれたところから。(メンバーの説明は、おいおい)

その物件は福岡市内から30分にある「志賀島」にある元旅館。

だいたいの場所と、数枚の写真(ほぼ廃墟。笑)

ネットに載っていた情報はそのくらい。笑

その図面さえも分からない物件になんだか惹かれて、即日問い合わせ、5日後には内覧

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【01】Hotel ZABaNオープンまでの記憶の記録する。

【01】Hotel ZABaNオープンまでの記憶の記録する。

Hotel ZABaNは私にとって、生きた証の一つであり、かけがえのないメンバーと沢山の困難を乗り越えて、やっとの思いでオープンした宿。

確かにホテルオープンは夢だったけど、夢だというその理由だけで、走れたのなんて、最初の数日くらいだった。笑

だって、大変なことばっかだったし、やればやるほどに自分の無力さを思い知ったし、辞める理由を探したことなんていくらでもある。

だけど、それでも辞めずに、

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