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「発酵」に学ぶ、子育てと組織づくり

昨年のクリスマス、当時小2の次男はサンタクロースさんに「YouTubeのチャンネル登録者100,000人が欲しいです」とお願いしました。そこから数ヶ月、次男が始めたYouTubeチャンネルの登録者が昨日100人を超えました!
オムライス作り(プロ並み)やドラム動画を中心にアップしているのですが、私は撮影に徹して、動画の編集からテロップ付けまで全て次男がやっています。

真剣に登録者を増やしたいなら、
「毎週投稿したら?」「長尺も投稿したら」
と言いたいことはいっぱいあるし、実際ちょくちょく言っちゃうけれど、基本は次男にお任せなので、1ヶ月近く投稿しないことも。。正直すごく歯がゆく、見守るしかできない状況。でも、そんな超ユルユルな運営でも登録者100人行くんですね!

これと似ているのが、発酵食品の「発酵」です。例えばぬか漬け、食べたい気分の時にバッチリ出来上がったらいいんですが、食べたい時に漬けてもすぐには漬かっていなかったり、ぬか漬けって言う気分じゃない時に出来上がりすぎて、放置しておくとめちゃくちゃ酸っぱくなっている。

つまり、人間には発酵食品の出来をコントロールすることはできない。お守りするしかない。ということ。

この革新的な「人材育成=発酵」理論、実は先日、京都で行われたクローズドなイベント、Kyoto Innovation Studioでアイディアをいただいたものです。
経営学者の入山先生がファシリテートされ、発酵食品のひとつ、ビールを製造するアサヒビールHDの元社長されていた泉谷さん、京都を代表する発酵食堂をカモシカをされている関さん、そして、様々な企業で人材や組織開発に取り組まれてきた、同社大学の井上先生によるトークイベントでのテーマがまさに「人材育成=発酵」だったのです。

特に、GEでも人材開発をされていた経験のある井上先生の言葉が印象的でした。「人を変えようと試してきたけれども、人を変えるのは不可能。できるのはお守りすることぐらい」

次男もですし、企業のスタッフの方も、子どもの教育も、大人の人材開発も、誰かを変えるなんてできない、できるのはせいぜい、特性を活かしやすい環境をつくることぐらいです。

コントロールするなんて、おこがましい、経営者や人事はその人の持つ特性や個性をいかに発揮できる環境を作るか、そうやってお守りすることに徹する。
人をいかにコントロールするかを考えるよりも、自分自身が、いかにのびのびと幸せな気持ちで事業に向き合うことで、のびのびと発酵が進むぬか床ができるのではないでしょうか!


写真は、いつも健やかに発酵できるぬか床を整えてくださる放課後デイで長男が描いた絵。


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