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事務職が半減!?そんな時代にむけてやるべきは越境学習

日経新聞に衝撃的な記事がありました。

経済産業省は22日、2050年の業種・産業別の労働需要の推計を公表した。デジタルトランスフォーメーション(DX)などの変化を受け、事務職の需要は20年比で42%減少する可能性があるとした。

(日経新聞 2022年4月22日)

事務職(事務従事者)とは、2021年の調査では、全職種のうち最多(20%超)の職種。(総務省「労働力調査」2021年)
その需要が、2050年には42%減というのです!

すでに大企業ではリストラ、職種転換などで事務職を減らす動きは顕著ですし、2050年まで待たずしも事務職の需要が減っていくことは間違いなさそうです。

「事務職の人・・大変だね」
と他人事ではありません。
この経済産業省の調査には、事務職の方だけでなく、全ての人がキャリアを考えるヒントとなる「これからの能力の需要」も調査されていました。

大きく変わる求められる能力

この調査によると、2015年に必要とされたのは「注意深さ・ミスがないこと」、「責任感・まじめさ」だが、 将来は「問題発見力」、「的確な予測」、「革新性」が求められるのです。

経済産業省 令和4年4月 未来人材ビジョン (中間とりまとめ案)より 


これを見ると、2050年に社会の中心として働いているであろう子どもの教育は、大きく変える必要があることは明らかです。(学校教育は、次男の不登校からいろいろ考えることが・・長くなるので、また別の機会に)

これから生き抜くキャリアに大切なのは学び直し

「2050年のことだよね。あと30年もある。逃げ切ればいい!」

と言っているあなたは、きっと逃げ切れません。
というのも、今は人生100年時代、今の30歳は、2050年には60歳。まだまだ社会で活躍する世代です。働いている大人の多くも、この変化を見込んでキャリアを考えないといけないでしょう。

先日、この春開講したばかりの、長野県立大学大学院ソーシャル・イノベーション研究科教授 秋葉 芳江 さんとトークイベントを行いました。
そこでも話題にあがったのが「学び直し(リスキリング)はめちゃくちゃ大切!」ということです。

逃げ切れない時代を生きるには、「学び直し」しかありません。
ただ大人の場合、子どもと違ってラッキーな点があります。それは、大人の場合は、何を、どう学ぶか? 学びを自分で選択できるからです。

前述のトークイベントでも話していましたが、学び方は大きく変わっています。2015年の需要「注意深さ・ミスがないこと」、「責任感・まじめさ」のための学びは、机上での試験勉強で十分でした。しかし、2050年に求められる「問題発見力」、「的確な予測」、「革新性」ってどうやったら学べるの?

事務職が半減!?そんな時代にむけてやるべきは「越境学習」


私がこれまで数百人の子育て世代をみてきて大きく注目するのは、「越境学習」です。最近、続々と本も出版されています。(越境学習についての本: 「越境学習入門」 「新時代を生き抜く越境思考」 )

越境学習とは、簡単に言うと、ホーム(慣れ親しんだ考え)から、アウェイに触れることで、価値観が変わることです

ホームから飛び出すには、インターンをする、留学をする、を真っ先に考えますが、そこまで大げさなことをしなくても大丈夫です。オンラインコミュニティでも十分に越境できるのです。(「箱入り娘」から飛び出そう!〜スマホで越境学習する方法)

子どもと違って、大人は学びを選択できます。
何をどう学ぶかも、そして、学ぶか学ばないかも自分次第です。
「今は忙しいから」という言い訳はいくらでもできます。デジタルでオンラインでも越境体験ができる今、「忙しいから」を言い訳にしますか?それともワンクリックで一歩を踏み出しますか? (おしまい)

「完全オンラインなのに留学に匹敵する体験!」と参加者に言わしめた、チームラーニングプログラム。多忙な子育て世代発だから、時間と場所に縛られないを実現した、越境体験プログラムです。まもなく募集締め切り!(→次の募集は6月)


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