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保育士のお話

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#いま私にできること

HSPというワードの乱用に対する危険性について思うこと

HSPというワードが広く知られるようになったのは、いつ頃だろう。

少なくとも私が自分がそれに当てはまるのでは?と友達に聞いて調べたのがちょうど1年前の2020年2月だった。

HSP判定は自己診断でするもので病気ではないので、病院のお医者さんに告げられるものではない。あくまでも各チェック項目を自分で当てはまるかどうかチェックして行って、合計点数で判定する。合計60以上だとHSPの気質を持っている

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4月に出逢った5歳児クラス〜加配保育士から見る最近の変化

4月に出逢った5歳児クラス〜加配保育士から見る最近の変化

4月に今の保育園に転職して、2ヶ月半。

5歳児クラスに配属されてすぐに緊急事態宣言が発動された。

クラスの7割程の子どもが登園自粛に入る中、保護者の仕事柄などで休めない子どもとは濃厚な時間を過ごした。

その中に、その加配の必要な二人の子どもは居た。今思えば、毎日毎日、1日も休まずに登園している。

登園自粛が6月1日に解除され、5歳児クラスとして再び始動して2週間。

23人+転園して来たひ

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保育士として人として譲れない私の軸

発達障害と診断されている子ども、
グレーゾーンと言われている子どもは、
5人に1人は居ると言われます。
実際、うちの5歳児クラスにも24人中4人居ます…。
私はその子ども達の加配の保育士をしてますが、担任と援助法が違っても担任を立てないとうまくいかないし、でも、何だかなーと思うことが、
今日だけでも何回かありました。

子どもの最善の利益を守るためには、
発言もして対話するべきです。
時にそれ

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緊急事態宣言による通園自粛期間が明けた時に思うこと〜現場の保育士より〜

緊急事態宣言による通園自粛期間が明けた時に思うこと〜現場の保育士より〜

4月に新しい保育園に転職してすぐ、新型コロナによる緊急事態宣言が出て、子ども達も通園自粛要請を園から出すこととなりました。それでも保護者の仕事柄、保育園に来続けた子ども(幼児)は、私の園では全体の2割〜3割程度でした。3歳児クラスから5歳児クラスまでの子ども達が、一つの部屋にまとまり合同保育を行っていました。

子ども達は、学年が上がったばかりで、担任の先生も変わり、環境が変わったところでの合同保

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発達障害の5歳児の加配に付いての日々の葛藤、疑問、私の考え方の軸。

発達障害の5歳児の加配に付いての日々の葛藤、疑問、私の考え方の軸。

4月に勤めていた保育園を転職し、5歳児の発達障害の子ども二人の加配として5歳児クラスに入っている保育士です。その二人は双子くん。とは言え二人の発達障害の傾向は異なり、当然ですが、一人一人に合った援助の仕方を模索しています。

そんな中、下記の動画を観て、私の今のもやもやとした、発達障害の子ども援助についての疑問、方向性を探っている状態がどのポイントなのか、が分かったのでまとめます。

https:

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茂木健一郎さんの多様化についての話を聞いて

茂木健一郎さんの多様化についての話を聞いて

このGW中、毎朝気に入ったYouTubeを聴きながらだんだんと目覚めて行くのが日課になった。お気に入りのチャンネルが幾つかあって、その中で、もぎけんさんのYouTubeでこれは完全同意だ!と感動したのがあったので、noteにも残して置こうと思う。

https://youtu.be/RAF6nkMryrw

これは本当に今ままでの教育についての問題点の核心をついてる。このところ私は、加配に入ってる

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緊急事態宣言の中、保育園に通い続けた子ども達へ

緊急事態宣言の中、保育園に通い続けた子ども達へ

0歳児から5歳児までが通う保育園。都内では休園になっている保育園が多い中、開園し続けている保育園の方が、全国的には圧倒的に多いでしょう。私の勤めている保育園も例外ではありません。都内に位置しているので、保護者の通勤先も東京である場合も多いです。

通園自粛のお願いに沿って自粛していた子ども達が7、8割を占める中、ずっと通い続けた子ども達が居ました。私は5歳児クラス担当ですが、3歳から5歳までの合同

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加配の立場から見た疑問、苦悩、今の保育全体にも通ずる事

加配の立場から見た疑問、苦悩、今の保育全体にも通ずる事

昨夜は2時に寝て5時半に目覚めてしまい、二度寝失敗。

寝ぼけ眼のまま書いている。

私は、4月から転職した新しい保育園で、ASDの診断の降りてる5歳児Aくんと保護者が診断を渋っているBくん双子の加配をしています。

ふとBくんのおやつの事を考えていました、、、。
どうしても食べなきゃいけない?
Bくんはおやついつも要らないのです。食べたがらない。
それで大きく崩れます。嫌だー嫌だー食べないー眠い

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加配保育士の必要性と役割とは何かを考える。

加配保育士の必要性と役割とは何かを考える。

ここのところnoteに書き留めたい事がたくさんあり過ぎて、でも体力も付いて行かず、頭の中が忙しく一杯一杯。うまくまとめられる自信はありませんが、まずはこの週末、加配の頭をオフにしようと思った土曜日の夜、早速書いてます(笑)

🌷🌷🌷

今、どこの保育園にも「気にかかる子ども」「手のかかる子ども」が居ます。それは一定数居て、5人に1人とも言われています。保育園は集団生活。数多くいる子どもの中で

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緊急事態宣言後の我が保育園の現状を見て思うこと。その2(約2割の通園児に減った昨日のこと)

緊急事態宣言後の我が保育園の現状を見て思うこと。その2(約2割の通園児に減った昨日のこと)

想定
子どもは保育園が休みでいつもよりお母さんと一緒に過ごせて嬉しい。
いつもにも増してお母さんに甘える。
でもお母さんは昼間の負担が増えてイライラ
買い物もゆっくり出来ない。

買い物カートにまとわりつく娘にイライラしてカートで娘をよけようとした。
子どもは足をカートに引っ掛け、靴ずれのように皮が剥けてしまう。
その子が昨日保育園に来たけど、
私に痛いと訴えて来た。
話を聞いているとそんな内

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緊急事態宣言後の我が保育園の現状を見て思うこと。(約3割の通園児)

新型コロナの感染拡大。今の時代に生きている人間が経験した事もない自粛ムードの中、我保育園は今日も開園しています。国から休園要請がない限り、開園し続けるでしょう。色々な仕事の種類がある中で、このような状況下に於いても、医療関係や公務員など、自宅で仕事が出来ない職種もあるし、両親共働きでリモートワークになっていたとしても、テレビ会議などが多くて子どもを見られない、と言う環境もあります。まさに三密の環境

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緊急事態宣言が出ても尚、コロナ自粛に影響されない子どもの通園の現場〜その後

加配を必要とするAくん、Bくんは、保護者の職業柄、保育園をお休みする事はない。私が保育園に行く8時にはもうすでに来ていて、フルタイム勤務を終えて帰る17時でもまだ保育園に居る。私は必ず、この二人に「また明日ね!今日は、〜〜なところとってもカッコ良かったね!先生嬉しかったよ。」と褒め言葉で1日の勤務を終える事にしている。手と手を合わせてタッチ!してバイバイ。

そんな二人の記録を毎日帰ってから残して

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新しい出逢いのその後〜コロナ自粛に影響されない子どもの通園の現場

東京都内の保育園は、ついに休園を決めた区も多く出て来ました。私の在籍する保育園も東京都内ですが、今のところ休園の選択には至っていません。それでも登園自粛要請のお願いお便りを保護者にお渡しして、日に日に通園してくる子どもも減りました。昨日14日(火)では、その前日より更に少なく、登園は3割くらいの子どもに減りました。私は5歳児クラスの二人の加配担当なので、その子どもの保育を中心に、3〜5歳児合同での

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