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エッセイストに俺はなる

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エッセイをかける人になりたい。その軌跡。
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「写真撮る管理栄養士さんです」

「写真撮る管理栄養士さんです」

あーすごく悔しかった。
そして、一本刺しのきゅうりが美味しかった。

タイトルはそんなに関係ないけど、関係ある、今日過ごした時間で刺さった言葉。

食べて、聞いて、話して、聞いて、感じたこと。
久しぶりに感情が昂って涙が出てきたので、異様な光景ではありますが、わんわん涙と鼻水を垂れ流しながら、言葉をつらつら吐き出していきます。

"終始、悔しさを感じたわたし"のなかに生まれた言葉たち、出てきた感情

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周期

周期

今日も私は此処にいる。
今日も私は此処で生きている。

私の中で籠っている何かの感情を、言葉の何かに纏って、外に出したくなる周期があるみたい。

女性の月経も月の満ち欠け...というふうに言われるけれど、自分の身体や心は本当にそんな感じでいろんな変化を経て、またもとに戻ってきている。そんな感覚がある。

数年かけて戻ってくるものもあれば、数日かけて戻ってくるものもある。
"戻る"という表現をしてい

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ひとりあるきする言葉たち

ひとりあるきする言葉たち

「だいすき」
とかいて、なんて読むだろう。

"ハグしたくなる優しさ"
とでも読もうか。

9.27 23じ11ぷん

だんだんと空気が秋っぽくなってきた。

生ぬるくなっていく風には何の記憶も巡らせないのに、肌寒くさせる風には何か思い出のようなものがふわ〜っと匂ってくる。

この感じが好きだ。

自転車のスピードで風をきっているのに、体温が空気に溶け込んでいく。

事実と感覚が珍しく乖離している

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蚊をやっつけたときの感情は、いくつになっても分からない

蚊をやっつけたときの感情は、いくつになっても分からない

あああ、また蚊に噛まれた。

こうやって、夏がやってくるのを感じている。

そして、セミが鳴いた暁には、”夏”が完成するのだ。

夏は嫌いでも好きでもない。
冬は嫌いでも好きでもない。

夏と冬どっちが好き?と聞かれてもよくわからない。

と同時に、春と秋が見捨てられた様な感覚にもなる。

そりゃそうだ。
年々、春と秋は夏と冬に侵略されているのも事実である。
気候変動という現実的な問題が垣間見える

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雪見だいふくはいつだって2つ

雪見だいふくはいつだって2つ

今日は鶏肉がいっぱい余っていたから、夜ご飯は大盛りの唐揚げを作った。

油の処理は面倒くさいから、揚げるって言っても揚げ焼きなんだけどね。

「デブ飯だー」

夜の10時にお皿の上に積み上げられた10個以上のからあげを眺めて、興奮しながら叫ぶ。

ゆっくり瞼を閉じて、両手のひらを静かに合わせ、

ありがとうを心で呟き、
いただきますの声と同時に熱々の唐揚げに食らいつく。

22時以降は食べない生活

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電車の中のカレーパン

電車の中のカレーパン

ひっそりと電車の端っこで、スパイスの効いたカレーパンにかぶりつく。

誰とも目を合わせないようにすると、不思議と誰にも見られてないような気になる。

急いで駅中のパン屋さんを出て、改札を潜って、コーヒーを買いたくなって、再び改札を潜って、アイスコーヒーのカップを買って、ホットコーヒーのボタンを押した。

間違ったボタンを押したことには、押した後に気が付いた。

氷はあっという間に溶けた。

普段よ

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80円の唐揚げ

80円の唐揚げ

- 今日は空が歪んでる -
図書室の階段から見えた空はまっすぐだったのに。

エレベーターの使用が禁止されてから、5階へ行くのも階段を登るのも久しぶりだった。

最近は、図書室に足を運んでも、1階に並べてある新刊やテーマに沿った本をちらちらと見るだけだった。

今日はSDGsがテーマ。
先週はヨガやピラティスだったな。

人々がマスクをつけ始めるようになった時期に、扉の近くには入館と退館時の時間を

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