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ジェンダー関連

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これは女性の、ではなくて、私の考え方。 ジェンダーだなんて広すぎるトピックだわぁと思いつつなんとか括ってみる
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記事一覧

男性への羨望

男性への羨望

私は昔から、自分が男性ではなく女性に生まれた理由を探していました。

今もその答えは見つかっていないし、そこに特に答えなんてないということは自分でも分かっています。

女に生まれた理由を探し続ける、という行動は、男に怒るとか、社会の理不尽さを嘆くといったような、いかにも「女性らしく」ヒステリックでメランコリーな行動をとることを避けつつ、自分の感情に折り合いをつけるための、せめてもの手段なのかもと思

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女性が重役に就くようになったら??

女性が重役に就くようになったら??

今気になってることシリーズ第1弾!

最近日本の政治変遷、みたいな本を読みました。

やはり政界にはありとあらゆる駆け引きがあって、そこをのし上がってきたリーダーたちは本当運もあるし実力も、人を「うっかり」蹴落とす才能もあったんだろうなあと。
これが男社会の有り様なのかあ、としみじみ感じました。

その時、ふと思ったんです。
これ、女性が全然出てきてない、と。

これだけ管理職に女性を!と叫ばれて

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「女性らしくあること」と東大女子と

女の子として生きることは、簡単じゃありません。

それは男性も同じかもしれないけど、私たちは社会的に見たら、弱者です。

普段、ジェンダーや男女差別の話をするのってあんまり好きじゃないんですね。

なぜかって、この手の話に興味を持つのって、圧倒的に女子が多いから。

女子の方が問題に共感しやすいのはわかるけど、女子だからってジェンダーについて語ると、どうしても女性の権利をあげよう、という話に終始し

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ジェンダーからみるスウェーデン社会

スウェーデンで、ジェンダーについて多様性を感じる瞬間はありますか?という質問をもらいました。

というわけでジェンダーというトピックについて書いてみます。

前提として、スウェーデン人曰くこの国は、ヨーロッパの中で最も宗教色が薄い国だそうです。

日曜日の礼拝という文化もないし、プロテスタント系は規律の多いオーソドックスやカトリックに比べてゆるめなのが特徴らしいですね。

この前ジョージアについて

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ジェンダーからみるスウェーデン社会【続編】

またジェンダーの話か、って感じですが、考えが少しアップデートされたので忘れないうちに書いておこうと思って。

ちょっと寄り道しますが、留学に来る前に、親しいいろんな人にLINEを「私の強みと弱みを教えてください」っていうLINEを送りつけ、ありがたくも答えてもらいました。

これはほかの人がやっていたからまねしただけなんだけど、そのとき弱みの一つとして、

それっぽさ
・かなり「それっぽいこと」が

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女性の品格

2020年の私の目標の一つに、品格を大事にする、というものがあります。

というわけで数年前に祖母の本棚からもらった「女性の品格」を読み返してみることにしました。

当時はふ〜んとしか思わず、大して内容も覚えていなかったのですが、再度読み直すと改めて深く感じることがあったので、ここに書き留めておきます。

そもそも、これを読み直そうと思ったのは上に書いた理由の他に、「女性の品格」というタイトルが、

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セクシャルウェルネスとこれから

セクシャルウェルネスとこれから

今気になっていることシリーズ第2弾!

スウェーデンでびっくりしたこと5選を選ぶとして、きっと必ずランクインするのは、性に対する開放度合いです。

恥の文化や奥ゆかしさを美徳とする日本だからなのかしら、分からないけど、日本に生きていると性にまつわる話をすることや、行為自体がとても汚く罪なことに思える。(この背徳感こそいいのだ、という人もいるかもしれないけど)

でもスウェーデンでは、その辺が完全に

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クィア、スペイン人カップルから学んだこと

「ジェンダー平等」というと、どうしても、男女、の話に終始しがちなのが日本なのでは。

最近、クィア・スタディーズの文献を読みました。

クィアって、日本では全然知られてない用語な気がする。

知ってほしいからあえて書かない。ググって。

ここで思い出されるのは、友達のスペイン人カップル。

高校時代から付き合ってて、一緒にインターンに来るほどの仲。

みんなでバーに行った時、彼氏の方が、

「俺は

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