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#医療的ケア児
医療的ケア児の親が働く時越えるべき壁とわたしの未来へのねがい
働けるかもしれない生まれた時からずーっと心配ばっかりさせてくれた娘が、かつてないほどに元気に学校に休まずに通いはじめたのは小学校3年生の時だった。
その年の秋、医療的ケア児の受け入れ可能な放課後等デイサービスが市内に初めてできて、娘も通いはじめた。
養護学校に通う娘は医療的ケアが必要なため看護師配置のないスクールバスには乗れず、毎日朝9時半の登校時と15時過ぎの下校時の車での送迎は私の仕事だ。
眠っているはずの我が子を覗く時眠っているはずの我が子もまたこちらを覗いているのだ
娘が常時つけているサチュレーションモニター、これは娘のSpo2つまり血中の酸素濃度と心拍数を示しているのだけど、その心拍数を見ると娘が眠っているかは私には大体部屋を覗かなくてもわかる。
娘が眠る時に必要な呼吸器、これは眠ると止めてしまう娘の呼吸を助けてくれる機械で、肺へ送り込む空気の漏れ出るシューシューという音がするのだけど、この音の具合で娘が眠っているか、私には大体部屋を覗かなくてもわかる。