記事一覧

人はいつ死ぬのか

2月の頭に祖母が終末期だということになって、つい先日亡くなった。 冒頭はDr.ヒルルクという「ヤブ医者」の発言である。 僕個人としては人間を構成するための要件として…

mebaru
4か月前
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39歳若見え美女と39歳教育ママどっちがマシかという話について

いや、本当に39歳にしては(という枕詞なしにしても)美しいと思う。だけどもやっぱり痛々しい。どうして痛々しいかというと結局、人の美しさという人的資本は、美しいこと…

mebaru
9か月前
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ブルーロックと医学教育

ブルーロック、U22戦でみるのやめたんですが、いい漫画ですよね。 新しいかたちの教育がテーマの漫画なので、サッカー経験者には不評らしいですが面白く読めました。 最も…

mebaru
10か月前

頭のいい人のための仕事は思うほど多くない

4月の統一地方選挙でボランティア(有償)をした時の話なんですが 選挙ボランティアというのは流動的にいろんな仕事が発生して その日にいるメンバーでいろんなことに取り…

mebaru
10か月前
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そうまでして得た未来

双極症の診断がついて4年ぐらいになる  実際に病歴としては6年ぐらいになりそうなので 僕のライフステージは上手く進んでいないのが現実だ。 同僚が妊娠報告してきてガチ…

mebaru
1年前
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頭がいい、悪い

大学受験経験者、特に理系学部というふうにカテゴライズされる人たちというのは、数学とか物理の偏差値が高い人=頭がいい人みたいな価値観をもつ人が多いのではないかなと…

mebaru
1年前
2

テロの心配を全くしていない理由

①テロの危険はどう考えても減っている 昔はトンネル工事などで普通に製品のダイナマイトを使ったりしていたし管理も甘かったと推察されるので、実際に使用に耐えうる爆発…

mebaru
1年前
1

「どうして人を殺してはいけないのですか」

こう子どもに聞かれると、大半の大人は困ってしまって、 反射的に子どもを叱りつけてしまうのではなかろうか つまり人を殺してはいけない理由を考えるということは こいつ…

mebaru
1年前
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すずめの戸締り ネタバレしかない感想

※映画を見た後、あるいは一生見る気はない人向けのものです 天気の子を作り直した映画 天気の子と構図は似てて、まるっきり逆にしているんですよね  少年の恋心を描い…

mebaru
1年前
2

オタクは誰とも寝てないのに寝取られ好きなんだね

↑このゲームの中でのセリフの一つなのだが、ここ数年の流れとして寝取られ(NTR)モノというのは、エロ漫画を中心としてかなり盛り上がりを見せており、派生ジャンルとして…

mebaru
1年前
1

医学生向け:試験勉強の手の抜き方

有料に設定してありますが、無料で全文読めます。 役に立ったなと思ったひとは200円置いていってください方式です はじめに 医学生の皆さん、お疲れ様です。 そもそも「…

200
mebaru
1年前
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若い世代の3回目接種率の低下

若い世代にとってありとあらゆる制限は高年齢層と比べて負の効果が激しいものとなる。我々には暖かい家庭がある人は少なく、家庭や恋人の獲得のためには他人との交流を必要…

mebaru
2年前
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人はいつ死ぬのか

2月の頭に祖母が終末期だということになって、つい先日亡くなった。

冒頭はDr.ヒルルクという「ヤブ医者」の発言である。

僕個人としては人間を構成するための要件として
まずしっかりと喋れること、口からモノを食べられること
この2つの機能がめちゃくちゃ重要と考えている
この2つがあればどんな施設でもたまに家族が会いに来たりするが
経管栄養の人の病室には決まって

何も書き込みの無い絵葉書がたくさん

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39歳若見え美女と39歳教育ママどっちがマシかという話について

いや、本当に39歳にしては(という枕詞なしにしても)美しいと思う。だけどもやっぱり痛々しい。どうして痛々しいかというと結局、人の美しさという人的資本は、美しいことそれ自体で価値が産まれてくるわけではなくて、家族や友人という社会資本をゲットできてこそだなぁと感じるからだ。この人は確かに美しいが、ゲットできている人間関係はおじさんのパトロンぐらいなもので(それもいずれなくなる)、一般的に想像される幸せ

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ブルーロックと医学教育

ブルーロック、U22戦でみるのやめたんですが、いい漫画ですよね。
新しいかたちの教育がテーマの漫画なので、サッカー経験者には不評らしいですが面白く読めました。
最も印象的なシーンはここです。

日本の教育プログラムというのはとにかくコケないように、コケないように丁寧にやり方を教えていって、なるべく失敗せずに気分良く行かせてあげましょう。みたいな発想で組まれているなぁと思うことが多いんですよね。その

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頭のいい人のための仕事は思うほど多くない

4月の統一地方選挙でボランティア(有償)をした時の話なんですが
選挙ボランティアというのは流動的にいろんな仕事が発生して
その日にいるメンバーでいろんなことに取り組んでいくといった感じで
少数の頭のいい人が仕切る空間でした
そこでの頭のいい人の仕事は、うまく仕事をみんなに割り振ることなんですよね

業務をシンプルな形に整理してなるべく得意なことをやってもらうという感じで、「スプレッドシートに数値を

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そうまでして得た未来

双極症の診断がついて4年ぐらいになる 
実際に病歴としては6年ぐらいになりそうなので
僕のライフステージは上手く進んでいないのが現実だ。
同僚が妊娠報告してきてガチで泣いた女医さんのツイートを見たが
かつての同輩たちが指輪を輝かせながら医師として働く中
そこにポリクリ生として指示を仰ぐ僕は泣きわめくどころでは済まないが
泣くと完全に敗北なので泣かないが、気分としては以下の引用の通りである。

留年

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頭がいい、悪い

頭がいい、悪い

大学受験経験者、特に理系学部というふうにカテゴライズされる人たちというのは、数学とか物理の偏差値が高い人=頭がいい人みたいな価値観をもつ人が多いのではないかなと思います 僕はどちらも得意ではなくバランス型でむしろ文系科目の方が得意(英語と国語)だったので余計そういう思いがあります。

数学と物理に関しては、なんだかんだ暗記が大切なのですがそれだけでは突破できない妙みたいなのがあって、そういったある

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テロの心配を全くしていない理由

①テロの危険はどう考えても減っている
昔はトンネル工事などで普通に製品のダイナマイトを使ったりしていたし管理も甘かったと推察されるので、実際に使用に耐えうる爆発物を調達するハードルは現代の方が上がっている。(余談:君の名は、でボヤ騒ぎを起こすシーンを想像してほしい)

②専門外の人が頑張って爆発物をつくるのは難しい
というか、そういう能力がちゃんとある人が食いっぱぐれるような世の中になっていない。

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「どうして人を殺してはいけないのですか」

「どうして人を殺してはいけないのですか」

こう子どもに聞かれると、大半の大人は困ってしまって、
反射的に子どもを叱りつけてしまうのではなかろうか
つまり人を殺してはいけない理由を考えるということは
こいつは人を殺してはいけないという規範に同意していないのだな、と
そう感じて、「そんなことを聞いてはだめだ」とか言う人が多いと推察できる

というのも僕はそういうタイプの質問をしてしまう子どもだったからだ
昔はどうして怒られたのかすらもわからな

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すずめの戸締り ネタバレしかない感想

※映画を見た後、あるいは一生見る気はない人向けのものです

天気の子を作り直した映画

天気の子と構図は似てて、まるっきり逆にしているんですよね 
少年の恋心を描いて、女の子の犠牲を防ぐ、結果たくさん人が死ぬ話が天気の子で、すずめの戸締りは少女の恋心を描いて、若いイケメンの死を防ぐという話なんですよね

似たような展開があって、イケメンを一時的に(?)犠牲にしなくては首都直下型地震で何万人も死にま

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オタクは誰とも寝てないのに寝取られ好きなんだね

オタクは誰とも寝てないのに寝取られ好きなんだね

↑このゲームの中でのセリフの一つなのだが、ここ数年の流れとして寝取られ(NTR)モノというのは、エロ漫画を中心としてかなり盛り上がりを見せており、派生ジャンルとして寝取らせモノなんてのもある おそらくエロ漫画をこよなく愛しているのはオタク中心なので、表題のようなセリフが産まれるわけだが、どうしてこうなるのか、寝取られ好きオタクとして語っていきたい

メタ認知能力の高さに苦しむオタクたち

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医学生向け:試験勉強の手の抜き方

医学生向け:試験勉強の手の抜き方

有料に設定してありますが、無料で全文読めます。
役に立ったなと思ったひとは200円置いていってください方式です

はじめに

医学生の皆さん、お疲れ様です。
そもそも「手抜き」とは、一般的な国語辞典を参照すると
必要である手段を省くこと、いい加減な仕事で済ませること、という風に書いてあるんですが、もともとは将棋用語のはずで、専門のサイトに行くと

駒が取られたり、攻め込まれたりする状態を受けずに別

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若い世代の3回目接種率の低下

若い世代の3回目接種率の低下

若い世代にとってありとあらゆる制限は高年齢層と比べて負の効果が激しいものとなる。我々には暖かい家庭がある人は少なく、家庭や恋人の獲得のためには他人との交流を必要としているからだ。もう既にそういったソーシャルキャピタルを持っている人たちとは状況が異なる。感染予防のメリットも若い世代になるほど少なくなっていく、重症化率、死亡率は低いからだ。特に中学高校といった青春時代を灰色のコロナ生活として過ごした人

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