人はいつ死ぬのか
人はいつ死ぬと思う・・・?
心臓を銃(ピストル)で撃ち抜かれた時・・・ ・・・違う
不治の病に侵された時・・・ ・・・違う
猛毒のキノコのスープを 飲んだ時・・・違う!!!
・・・人に 忘れられた時さ・・・!!!
2月の頭に祖母が終末期だということになって、つい先日亡くなった。
冒頭はDr.ヒルルクという「ヤブ医者」の発言である。
僕個人としては人間を構成するための要件として
まずしっかりと喋れること、口からモノを食べられること
この2つの機能がめちゃくちゃ重要と考えている
この2つがあればどんな施設でもたまに家族が会いに来たりするが
経管栄養の人の病室には決まって
何も書き込みの無い絵葉書がたくさん貼ってあるのだ
すべての病室でそうなっているわけではないので病院のインテリアではない
おそらくは
家族が全く来ないので面会の代わりに絵葉書を送っている
意識レベルが低いので文字を書く意味がない
みたいなことだと思っている。
こうなってくると言っちゃ悪いが、かなり死んだも同然。
それでも家族が季節ごとに絵葉書を送るのは
この人を忘れていない
というメッセージを医療者に送るための(?)死の最終段階をクリアしていないという抵抗なのかなと思ったりする
ただし、その思い出というのも実際にはほぼ会わないと薄れていってしまうのだ。BSCという方針が決まってすぐ焼き肉にいったり、いちご狩り行ったり、うな重をみんなで食べたりと、良いメシばっかり食べて、食べれなくなってから一週間ぐらいで亡くなったが、美味しいものが食べられなくなったら人生終わりというのは一つ良い目安だなとかねがね思っていて、医学専攻としていろいろな施設に行ったり本を読んだりして、人生の終わり方ってどうすれば幸せなのかとか、後で後悔しないのかを誰に言われずとも学んでおいて本当に良かったなと思った出来事だった。
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