松村惑々

可能態です。わくわくと読みます。23. 日記のような文章を書いています。 はこジャムと…

松村惑々

可能態です。わくわくと読みます。23. 日記のような文章を書いています。 はこジャムというコンビでコントをやっている一面もあります。 サウナと読書と散歩とフリースタイル。 たから箱、覗いていってください。

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記事一覧

あいたじかんのこと

「お久しぶりです」と言うべきか、「note始めました」と言うべきか。 最後にnoteに文章を投稿してから、2年と4ヶ月が経過しているので、noteの知り合いの方に向けて挨拶…

松村惑々
1年前
11

健康診断の合間に

噂によれば、25分程度で終わるとのことである健康診断。 既に何も測定しないまま25分が経過した。 これは小説など暇つぶしを持ってこれば良かったと後悔している。流れる…

松村惑々
3年前
8

どうしよう

土曜日に初のお笑いライブに出るけど、 どうしよう。 すべるかな。 セリフとちるかな。 そんな事は意外とどうでもいいんだけど。 制限時間来ちゃったらどうしよう。 暗転…

松村惑々
3年前
6

節目

死ぬまで永続的に続いていくのが時間なのですから、節目なんてものは迎えるというよりか作り出すもののような気がします。 ここまでにこうするんだとか、ここで一区切りつ…

松村惑々
3年前
10

修行からの一時帰還

やっと、やっとの事で帰って来られました。 ここはもう、何年経ってしまったのでしょうか。 私が修行に行く前は、たしか2021年の2月ごろだったかと記憶しております。ああ…

松村惑々
3年前
7

アル中の主人公。学生運動の過去を経て、同時に過ぎていく時間に、親友は何を感じてどこでどうしているのか。

テロリストを産むのは、自分かもしれない。

松村惑々
3年前

ある程度、人間は文脈の上で生きていて、それは当然のように決めつけをしている事にもなる。覆すには、前提を見つめ直すこと。猫だって喋るし、木だって歩くし、人間だって透明になる。

猫が喋ったらいいな。

松村惑々
3年前

その作家の、仙台での暮らしと不安。震災との向き合い。社会が混乱している中、何を書くべきかの葛藤。大好きな作家の生活を覗けたような背徳感。

松村惑々
3年前

その男の、パートナーとの出会いと、その過程と、捉え方と、大切にする気持ちの蓄積。近くにいる人との向き合いが少しずれてしまったときに、帰ってこられるような、少しうるさいので、帰って来たくないような。

松村惑々
3年前
1

眠れない夜には

眠れない。 どうにもこうにも眠れない。 明日は8:00に起きる。 その予定なのに眠れない。 最近朝活を始めた。 8:00に起きて柔軟をして、 お白湯など温かい飲み物を飲んで…

松村惑々
3年前
10

置かれている状況と、足りない何かと、手に入れたものと、手に入らなかったものを見つめて、同じ人間がどう暮らしているのかを見つめ直すことで、自分が囚われていることに、筆者とともに気づいて行くような、追体験。

松村惑々
3年前
2

約13年ぶりN回目

何か不思議な気持ちだ。 男性公衆トイレの中に入ると、 小便器が薄緑色の陶器のようなもので 作られていて、それは立方体で、 半分より上に四角く穴が空いていて。 薄緑の…

松村惑々
3年前
6

しんのすけの歳を超えて

しんのすけの歳を超えて カツオの歳を超えて のび太の歳を超えて 若さを超えて来たろう ケツを出すほどおちゃらけた子供じゃないし 野球するほど活発でもない 射的みたい…

松村惑々
3年前
3

異性とか同性とかでもなく、そこには人間と人間が面と向かっているだけ。女とか男とかはその間柄に一番に関係せず、その相手との1対1の人間関係から始まるもの。どこまでが大切で、どこまで相手を想えるか。自分の余裕を着飾ったその刹那に崩れ去ってしまう愛もあること。食べ物は体をつくること。

松村惑々
3年前
3

怠惰か愛だか

それは無駄だとわかっていて 案外好きな時間だったり、 無駄だとは気づいていなくて 後から実感の湧く虚無感だったり、 そこかしこに愛おしい無駄がある。 のかな。 Twitt…

松村惑々
3年前
6

素敵な生活

朝日に照らされて 目が覚めて 鳥のさえずりを耳に 空気を吸う まずコーヒーを入れて 体を伸ばし 胃を温めながら パンを齧る マグカップはフリマで買ったっけ ブサイクな…

松村惑々
3年前
3
あいたじかんのこと

あいたじかんのこと

「お久しぶりです」と言うべきか、「note始めました」と言うべきか。
最後にnoteに文章を投稿してから、2年と4ヶ月が経過しているので、noteの知り合いの方に向けて挨拶をするべきか、2年4ヶ月の間に出会った人に向けて挨拶するべきかで悩んでしまう。

なんて思ってみたはいいものの、思えばこのnoteというものは、『どうせ誰も読んでいないので、誰も興味がないが自分が今抱えている感動や違和感を言語化

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健康診断の合間に

健康診断の合間に

噂によれば、25分程度で終わるとのことである健康診断。

既に何も測定しないまま25分が経過した。

これは小説など暇つぶしを持ってこれば良かったと後悔している。流れるように終わると耳にしていたため、イヤホンをも持ってこなかった。ラジオも音楽も聴けない。知り合いは居るが、密対策で喋るのもいけないらしい。正確に注意されたわけではないが、会場中がそんな空気を漂わせている。

今読んでいる本を持ってきて

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どうしよう

どうしよう

土曜日に初のお笑いライブに出るけど、
どうしよう。

すべるかな。
セリフとちるかな。
そんな事は意外とどうでもいいんだけど。

制限時間来ちゃったらどうしよう。
暗転来ちゃって最後まで見せれずにふにゃふにゃ終わったらどうしよう。
デハケでこけちゃったらどうしよう。

そもそも、そのライブには常連の芸人さんがいるわけで。

めちゃめちゃコミュニティ出来上がってたらどうしよう。
輪に入って行けずに気

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節目

節目

死ぬまで永続的に続いていくのが時間なのですから、節目なんてものは迎えるというよりか作り出すもののような気がします。

ここまでにこうするんだとか、ここで一区切りつけようとか。それは人それぞれが作り出すもので、そういう意味では、人は皆、それぞれ自分の人生の節目を作るクリエイターなのかな、なんて。今星野源さんの『創造』を聴きながら書いているもんですから、なんか作り出すかと考えた時、人は生きている時点で

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修行からの一時帰還

修行からの一時帰還

やっと、やっとの事で帰って来られました。
ここはもう、何年経ってしまったのでしょうか。

私が修行に行く前は、たしか2021年の2月ごろだったかと記憶しております。ああ、それすらも記憶に確かではないほど、苦しい時間を過ごして参りました。

それはもう、想像を絶しました。
長く、繰り返し行われる笞刑のような苦行で、この世の悪を煮詰めたものを丼一杯に喰らわねばならないような気色の悪さです。

ああ、思

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アル中の主人公。学生運動の過去を経て、同時に過ぎていく時間に、親友は何を感じてどこでどうしているのか。

テロリストを産むのは、自分かもしれない。

ある程度、人間は文脈の上で生きていて、それは当然のように決めつけをしている事にもなる。覆すには、前提を見つめ直すこと。猫だって喋るし、木だって歩くし、人間だって透明になる。

猫が喋ったらいいな。

その作家の、仙台での暮らしと不安。震災との向き合い。社会が混乱している中、何を書くべきかの葛藤。大好きな作家の生活を覗けたような背徳感。

その男の、パートナーとの出会いと、その過程と、捉え方と、大切にする気持ちの蓄積。近くにいる人との向き合いが少しずれてしまったときに、帰ってこられるような、少しうるさいので、帰って来たくないような。

眠れない夜には

眠れない夜には

眠れない。

どうにもこうにも眠れない。
明日は8:00に起きる。
その予定なのに眠れない。

最近朝活を始めた。
8:00に起きて柔軟をして、
お白湯など温かい飲み物を飲んで、
読書か創作かをする。
これが意外と楽しくて、
続いている。

明日も朝活をしたい。
そう思っているのに寝られない。

思いつく限りのことはとりあえず一通りしてみた。五十音を一つ決めてその音から始まる単語を永遠と連想したり

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置かれている状況と、足りない何かと、手に入れたものと、手に入らなかったものを見つめて、同じ人間がどう暮らしているのかを見つめ直すことで、自分が囚われていることに、筆者とともに気づいて行くような、追体験。

約13年ぶりN回目

約13年ぶりN回目

何か不思議な気持ちだ。
男性公衆トイレの中に入ると、
小便器が薄緑色の陶器のようなもので
作られていて、それは立方体で、
半分より上に四角く穴が空いていて。
薄緑の郵便ポストのような小便器だった。

上の方にある四角い穴に、
うまく小便を入れなければいけなくて、
うんしょ、よいしょと
一生懸命に背伸びしながら、
どうにか用を足すと、
すごく不思議な感覚に包まれた。

そしてなんだか、どうにもこうし

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しんのすけの歳を超えて

しんのすけの歳を超えて

しんのすけの歳を超えて
カツオの歳を超えて
のび太の歳を超えて
若さを超えて来たろう

ケツを出すほどおちゃらけた子供じゃないし
野球するほど活発でもない
射的みたいな特技もないし
超えた若さの自信はどこへ

同い年のAV女優ほど美しくないし
同い年の俳優より演技は下手で
同い年のタレントよりしゃべれないし
同い年の芸人よりウィットに富まず
同い年のバンドマンより声も小さく
同い年の就職者より所得

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異性とか同性とかでもなく、そこには人間と人間が面と向かっているだけ。女とか男とかはその間柄に一番に関係せず、その相手との1対1の人間関係から始まるもの。どこまでが大切で、どこまで相手を想えるか。自分の余裕を着飾ったその刹那に崩れ去ってしまう愛もあること。食べ物は体をつくること。

怠惰か愛だか

怠惰か愛だか

それは無駄だとわかっていて
案外好きな時間だったり、
無駄だとは気づいていなくて
後から実感の湧く虚無感だったり、
そこかしこに愛おしい無駄がある。
のかな。

Twitterのトレンドを見漁る時間。
関連動画を見続ける時間。
YoutubeのTikTok転載を見る時間。
布団から出られずに超える12:00。
出発準備の携帯休憩。
洗濯かけて干さずに翌日。
無駄に煽るYoutubeの広告を
惹きつ

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素敵な生活

素敵な生活

朝日に照らされて
目が覚めて
鳥のさえずりを耳に
空気を吸う

まずコーヒーを入れて
体を伸ばし
胃を温めながら
パンを齧る

マグカップはフリマで買ったっけ
ブサイクなキリンがこっち見てる
朝はパンしか食べるものないな
また買い物に行かなきゃなあ

ベランダで育てたきゅうり
が浸かったピクルスの瓶
好きなレコードが並んだ棚
読みかけの小説に手をかけた
遅れて起きた君が「おはよう」

何にも欲しく

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