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【2019】Intern

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2019.4から2020.3まで1年休学し、Runtripでインターンをする間の東京生活を綴る日記。
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記事一覧

2020年3月の振り返り

2020年3月の振り返り

2時間5分29秒。圧巻の日本新記録だった。

大迫傑が感情をおもむろに出した雄叫びとガッツポーズで東京駅前のフィニッシュ地点に飛び込んだ時、こんなにも混沌とした未来がやってくるとは思いもしなかった。

いや「思いもしなかった」という言葉は嘘だ。ちょっとだけ予想していた。けれども、本当にそんな未来がやってくるのだろうかという疑問と共に過ごしていた。

僕が東京で生活した最後の1ヶ月。きっと何十年、人

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この1年、東京でお世話になった皆さまへ

この1年、東京でお世話になった皆さまへ

突然のご報告となり、大変申し訳ございません。

急遽、今夜(29日夜)東京から仙台へ移動することにしました。

すでに荷物は仙台へ送り、移動手段の確保、インターンをしているラントリップ社内での報告は済んでいます。

新型コロナウイルスの感染拡大による情勢の変化により、数日前より東京でお会いする方との予定を全てキャンセルしたり、仙台に帰る日程を予定の3月末から変更するか(早める、伸ばすどちらも)自分

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東京生活、357日目に思うこと

東京生活、357日目に思うこと

この1年、東京でお世話になった人たちと走りたい。そして、お礼をしたい。

そんな想いから1ヶ月前に突如企画を始めた“Last 1K Time Trial”と“マサトの1年報告会”。

君が仙台に帰ってからの財産になる
きっかけはある人から言われた「きっとこれは、君が仙台に帰ってからの財産になるよ」という言葉。仙台に帰るこれからのことについて考えていて、2月の半ば、これからのキャリアについて相談をし

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震災から9年、3月11日に寄せて

震災から9年、3月11日に寄せて

2020年3月11日。震災から9年の月日経った。

僕は2011年4月石巻高校に入学してその後の3年間を石巻の街で過ごし、陸上部で走った。家は内陸にあったので何かを失ったわけではないけど、3月中はライフラインというライフラインが止まっていたり、ゴールデンウィークにようやく高校の入学式があった後も電車が夏まで止まってバスで通学することになったりなにかと大変だった。

雨の日は、津波で校舎が壊れたまま

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2020年2月の振り返り

2020年2月の振り返り

2月も終わり、3月がやってきた。1年の東京生活もついに“最後の月”に入った。その最後の月を迎えて、2月はとても想いの変化があった。東京最後の月に入るからこそ、次への覚悟が決まった。

人と人とを繋ぐことまずはRuntripでのインターンの話題を。毎週金曜日のお昼に渋谷のラジオで放送している「渋谷でRuntrip」。大森さんが毎週パーソナリティとして、市民ランナーとお喋りするこの番組。最近、あること

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自分の支えとなってきたもの

自分の支えとなってきたもの

これはまだ、自分の中でしか噛み砕けていないことで、他人に伝えられるレベルに落とし込めていないのだけど、きのうある人とお茶をしていて「やっぱり、自分は東北を背負って立つ人間なんだな」と思わされた。

この言葉を読んで「急にどうしたオマエ」と思う人もいるし、また自己陶酔か…と思う人もいると思う。実際、そんな感じがしなくもないが、なんだか昨日腑に落ちた。

22歳の大学生だったら「実験期間」が許されるか

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2020年1月の振り返り

2020年1月の振り返り

2020年もあっという間に12分の1が過ぎた。ボーッとしていると、何をやったか忘れてしまいそうになる。自分が挑戦したのか、何に躓いていたのかも過ぎ去るとよく分からなくなってしまう。

だからこそ、その1ヶ月を振り返って自分はどう感じたのか。なにができて何ができなかったかを残そうと思った。

できごとで振り返る2020年1月- 箱根駅伝を人生初「現地観戦」

1月3日、僕は地元宮城から夜行バスで東京

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365日目のできごと

365日目のできごと

先日、森尾ちゃんがゲストにきてくれた渋谷でRuntripで「声をかけてもらったものは、何かあるかもって思って行くようにしてる」という言葉が頭から離れない。

その「あるかも」が「あった」になる決定的な一瞬は、本当に来るのかもしれない。

僕にとっては、それが1年前の金曜の夜だった。

あの場に行かなかったら、今日の自分は全部なかった。

昨年2月初旬、あるメッセージがきた。大学2年の頃インターンを

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自分を縛っていたもの

自分を縛っていたもの

きのうtwitterを眺めているとこんなツイートを見つけた。

ああ、自分のことを言われているようだ。本当はやりたいこと、自分の意思があるのに誰かに許可してもらわないと動けない。許可してもらえることを待っている。

狡い人間だ。

小さい頃からずっとそうだった。親の顔を窺い、先生の顔を窺い、否定されるのが怖かった。大人になってからも「あの人に認めてほしい……」という気持ちになることが多かった。

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「たすけて」を言えるのだろうか

きのうのnoteを受けて、友人に「木幡くんすごいと思ってるから、むしろ弱いところがあったら安心する。」と言われた。そんな言葉に安心した。なんて言えばいいのか分からないけど、頼っていいのか…。ダメなところを見せていいのか…。安心すると言われても、助けてほしいと言っていいのか分からなかった。どこまで自分は晒け出せないのだろうか…。うぬぬ。

よわいこはた

note32日目、ついに1ヶ月の枠を飛び出した。いつもはちゃんとしてる風のnoteを書こうとしているけど、今日は文章がうまくハマる感じがしないので、今日は「よわいこはた」と題してつらつらと書いていく。

東京にいる時間もだんだんと少なくなってきた。3月末に東京でのインターンの期間が終わるので、残り2ヶ月を切った。4月からは仙台に戻って、大学へ復学する。仙台のみんなに会いたいし、春はお花見もピクニッ

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豆撒きのスタンダードが落花生じゃないと知ってわりと衝撃を受けている

きょうの夜、ローカルメディア“TOHOKU360”の代表・編集長をしている安藤歩美さんに渋谷でお会いした。

4年くらい前から知っていて、お話してみたいとは思っていたもののシャイな性格が災いして話しかけられずにいた……。しかし、きょうの朝Twitterを眺めていると「東京でどこかおすすめのお仕事はかどりスポットありませんか?」と安藤さんが聞いている。

「あ、知ってる。」と思いDMを送った。

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「自分なんて最低だ」と思っているとき

「自分なんて最低だ」と思っているとき

note27日目。4分の1の期間を過ぎて、自分に余裕がないと感じることが多くなった。おととい友人のnoteを読んでいて、朝起きられないというのは本当にその通りだ。

僕の場合、夜寝られないことはないけど、気絶するように寝落ちしてしまうことが多い。夜に帰ってきて、noteを書く。23時ごろnoteをアップして、twitterをウロウロしていると(お風呂に入らなきゃ…)と思っているうちに気絶してる。

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類は友を呼ぶ

類は友を呼ぶ

最近、100日連続noteに一緒に挑戦している友人に影響されて岡田光世さんの「ニューヨークの魔法は終わらない」というエッセイを買った。

もう少し待っていれば、その友人から借りれられる予定だったが、いろいろと詰まっている今読みたいと思い本屋で買った。案の定、今読んでよかった。

重く沈んでいた何かが、この本を読んでちょっと軽くなった気がする。ニューヨークという街で出会った人々との出会いや描写が温か

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