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この1年、東京でお世話になった皆さまへ

突然のご報告となり、大変申し訳ございません。

急遽、今夜(29日夜)東京から仙台へ移動することにしました。

すでに荷物は仙台へ送り、移動手段の確保、インターンをしているラントリップ社内での報告は済んでいます。

新型コロナウイルスの感染拡大による情勢の変化により、数日前より東京でお会いする方との予定を全てキャンセルしたり、仙台に帰る日程を予定の3月末から変更するか(早める、伸ばすどちらも)自分なりに考えてきました。

この土日、首都圏の1都3県では外出の自粛要請がなされ、僕も自宅で過ごしています。昨日、安倍首相の会見を見たり、Twitterに映し出される刻一刻と変わっていく状況を見ていて「果たして、自分は仙台に帰れるのだろうか…」という複雑な心境を抱えていました。

一方で、Twitterを見ているとロックダウン(都市封鎖)を恐れた地方出身者がこの週末、月末を目前に地元へ集中的に帰省することにより地方での感染が爆発的に広まってしまうリスクがあるという情報も挙げられ、自分は東京が平時でも、危ない状況でも元からこの時期に帰る予定でいたのでどうしようか……と悩みました。イタリアが現在、新型コロナウイルスの感染者・死者が爆発的に増加している理由として、まさに構図が挙げられているため、地方に戻ってその増加に加担してしまう側に回ってしまうのはなんとも避けたい……と思うところでした。

とはいえ、ここで東京に残ることが正しいとは分かっていても、伸ばしたとてこの状況がいつ収束し仙台に帰れるかは分かりません。また、東京に残って自宅待機したとて(特に現在、大人数のシェアハウスに住んでいるということもあり)この状況で自分が感染するリスクは現在と変わらないのではないか……と感じました。

そうだとしたら、どちらのパターンを選択しても仙台に戻った後は10日〜2週間程度自主的に自宅待機し、他人との接触を控えることが必要だと考え(判断は仙台の知り合い漆田さんの意見を参考にさせていただきました)、日常生活へ戻ることへの期間を考えると今仙台へ戻る方が良いという判断に至りました。

21日に開催したLast 1K Time Trial&マサトの1年報告会でお会いできなかった方につきましては、予定のキャンセルをお願いした方もいたり、今日仙台へ戻ることを急遽決めたことにより驚かれている方(自分でもこのスピード感に驚いてます……)も多いかと思いますが、この情勢の中であることをご理解いただければ幸いです。

正直、25日を最後に友人との約束が果たせず会えないままに東京生活が終わること、ラントリップ社内でも一人一人にお礼をできないままに東京を去ることを思うと胸が苦しいです。何かが緩んだらワンワン泣き出してしまうんじゃないかと思うほど苦しいです。

【仙台の皆さまへ】

仙台の知り合いの皆さまも、明日から宜しくお願い致します。

既に仙台に戻った後に僕の東京生活の報告会やランチをしようねと約束していた方もいらっしゃいましたが、先述の通り4月10日前後まで(日数については大学事務局の方、然るべき機関の方と相談します)自主的に自宅待機とするため、全ての予定を延期とさせていただきました。

宮城県も現在は感染者数が2名と比較的少なく推移していますが、僕がもし感染している場合を考えると、安易に人には会えないな……と思いこのような判断を取らせていただきました。宮城県における2名はクルーズ船の乗客、都内から来ていた知人に会った方であることを考えると、僕が知らぬ間に感染を広げてしまう可能性は高いです。

同じ東北地方では、昨日も東京在住の方が症状が出ているなか地元へ帰省して感染が確認されたケースもあります。

こんなにも殺伐とした投稿をしてしまうのは心外であり、本来ならもっと平和なことを話したいですが、都内から仙台に戻ることを考えると、様々なケースに対して他人事にはできないな…と日に日に感じています。

仙台に戻ったら「ただいま!これからもよろしくね!」と、すぐにいろんな人に会いに行きたいと思っていましたが、それももうちょっと先になりそうです。企画していたものもありすぐにでも行動を起こしたいですが、今はちょっとストップです。

それまでは今できることをコツコツと積み重ねます。通常の生活へ戻りましたら改めてお伝えしますので、それまでお待ちいただけますと幸いです。

【完】365日の東京生活

これにて、僕の東京生活は終わりを告げます。今朝も「東京生活、ラスト3日。」とツイートしましたが、午前中からお昼にかけて大森さんはじめラントリップ社員へ自分の意思を相談して、今日が最後の日となりました。

1年前の3月31日、身一つで東京に出てきたときはまさかこんな形で東京から去るとは思いもしませんでした。複雑な想いがとても湧き上がって来ます。

一方で、2011年3月11日、中学校の卒業式の日に東日本大震災を経験し、その最中石巻高校へ入学して震災直後の3年間を過ごしたこと。石巻にいたからこそ、熱いオトナたちに背中を押されてマイプロジェクトを始めたことなど「被災地」にいたからこそ目の当たりにしたものは多くあります。

不謹慎な言い方かもしれませんが、その場にいること、当事者であることで得られるものは今後の僕自身の人生に大きな影響を及ぼすと思います。

ご挨拶をできずに東京を離れることは心苦しいですが、これからの僕をオンラインで見守ってもらえたら嬉しいです。落ち着いたらたまに東京に来ますし、時間があったら仙台にも来てください。

去年仙台を出た3月30日も季節外れの大雪が降った日でした。まさか、東京から出る日も大雪になるなんて(笑)なんか持ってるんですかね。。。

365日で出会ったみなさんのおかげでたくさん成長することができました。

この1年、本当にありがとうございました。

木幡真人(マサト)

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