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日々雑感

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日々思ったこと、感じたことを特にテーマを決めずに書いています。
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2022年2月の記事一覧

【日本語、雑感(その参)】

【日本語、雑感(その参)】

私が普段自然に使っている言葉の中に世間では死語とされているものがあります。

「乳母車」「衣紋掛け(えもんかけ)」「テレビのチャンネルを回す」「電話番号を回す」...
今、これらの言葉を発すると「何それ?」という顔をされます。
これらはその言葉を表す物が無くなっている以上、仕方のないことでしょう。

「乳母」がいなくなった現代に「乳母車」が死語になるのは仕方がありません。
今は「ベビーカー」と言う

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【日本語、雑感(その弐)】

【日本語、雑感(その弐)】

「重い」と「重たい」、「感激する」と「感動する」。

これらをどのように使い分けているか。
そんなことはどちらでもいいし、それを気にしている人は少ないかもしれません。
でも、私はこんなことを考えるのが好きです。
ただ、もしかしたら学術的な違いがあるのかもしれませんが、そこまで調べてみようとは思っていません。

まず、「重い」と「重たい」から。
飽くまでも私の使い分けですが、「重い」は重さがあったり

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【日本語、雑感(その壱)】

【日本語、雑感(その壱)】

今日から何回か、日本語について私が常々思っていることを書こうと思います。

昨今、日本語が乱れている、と言われています。
確かに、これまでにはなかった言葉が生まれたり、異なる使い方がなされたりしいるのは事実です。
「やばい」がその一例でしょう。
もともとは「危ない」とか「不都合である」といった否定的な意味に使われていましたが、最近は「素晴らしい」「魅力がある」のような肯定的な意味にも使われています

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【褒め言葉】

【褒め言葉】

人を褒める言葉。

人が何か良いことをしたとき、頑張ったとき、良い結果を出せたとき、などなど。
すごいね、頑張ったね、偉いね、立派だね、素晴らしいね、良かったね,,,,,
う〜ん、どれも「なんだかなぁ」と思ってしまいます。

「すごい」は、私はその言葉自体が好きじゃない。
なんでもかんでも「すごい」で済ませてしまうのが嫌いなんです。
今でいうと「やばい」もそうですね。

「頑張ったね」「偉いね」「

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双極性障害【障害者とは】

双極性障害【障害者とは】

私は今、障害者雇用枠で働いています。

これまで、障害や障害者関係の書籍を読んできました。
いろいろな方の話を聴いたり、話し合ったりもしました。
そのような中で自分の障害について考えたところ、こんなことを思っています。

障害者を障害者たらしめているのは障害そのものだけではなく、障害者に対する社会の無理解や差別・区別が理由であることもあるのではないだろうかということです。

私の場合で言えば、双極

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双極性障害【急がない】

双極性障害【急がない】

昨日に続いて論語から。

『子曰わく、速やかならんと欲することなかれ。
小利を見ることなかれ。
速やかならんと欲すれば則ち達せず。
小利を見れば則ち大事成らず。』
(子路第十三の十七)

私は、
「急いではいけない、目先の利益を追ってはならない。
急げばそれを成し遂げることができず、
小さな利益に目を奪われれば大きなことを成し遂げられない。」
ということと理解しています。

この章句を思いだすのは

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双極性障害【薬いらず】

双極性障害【薬いらず】

先月8日以来、気分の良い状態が続いています。

気分が安定していると、あれほど悩んでいた過食、暴食をしないで済んでいます。
過食、暴食どころか、間食をしたいとも思いません。

気分が不安定なころに何を食べていたかというと、チョコレート、炭水化物、和菓子など、そのときどきによってさまざまでした。
そのころは、気分不安定→糖質過多→自律神経の乱れ→気分不安定という悪循環に陥っていたのでしょう。
それが

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恕

孔子の論語に出てくる言葉、「恕(じょ)」。

「怒」ではありません。

『子貢問うて曰わく、一言(いちげん)にして以て身を終うるまで之を行ふべき者有りや。
子曰わく、其れ恕か。己(おのれ)の欲せざる所、人に施すこと勿れ。』

(弟子の)子貢が先生に質問した。
「ただひと言で、一生実行する価値のある言葉はありますか」。
先生がおっしゃった。
「それは恕だね。自分がされたくないことは人にしない、という

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双極性障害【コーピングレパートリー】

双極性障害【コーピングレパートリー】

病気の症状が重かったころに知った言葉。

コーピング(coping)は「対処する」といった意味です。
そのレパートリー。
「対処方法の一覧」とでもいいましょうか。

重圧を受けたり、うつ状態になったときの対処方法(ストレス・コーピング)をあらかじめ考えておくというものです。
好きな曲を聴くとか、散歩をするとかいったように。
それも、漠然と「音楽を聴く」ではなく、「誰々のなんという曲を聴く」というよ

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泰然自若

泰然自若

泰然自若。
たいぜんじじゃく。

「落ち着いて物事に動じない様子」(コトバンク)

「泰」は落ち着いていること。
「然」はものごとの様子。
「自」は元々のありよう。
「若」は落ち着いて動かない様。

「泰然自若」とか「沈着冷静」とか。
若いころから私が理想としていることではあるけど、なかなかそうはゆかない。
歳をとれば自然にそうなるものかと思っていたけど、ぜんぜんそうはならない。

小さなことを気

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夢の太鼓グループ

夢の太鼓グループ

2017年2月のブログ。

『同じ職場に通う半身に麻痺がある方。
私が通勤する朝はいつもバス停から勤務先まで話をしながら歩きます。
私が和太鼓を趣味にしていることを知り、ポツリとつぶやきました。
「僕にも太鼓、出来るかな」
「楽しいんでしょうね」

この言葉を聞いて、ハッと感じるものがありました。
「障害の有無に関わらずみんなで太鼓を楽しむことができないだろうか」と。
私の中で、このような太鼓グル

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夢の太鼓グループ

同じ題名の本文をお読みいただけたら幸いです。

双極性障害【眠れない】

双極性障害【眠れない】

午前3時。

眠れない。
昨夜は11時ころ床に就いたのでもっと眠れて良いはずなのに。

やっぱり躁状態なのだろう。

仕事で根を詰めても疲れを感じない。
残業して続けたい、と思う。
幸い、パートの私に残業は許されていないので、しぶしぶ退勤している。
もし残業が許されていたら、毎日残業していただろう。

月曜日の診察でこの昂りを抑える薬を処方してもらった。
でも、効いてこない。
私にはもう薬は効かな

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双極性障害【こんな病気に】

双極性障害【こんな病気に】

「こんな病気に罹っていなかったら」

そう思わなかった日はありません。
でも。

「こんな病気に罹っていなかったら」どうだったのだろう。

失ったものは多い。
それまで持っていた友人、趣味、楽しみ、喜び、悲しみ…..
みんななくなった。

でも、だからといって、そうじゃなかったら、今よりも良い人生を送れていたとは限らないのではないか。
身体的に健康だからといって、それが必ず幸せをもたらしてくれると

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