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食べ物執着エッセイ

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食べ物のことが全然メインじゃない映画、本、世の中の事象・・も全て食べ物視点でしか見ていないエッセイ - ただいまmaricafejp.com にコンテンツちょっとずつ移動中。
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#映画

ビッグナイト・幻のティンパーノ

ビッグナイト・幻のティンパーノ

旦那の実家は家族経営の小さなレストランをやっていた。そのせいか(いや絶対そのせいなのだけれど)、どうも中華料理屋やインド料理屋など、いかにも移民による家族経営零細企業のレストランを見ると、ちゃんと客が入っているか気になってしまう。

特に西海岸と比べてアジア人がマイノリティであるワシントンDCに住んでいた頃は、美味しいのにお客があまりいない、という移民系のレストランに時々遭遇することがあった。

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Look Who's Back: ヒトラーを見つけたママが出してくれたサクサクのやつ

Look Who's Back: ヒトラーを見つけたママが出してくれたサクサクのやつ

noteでちらほらレビューがあがっていたドイツ映画「帰ってきたヒトラー」。最終的にSaoriさんの記事を読んで興味が湧き、見てみることにした。Netflixにあがってます。

英語のタイトルは「Look Who's Back」。ドイツ語のタイトルは「Er ist wieder da」、多分「He's back」的意味?ドイツ語のほうが「やつが戻ってきた」っぽくて、英語は「ちょっと!誰が戻ってきたと

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おやつノート:レイの作ったパンが食べたい

おやつノート:レイの作ったパンが食べたい

我が家の6歳の娘はパパの早期英才教育のおかげで、スターウォーズ大好き女子です(とはいえ、戦闘シーンで怖がる娘に「大丈夫だから!ちゃんと見なさい!」と見せるのはいかがなものか・・)。

気が付くと、こんなお絵かきをしていたり・・

去年のハロウィンでは・・・ダースベーダーになりました・・・。

学校の図書館から借りてくる本も「ボバ・フェットの子供時代の話」とかスター・ウォーズ関連ばっかりだし、

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Twinsters: ネットで再会した双子が食べさせてもらう韓国料理

Twinsters: ネットで再会した双子が食べさせてもらう韓国料理



食べ物はちょこっとしか出てこない映画でも、ついそこばかり見てしまうシリーズ第3弾。

ある日自分のFacebookに、見た目が自分そっくりの人から連絡が来たらどうする・・?!実際そういうことが起きた人のドキュメンタリー「Twinsters」がNetflixにあがっていて、なかなか良かったです。

韓国系アメリカ人でLAで女優をやっているサマンサ(サム)という女の子。チャン・ツィイーが出ていたM

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ザ・ファーム 法律事務所: こだわりのBBQリブか中華料理のテイクアウトか

ザ・ファーム 法律事務所: こだわりのBBQリブか中華料理のテイクアウトか

アメリカで初めて劇場で見た映画はトムクルーズ主演の「ザ・ファーム 法律事務所」だった。日本から夏季短期留学で行った街の映画館は満員で、通路に座って見た。

映画の内容は多分10%位しかわからず、トムクルーズ演じる弁護士ミッチ・マクディーアがわちゃわちゃ走り回り、ああ「頑固爺さん孫三人」の爺さんをボコっている!と思ったら終わってしまった。

10%しか当時わからなかったこの映画を23年ぶりに見た。そ

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Filmistaan テロリストに捕まったボリウッド映画オタクの人質が食べていたのはナンだ?



「テロリスト、つい間違えて筋金入りの映画オタクを誘拐」というインドのコメディ映画。コメディと言うからもっとドタバタ、いきなりテロリストが一緒に歌い踊り始めるお馬鹿映画なのかと思えば、実際はインド・パキスタン分断の根深さを物語る、クスっと笑えるけれども、うーんと考えさせられる、歌も踊りも無しのインド映画。映画祭にも出品されたそうで、つまりはそういう感じの映画です。

映画愛は人一倍、でも全然売れ

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