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毒親、うちの場合

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暴力を振るわれたとか、ごはんを食べさせてもらえないとか、人格否定されたとか、そういうんじゃないんだけど、なんか、家のお父さんとお母さんって、変じゃね!?圧倒的にふつうじゃなくね!…
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#エッセイ

理解されること、理解すること

アホっっちゃうか?と思うぐらい体調悪い。体調というのか、体がどうなってんのかよく分からない。どこがどうわるいのか、自分でも把握できないし、言葉にもできない。ただじっとり寝転んで、スマホで動画見ながら自分を閉じ込めるか、ひたっすら寝るか、もぞもぞ何かを食べて自分を閉じ込めるか。閉じ込めてばっかりだ、

謝ってほしい、償ってほしいと、母に親を求めていた期間が過ぎて、もうわたしは一人ぼっちなんだなあとい

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出きった、

親を、特に母を憎み続け、ネットに悪口書き続けてきました。2年。
最後に、大きな大きな「どうしようもなさ」の波が襲ってきて、しばらく過食が止まらなかった。

感情を直視したら死んでしまうと思って、毎晩、ひたすら胃に食べ物を押し込んだ。わたしの脳内で、胃の血管がむらさきの怒りマークになるほどグロテスクにふくれあがり、血を流しているところが想像できた。体じゅうの臓器が血の涙をながしている。わたしは見えな

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わたしの人生はわたしのものじゃなかった #1 父の生き方

わたしの人生はわたしのものじゃなかった #1 父の生き方

(1)
毒祖母は、自らの命より、墓守としての役割を最重要としている。
毎日、祖父の仏壇に、お茶と煮物?を備えることは絶対で、自分が何を食べたいとかよりも、仏壇に供えるものを優先している。歳とって、無気力で何も食べたくない日でも、自分に鞭打って、供え物のために料理を作り、「食べなあかん」といいながら無理やりご飯を食べている。

春と秋のお彼岸やお盆は彼女の繁忙期だ。墓参りに行くことは絶対で、どんなに

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登場人物、全員死ね

登場人物、全員死ね

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わたしは母に対してジャイアンのようにわがままで、彼女を支配してるところがある。っていうか、彼女が勝手に、激しくへりくだって、スネ夫をやるから、わたしはジャイアンにならざるを得ない。ダメ男製造機みたいな女性っているけど、母は子供をジャイアンニートにしてしまう、いわばジャイアンニート養成のプロなのだ。

すごく悲しいことに、家族に対してジャイアンの人格を持っている人って、外ではスネ夫になって

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気力ビンボーについて

気力ビンボーについて

昔から、「お金ない」「うちは貧乏だから」とつぶやく母を見るのが嫌だった。それは彼女が自らにかけていた呪いだった。
母は、「もったいない」が口癖で、ラップを洗って干して再利用したりしていた。わたしはなんとなくそんな母が気持ち悪くて、耐えられない気持ちになった。そして時々、こっそりラップを捨てていた。

いまなら分かるのだけれど、実際のお金のあるなしとはまた別に、母は、生きてること自体が、生存そのもの

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わたしは美人だった件

わたしは美人だった件

昨日の労働の帰り、お金もないのになんとなく化粧品売り場をうろついた。化粧品に興味がわいたのは久しぶりだった。コンタクトだったから、自分の顔がよく見えて、鏡の前で、テスターから自分に似合うような茶色のアイシャドウを塗ったりしていたら、なんだか大人のまねをしてメイクの練習をしている子供のような気持になって、わくわくしてきた。

クレヨンタイプの、鮮やかな色のアイライナーがほしかったんだけどなかったから

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目上の人との付き合い方について ー「本当のわたし」をわかってほしい病ー

目上の人との付き合い方について ー「本当のわたし」をわかってほしい病ー

ふと気がつくと、いつも目上の人に嫌われていた。パートのおばちゃんやバイトの先輩と、接し方がよくわからない。なんかわからないまま、気がついたら居心地悪くなってて、先輩の嫌なところばかり目について、相手からも超嫌われてる。
しかしその嫌われている相手にさえ、「本当のわたしをわかってほしい」、「本当のわたしと、友達みたいな関係を築いてほしい」と切望し、自分を捧げたりしていた。

わたしは30歳を前に約2

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もっと、存在自体愛されていい

(1)
母に、心からわたしの存在自体を喜ばれたことがない。言い換えれば、わたしの存在そのものは、母を満足させるには不十分だったということだ。存在自体に負い目のあるわたしは、母の求めるままに、いくらでも自分を与え続けた。いい子であり、成績優秀であり、困っている人を助けずにはいられない優しい子どもになった。不満を言わず、それどころか怒りの感情を封印して、母が求める、「こちらの心が明るくなるようなピュア

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サポーターの方にお金をいただいた話

今日noteを開いたら、「サポーターからなんちゃら」という通知がきていて、なんかお金を頂いていることを知った。いままで趣味で文章を書いてきて、noteもブログのつもりで使っていて、最近また書いてみよっかなって再開したけれど、サポート機能とかがあるのを知らなかった。

文章を書いて報酬をもらったのは初めてだった。
最近、もっと文章書いて自分と向き合っていくべきだ、ていうか本当にそうしないと、すぐ人に

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娘を友達にしてしまうタイプの母親

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同性の友達がいない。物心ついたときから、女の子との付き合い方がよくわからなかった。中学のときはふつうにいたんだけど、突然無視するゲームみたいなのあるじゃん、順番で。あれで、わたしの番が回ってきたとき、あとで聞いたんだけど、わたしのキライなところは「ついてくる」「ウザい」ということだった。
中学生の女の子のボキャブラリーなんてたかがしれているから、一体どういう意味なのか、どういうとこがウザい

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