ニューモデルマガジンX

新車スクープや「ざ・総括」を代表としたクルマの辛口批評をメインコンテンツとした雑誌およ…

ニューモデルマガジンX

新車スクープや「ざ・総括」を代表としたクルマの辛口批評をメインコンテンツとした雑誌およびウェブサイトです。メーカーに遠慮しないユーザー本位の歯に衣着せぬ記事づくりを貫いています。 https://www.mag-x.com/

マガジン

記事一覧

+3

マガジンX 9月号は好評発売中です!

『ざ・総括。』 型式認証不正は何が問題なのだろうか?

しばらくBEVは停滞か? トヨタ、ホンダ、マツダ、スズキ、ヤマハ発動機の5社で、型式指定申請に必要な認証試験の不正が見つかった。対象は2輪車を含めて合計38車種、現在…

300

『ざ・総括。』ボルボEX30

オススメ度 評価せず(参考★★★☆☆) こんなはずじゃないのに… ボルボの親会社である中国の吉利集団が開発したBEV(バッテリー電気自動車)プラットフォーム「SEA2…

300

『ざ・総括。』ポルシェ718ボクスター 他

オススメ度 評価せず(参考★★★☆☆) 2000万円の幸福度とは? 911カレラT、ボクスター・スタイルエディション、カイエンSと3台のポルシェに乗った。前号で試乗したタ…

300

『ざ・総括。』自動車業界におけるBEV最新情報

しばらくBEVは停滞か? BEV(バッテリー電気自動車)市場はどうなるだろうか…というテーマで座談会を行ったのは2カ月前だった。すでに販売失速の兆候はあったが、3月以降…

300

『ざ・総括。』ポルシェ・タイカン

オススメ度 評価せず(参考★★☆☆☆) ポルシェは何をしたかったのか タイカンはポルシェ初のBEV(バッテリー電気自動車)として2019年秋に発表された。前身は2015年…

300

『ざ・総括。』スズキ・スイフト

オススメ度 ★★★★☆ Bセグ日本代表になれる出来 5代目スイフトは2023年12月に発表された。2000年の初代デビューからすでに24年。いまだに日本国内向けにMTの設定が…

300
+4

マガジンX 8月号は好評発売中です!

+2

マガジンX 7月号は好評発売中です!

『ざ・総括。』BMW・i5

オススメ度 評価せず(参考★★☆☆☆) 政治が買い物を強制した 前号で試乗したG60型BMW・5シリーズセダンは、900万円という車両価格のため「★評価はあくまで参考」と…

200

『ざ・総括。』日産GT-R(2024年モデル)

オススメ度 評価せず(参考★★★★☆) 気持ちはまだ、若い 2007年のTMS(東京モーターショー)でデビューし、その年の12月に発売された日産GT-Rは、2025年8月で生産が…

200

『ざ・総括。』スバル・レヴォーグ レイバック

オススメ度 ★★★☆☆ 「泥臭い」ほうがまだいい スバル・レヴォーグの派生車種として誕生したレイバックは「都会派SUV」だと言う。レヴォーグの外観を少し変えて、最…

200
+4

マガジンX 6月号は好評発売中です!

2024年のBEVはどうなる?

BEV(バッテリー電気自動車)市場は今後どうなるだろうか?「2030年にはエンジン搭載車の販売を終了しBEV専業になる」と言っていたメルセデスベンツは、2月の決算記者会見…

200

『ざ・総括。』BMW・5シリーズ(セダン)

オススメ度 評価せず(参考 ★★★★☆) これで900万円は安い? G60型BMW・5シリーズは2023年5月に発表された。G70型の7シリーズやi5/i7と同じCLARⅡ(クラスター・ア…

200

『ざ・総括。』トヨタ・クラウンセダン

オススメ度 ★★★☆☆ 昭和の亡霊と令和の悪癖 トヨタの16代目クラウンは、以前取り上げたクロスオーバーがFF系のGA-Kプラットフォームなのに対し、今回のセダンは「MI…

200
『ざ・総括。』 型式認証不正は何が問題なのだろうか?

『ざ・総括。』 型式認証不正は何が問題なのだろうか?

しばらくBEVは停滞か?

トヨタ、ホンダ、マツダ、スズキ、ヤマハ発動機の5社で、型式指定申請に必要な認証試験の不正が見つかった。対象は2輪車を含めて合計38車種、現在生産中の製品もあり、合計513万台にもおよぶ不正である。発覚のきっかけはダイハツの不正を受けて国土交通省が自動車業界85社に社内点検を指示したことからだった。トヨタなどは「認証基準よりも厳しいテストを行っていた」などと言うが、不正が

もっとみる
『ざ・総括。』ボルボEX30

『ざ・総括。』ボルボEX30

オススメ度 評価せず(参考★★★☆☆)

こんなはずじゃないのに…

ボルボの親会社である中国の吉利集団が開発したBEV(バッテリー電気自動車)プラットフォーム「SEA2」を使い、中国で生産されているボルボEX30。いずれベルギーでも製造される予定だが、現在は中国製のみが販売されている。同じプラットフォームからはスマート「#3」や吉利の高級ブランドZeekr(ジーカー)の「007」も製造される。い

もっとみる
『ざ・総括。』ポルシェ718ボクスター 他

『ざ・総括。』ポルシェ718ボクスター 他

オススメ度 評価せず(参考★★★☆☆)

2000万円の幸福度とは?

911カレラT、ボクスター・スタイルエディション、カイエンSと3台のポルシェに乗った。前号で試乗したタイカンはBEV(バッテリー電気自動車)だったが、今回はICE(内燃機関)搭載車だ。RR(リアエンジン・リアドライブ)の356で始まったポルシェは、いまやSUVのカイエンやセダン的なパナメーラを持つ。北米でのセールスを考えれば自

もっとみる
『ざ・総括。』自動車業界におけるBEV最新情報

『ざ・総括。』自動車業界におけるBEV最新情報

しばらくBEVは停滞か?

BEV(バッテリー電気自動車)市場はどうなるだろうか…というテーマで座談会を行ったのは2カ月前だった。すでに販売失速の兆候はあったが、3月以降はBEVの販売が目立って鈍ってきた。しかし、英・ローモーションのように「電動車」の販売台数を調査している会社はPHEV(プラグイン・ハイブリッド車)とBEVの合計を「EV販売台数」と称して発表するようになり、BEV不調を隠そうとし

もっとみる
『ざ・総括。』ポルシェ・タイカン

『ざ・総括。』ポルシェ・タイカン

オススメ度 評価せず(参考★★☆☆☆)

ポルシェは何をしたかったのか

タイカンはポルシェ初のBEV(バッテリー電気自動車)として2019年秋に発表された。前身は2015年に公開されたショーモデル「ミッションE」であり、テスラ「モデルS」などとともにハイエンドのBEVカテゴリーを形成する。本誌評価陣は「日本の常用速度域ではただストレスが溜まるだけ」「つねに重さを意識するクルマ」と評価した。「BE

もっとみる
『ざ・総括。』スズキ・スイフト

『ざ・総括。』スズキ・スイフト

オススメ度 ★★★★☆

Bセグ日本代表になれる出来

5代目スイフトは2023年12月に発表された。2000年の初代デビューからすでに24年。いまだに日本国内向けにMTの設定がある国産Bセグメント車であり、今年5月からインドでの生産・販売も始まった。欧州向けはハンガリーでの生産が始まる予定だ。スズキにとってスイフトは世界戦略の要であり、本誌評価陣は「なかなかよくまとまっている」「国産の同クラスで

もっとみる
『ざ・総括。』BMW・i5

『ざ・総括。』BMW・i5

オススメ度 評価せず(参考★★☆☆☆)

政治が買い物を強制した

前号で試乗したG60型BMW・5シリーズセダンは、900万円という車両価格のため「★評価はあくまで参考」としていたが本誌評価陣は★4つを与えた。その5シリーズと同じ車両骨格を使う今回のi5は、完全電動仕様のBEV(バッテリー電気自動車)で、G60型の5/7シリーズやi7と同じCLAR(クラスター・アーキテクチャー)Ⅱプラットフォー

もっとみる
『ざ・総括。』日産GT-R(2024年モデル)

『ざ・総括。』日産GT-R(2024年モデル)

オススメ度 評価せず(参考★★★★☆)

気持ちはまだ、若い

2007年のTMS(東京モーターショー)でデビューし、その年の12月に発売された日産GT-Rは、2025年8月で生産が終了する予定だ。約18年のモデルライフは驚異的に長く、基本設計とデザインを変えずに第一線で闘えたという点が驚きだ。そして、荒削りで扱いにくさもあった初期モデルと比べて、現在は日本の日常速度域でも300㎞/hの世界を想像

もっとみる
『ざ・総括。』スバル・レヴォーグ レイバック

『ざ・総括。』スバル・レヴォーグ レイバック

オススメ度 ★★★☆☆

「泥臭い」ほうがまだいい

スバル・レヴォーグの派生車種として誕生したレイバックは「都会派SUV」だと言う。レヴォーグの外観を少し変えて、最低地上高を55㎜上げ、タイヤは1サイズ大きいオールシーズンタイプが標準。レヴォーグよりもマイルドな乗り味と扱いやすさをねらったと聞くが、マイルドというよりは「何となく頼りない印象」だと本誌評価陣は語る。その一方で、販売実績ではこのレイ

もっとみる
2024年のBEVはどうなる?

2024年のBEVはどうなる?

BEV(バッテリー電気自動車)市場は今後どうなるだろうか?「2030年にはエンジン搭載車の販売を終了しBEV専業になる」と言っていたメルセデスベンツは、2月の決算記者会見でこれを撤回した。この流れは今後も広がりそうだ。ホンダも含めて「◯年までに電動車だけにする」と宣言したOEM(自動車メーカー)各社は、おそらく年内に「もっと現実的な路線に変更する」「BEV専業への転換はしばらく様子を見る」と言い出

もっとみる
『ざ・総括。』BMW・5シリーズ(セダン)

『ざ・総括。』BMW・5シリーズ(セダン)

オススメ度 評価せず(参考 ★★★★☆)

これで900万円は安い?

G60型BMW・5シリーズは2023年5月に発表された。G70型の7シリーズやi5/i7と同じCLARⅡ(クラスター・アーキテクチャー)プラットフォームの最新版を使う。パワートレインの設定は2ℓ直4ガソリンの「523i」、2ℓ直4ディーゼルの「523d」、完全電動の「i5」のほか、トップレンジM560e用の3ℓ直6も設定されて

もっとみる
『ざ・総括。』トヨタ・クラウンセダン

『ざ・総括。』トヨタ・クラウンセダン

オススメ度 ★★★☆☆

昭和の亡霊と令和の悪癖

トヨタの16代目クラウンは、以前取り上げたクロスオーバーがFF系のGA-Kプラットフォームなのに対し、今回のセダンは「MIRAI(ミライ)」に準じたFR系のGA-Lを使う。HEV(ハイブリッド車)は直4エンジン縦置きレイアウトに4速AT+2モーターで擬似10段変速。これと後軸モーター駆動のFCEV(燃料電池電気自動車)という2種類のパワートレイン

もっとみる